今年の10月から、小学生の時にやめてしまったピアノを再開することにした。
再開とは言え、ゼロからスタートである。
しかも、同じ先生から数十年ぶりに習っている。
7ヶ国語話せるT先生。(母国語のほかに、伊英仏西独露 )
今でも毎日ラジオ講座で復習を欠かさない。
まったくもって、スゴイ先生に習っていたものだ。(そして習っている)
バイエルのおさらいも終わりに近づいたので、
「発表会」の曲は、次に使うブルクミュラーの中から選びましょう!
ということになり、候補曲ページをペラペラ。
「もとこんぐちゃん(名前の呼び方は不変)は、3連符が好きだから
これなんかどうかしら?」
曲名: お別れ"L'adieu"
もとこんぐ:「あ~。もう会えないんですねぇ~。」
T先生:「そうなのよ~。もう会えないのよ~。」
「イ短調の曲でね。それでこのあたりから(左ページ下ね)ハ長調になってね。
もしかしたら、また会えるんじゃないかなぁ~?なんてちょっと希望を抱くんだけどね。
またイ短調にもどってね。やっぱり会えないのね
というのが、この曲のストーリーなの。」
もとこんぐ:(おぉ~。なるほど。)
■■解説(または昔話)■■
昔、まじめにフランス語を勉強していたころ、フランス人のイヴ先生はこういった。
「もとこんぐちゃん(フランス人の先生もこう呼んでいたな。)、
"adieu"は、もう二度と会えない『さよなら』なの。
"adieu" はね。"a dieu"(天国で)という意味だから、死ぬまで会えないんだよ。
"au revoir" の"revoir" はね。"re-" (再び) "voir"(=see) (見る、会う)だから、
「じゃあ、またね。」の『さよなら』なんだよ。
■■■通じるって嬉しい■■■
すかさず、「そうなのよ~。もう会えないのよ~。」
と言って、説明を加えてくださったT先生に感謝。
ものすごく勉強になりました。