吃飯了没有?

元中国深セン駐在員のブログ~中国・中国芸能情報・各方面の旅行日記、日本の街歩き情報を配信します。

中国で長期入院②

2011-05-21 20:12:26 | 安全・健康・衛生問題情報
今日無事引越しが完了しました。中国からの荷物も届き、一段落です。新しいアパートは家具・家電付きの部屋だったので便利でした。でも・・・、ゆっくりテレビでもと思って電源を入れ、リモコンで番組を検索しようと思いましたが、リモコンが反応してくれません。電池の問題かと思って入れ替えてみましたがダメ。リモコンを見ると「Made in China」と。納得してしまいました。アパートの業者に連絡を入れ、新しいリモコンを準備してもらえることになりました。こんなところでも中国の悪い品質の被害を受けるとは・・・。

さて、中国での長期入院の続きです。



翌日お昼過ぎ、早くも血液検査の結果が出ました。肝臓の調子を示すデータは明らかに悪くなっていて肝炎であることを示していました。でもA型肝炎もB型肝炎も抗体が出来ていて問題ないこともわかりました。それもそのはず、きちんとA,B肝炎の予防接種をしていたからです。

担当医師は首をかしげてしまいました。「んーーー?何かおかしいなあ~。検査結果がおかしい可能性が高いので再検査しましょう。あなたはおそらくA型肝炎でしょう。」と。検査結果が陰性となっているのに勝手にA型と判断するなーーと心の中では叫んでしまいました。これが中国の病院の実力です。と言いますか、中国のエンジニアもデータ無しに勝手に判断することが多くて駐在期間中本当に悩まされました。

今度の検査は病院内で行うのではなく、別の権威ある病院に血液を送っての検査となりました。2~3日経って検査結果が出ました。結果はいずれの型も「陰性」でした。ますます担当医師は頭を抱えることに・・・。今度は「B型肝炎では?」とまた勝手に型を変えてきました。ここまでくると呆れてしまいました。

病院内では、病院のベッドが最悪でした。日本のような高級なマットを期待してはいけません。マットが硬くて平らではなくボコボコしているので、寝ているとあちこち指圧されているような感じて熟睡は出来ませんでした。また、枕も非常に硬くて寝れたものではありません。さすがに枕にはまいりましたので、会社の上長に無理を言って柔らかい枕を持ってきてもらいました。

夜悩まされたのはこれだけではありません。病棟は空調をつけていないのでかなり暑かったのです。でもここは中国。中国人はクーラーをかけて寝る習慣の無い人が多く、夜は窓を開けての睡眠となりました。暑いよーーー。しかも蚊が一杯入ってくるではないですか!蚊にはさすがにまいったので蚊取りマットをゲットすることが出来、夜の蚊は何とか解決することが出来ました。

部屋にももう一人病人が。向こうは男性であまり話をしたがるタイプの人では無かったので会話は少なかったのですが、向こうも食べ物(水)が原因の肝炎にかかって、もうすぐ退院できるとのことでした。私が入院して5日目くらいで退院していきました。彼が退院した日、朝の点滴を終え昼食の弁当を食べていたところ、突然病院の事務員らしき人がやってきました。

その人曰く「この部屋は一人になったので、隣の部屋に移っていただきます。今すぐ移動してください」と。「今すぐとはどういうことだ?そんな話は聞いてないし、体調が悪いので動きたくない。それに今昼食を食べているのはわかるでしょう?」と反論。すると「そうか!それなら隣のお爺さんにこちらに移ってきてもらうしかないなあ。お爺さんにそんなことをさせるのか?それでもいいか?!」と訳のわからない道理の無いおどしが返ってきました。こんな馬鹿げたことで議論する気力も無かったので、「もういいよ。私が移る!でも昼食くらいゆっくり食べさせてくれ。」とはき捨ててその事務員に出ていってもらいました。

恐るべし中国の病院!中国の病院は病人は病人扱いされません。皆様注意しましょう。明日以降もまだまだ私が体験したおぞましい待遇を紹介します。