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暗証番号を口頭で… キャッシュレスに挑戦した高齢者の赤っ恥事件簿

2020年08月17日 | 社会・経済

マネーポスト2020/08/16

    昨年10月の消費増税に際して実施された政府のポイント還元事業などで、一気に普及が加速したキャッシュレス決済。「現金主義」を貫いてきた中高年にも広がりを見せた一方、使いこなすのに悪戦苦闘する声も聞こえた。ポイント還元事業は今年6月で終了したが、ここにきて新型コロナ対策での接触低減の観点から、“脱現金”の動きがさらなる広がりをみせている。ただ、それとともに「赤っ恥をかいた」「二度と利用しない」という“現金回帰派”も再び増えているようだ。

 一般社団法人「キャッシュレス推進協議会」が今年6月に公表した調査結果によると、20~60代の約5割以上、70代以上の約4割の消費者が「(政府のポイント還元事業をきっかけに)キャッシュレスを始めた」「支払い手段を増やした」と回答。さらに、新型コロナの流行で、スーパーなどの小売店や飲食の宅配サービスではクレジットカードによる事前決済を推奨する業者が増加している。

 これまで現金払いオンリーだった中高年にも「キャッシュレス化の波に乗り遅れてはならない」という認識が広がりつつあるが、まだまだハードルは高いようだ。新型コロナの流行を機に“キャッシュレス決済デビュー”した70代男性は、「すぐに利用をやめてしまった」という。

「家に寄ってくれた高校生の孫の前でいいところを見せようと、“バーコード決済で支払いが可能”という弁当の宅配サービスを頼んだのですが、支払いの段で何度もエラーが生じ決済ができなかった。若い男性配達員は次第にイラつきはじめ、“次(の配達)があるんで、現金でもいいですよっ!”と言われてしまいました。孫が代わりに操作し、無事に支払いを済ませましたが、面目丸つぶれです」

 別の60代男性もこんな失敗談を明かす。

「期間限定で合計10%のポイント還元があるスマホ決済の存在を知り、娘に頼んでアプリをダウンロードしてもらいました。娘からは“お金もチャージしたからすぐ使える。操作が分からなければ店員さんが教えてくれるから”と言われたのですが……」

 その言葉を鵜呑みにした男性に悲劇は起きた。

「操作もひと通り予習してコンビニに行ったのですが、支払い時に決済画面が開かない。飛沫感染防止シート越しに店員さんにスマホを渡そうとしても“コロナ感染予防のため、操作はご自身でお願いしています”と取り合ってくれない。そうこうしているうちに、レジ待ちの行列ができてしまった。感染予防で間隔を空けて並んでいるから、すぐに列が長くなってしまって凄いプレッシャーです。いたたまれず現金で支払いを済ませました」

 ほかにも「慣れてきたので財布を持たずにスーパーに行き、1万円近い額になるまとめ買いをして、レジで颯爽とスマホを差し出したら、まさかのバッテリー切れ。かごの中身をすべて戻す羽目になった。こういうご時世だから、一度誰かが触った商品にはみんな手をつけたがらない。周囲から白い目で見られて、もの凄く悪いことをしているような気分になった」(70代女性)、「キャッシュカード決済は手書きでサインするものだと思い込んでいたら、店員に暗証番号を求められた。咄嗟に“○○○○です”と数字を口頭で答えたら“お客様、こちらの機械に入力を……”と言われ大恥をかいた」(70代男性)といった失敗談が聞かれた。

 キャッシュレス決済に悪戦苦闘するのは消費者だけではない。都内の個人タクシードライバー(60代)がぼやく。

「組合の方針で一斉にスマホ決済を導入したが、ドライバーは60代後半から70代が中心で、機械の使い方が分からない人が多い。私も配布された機械やステッカーはトランクに積んだままです。ただ、コロナ後はお客さんに“キャッシュレスじゃダメなの?”と聞かれることが増えて……。乗り慣れた人に“あれ? お宅の(タクシー)組合はスマホ決済を導入したはずでは?”と詰め寄られ、しどろもどろになってしまったことがある」

“新しい支払い様式”の広がりは、「便利は不便の始まり」という言葉も想起させる──。


実は・・・
なのだ。
コロナ禍で道の駅のアイスクリーム屋さん自動券売機を導入。
なんか、こういうの嫌なんだよね。
ボタンもたくさんあってさ。
持ち帰り?
なんかめんどくさくてそこへ行くのやめました。
店の人はお金を触らなくていいでしょうけど、我々はお金と券売機のボタンを触らなければならないのだよ。
と、変な言い訳をしながら。
ポイント還元事業も全く無視でした。
だいたいスマホも持っていないのだから。
二つ折り携帯、画面が保護されるからいいのだ・・・・・