1月14日にこの本の(そのⅠ)を、1月21日に(そのⅡ)をアップしましたが、
(そのⅢ)について書き記したいと思います。
著者は、医学博士脳科学専門医・山嶋 哲盛先生です。
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そのⅢは、「アルツハイマー病の早期発見法」について。
知らないうちの細胞膜の錆が進行して、海馬の神経細胞は少しずつ
死んでいき、そして、気がついた時はもう、手遅れです。
なすべきは、早期発見と早期治療です。
まず、自分で「もしかして?」と疑いを持つことが早期発見の第一歩です。
ポイントは昔のことを覚えているか、否か、ではありません。
新しいことを覚えられるか?、最近のことを覚えているか?、そこが重要です。
* 記憶力のテストです *
① 昨晩食べた夕食のおかずを、正確に思い出せるか?。
② 今朝読んだ朝刊の記事の見出しを3つ以上思い出せるか?。
③ 最近見た映画やテレビドラマの内容を、家族や友人に1分で
説明できるか?。
④ 先週末はどこで何をしていたかを思い出せるか?。
⑤ 明日は何をすることになっているのか?、スケジュールや約束を
ぱっと思い出せるか?。
以上のうち、3つ以上正答できるなら心配ありません。
もし一つか二つしかできない場合は、専門医を受診された方が良いでしょう。
ここでいう専門医とは、「記憶の専門医」と言う意味であって、神経内科や
精神神経科、脳神経外科の専門医ということではありません。
脳の解剖を熟知していて、MRIで海馬や楔(けつ)前部のシワが
深くなっていることを発見できる医者ということです。
「記憶の専門医」は、近時記憶障害を把握できる
神経心理テストにも詳しいはずです。
肝心なのは、あくまでも医療機関の性能ではなく、医師の脂質です。
*** 文中より抜粋にて ***
ご参考になさってください。
wordお絵かきにて
3月に入って、春らしさをすこし感じますが、水仙もチラホラと開花が見られます。