COP27「損失と被害」基金、EUが支持表明 途上国が求める資金援助、妥結に向け前進
「東京新聞」2022年11月19日
【シャルムエルシェイク=蜘手美鶴】エジプト東部シャルムエルシェイクで開かれている国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で、途上国が求める温暖化による「損失と被害」への基金設立について、欧州連合(EU)が支持を表明した。EUが賛同したことで、途上国と先進国の間で難航する資金援助を巡る議論が妥結に向かう可能性が出てきた。
EUのティメルマンス代表は17日夜、各国代表が出席した全体会議で支持を表明し、「基金設立によって気候変動に脆弱ぜいじゃくな国を支援する」と述べた。EU案は、基金への拠出が国の枠組みにとらわれない幅広い仕組みを想定しており、拠出に慎重な先進国が賛同しやすい形にした。
また、資金援助と同時に温暖化による被害自体を減らすため、温室効果ガス削減量を増やす取り組みの強化も訴えた。「二つの施策はコインの裏と表のようなもの。同時に実行することが重要だ」と述べ、「EUの提案が(意見の違う)締約国同士の距離を近づけることを願う」と強調した。
EU案にはアフリカ諸国や島しょ国、オーストラリア、ノルウェー、インドなどが賛同している。一方、関係者によると、スイスや米国、日本は基金設立には依然慎重な姿勢という
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「対策 お急ぎください」
気候危機 若者ら国会前で訴え
「しんぶん赤旗」2022年11月19日
国内では若者らが国会前で、政府に対策の実行を求めました。キーワードは「お急ぎください」。参加者はキーワードの前に「脱石炭」「先進国として責任ある行動」などの言葉をボードに手書きして持ち寄りました。温室効果ガス削減の有効な対策を実行に移さなければ間に合わないと訴えます。
New ENErationの藤法淑子さん(36)は、アンモニアを石炭に混ぜて燃やすことで二酸化炭素排出を削減するなどの技術に頼る政策を政府が変えない姿勢についてスピーチで触れ、「政府はその技術による削減量を答えなかった。『グリーントランスフォーメーション』の名前で切り札のように持ち出す」と批判。「政府の矛盾にみんなが気づけるよう声を上げていきたい」と訴えました。
フライデーズ・フォー・フューチャー東京の阪田留菜さん(20)は取材に答え、「政府は訴える人の声を聞いているのか。悔しく、怒りを通り越してため息が出る」としながらも、「被害を受ける人を見ると声を上げ続けなければならないと思う。周りも今年の暑さに『やんなきゃやばいよね』となってきた」と語りました。
後継者&利用者募集
どのように利用するかは自由ですが、事前承認を得てください。
散歩道
こんな小さなため池に小さなカモが4羽。
先日の記事といい、日本のお偉いさんは目先の事だけしか考えない、無能の集団になってますからね。
もう、先進国ではないんだと思います、この国は・・。
農園、私になんの縛りがなければ、申し出したいところなんですが、残念です。
(・・;)