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国連総会が決議 ロシア軍即時撤退求める ウクライナ侵略3年 

2025年02月26日 | 戦争と平和

「しんぶん赤旗 2025年2月26日

米国は自らの決議案に棄権

 【ワシントン=洞口昇幸】ロシアによるウクライナ侵略の開始から3年にあたり、国連総会(193カ国)は24日に緊急特別会合を開き、ロシア軍のウクライナからの即時撤退や同国の領土保全を求めた欧州主導の決議案を賛成多数で採択しました。総会は、これとは別に、ロシア非難を避けた米国の独自決議案を修正した上で、賛成多数で採択しました。修正では国連憲章に沿った解決を求める欧州諸国の文言が盛り込まれ、米国は自ら提出した決議案に棄権する事態に追い込まれました。

 ウクライナと欧州諸国が共同提案した決議には、日本を含む93カ国が賛成しました。米国やロシア、北朝鮮など18カ国が反対、65カ国が棄権しました。

 同決議はロシア軍の「即時無条件の完全撤退」を改めて要求しました。「武力による威嚇または武力行使から生じた、いかなる領土の獲得も合法とは認められない」と明言しています。

 また「敵対行為の早期の終結と平和的解決」を求めるとともに「主権の平等や領土保全の原則を含む国連憲章に合致したウクライナでの包括的、公正で、永続する和平」を求めています。

 一方、修正された米国案は、賛成93、反対8、棄権73で採択されました。米国のもともとの案は▽ロシアとウクライナの紛争による人命の損失を悼む▽紛争の早期終結を求める―などの内容ですが、ロシアを非難していません。

 フランスは欧州諸国を代表して、▽ロシアによる侵略の非難▽ウクライナの主権と領土保全の尊重▽国連憲章に沿った公正で包括的な和平―などの文言を追加する修正案を提案しました。フランスの代表は「これは国際法のための投票だ」「ウクライナと欧州諸国抜きでの紛争解決は、武力が法に勝る原則をつくる」と訴えて、修正案への賛同を呼び掛けました。総会は賛成多数でフランスの修正案を可決しました。

 米国は同日開かれた国連安全保障理事会(15カ国)に、総会に当初出した決議案と同じ決議案を提出しました。ロシアや中国など10カ国の賛成多数で採択されました。

 安保理で発言したディカルロ国連事務次長は、ウクライナ和平に関して、「国連憲章や国際法、きょう国連総会で採択された決議を含む過去の総会決議に沿ったものでなければならない」と指摘。安保理で米国の決議案が採択されたものの、国連総会が示した意思を無視しないようくぎを刺しました。


世界はアメリカを中心に動いてはいない。
日本も「賛同」したのは評価したい。
今こそ「日米安保条約」な見直しを!