盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

無理もない

2018-08-27 17:30:39 | SM
このブログに毎日だいたいいくつアクセスがあるか、ご存知ですか。

平均して 20 台半ば、多い時で 30 台、少ない時は1桁です。

別にそれでいいというか、そりゃ大勢の人に読んでもらえるに越したことはない。
実際、ホームページのほうは 10 年間で 24 万以上のアクセスを頂戴しました。
もちろん読者の方が 24 万人いるわけではなく、何度も読んでくださる方がたくさんいるからてす。

別に私は1日何万アクセスとか「ブロガー」とかになりたくはありません。
しかし私のホームページとこのブログには、何度も読み返すだけの価値がある。
私はプロの物書きとして、胸をはってそういい切れます。

ただし「一部の人にとっては」です。

バブルの時代に「SM ブーム」というのがありました。
「女王様」と称する、黒革のボンデージウェアに鞭を持った網タイツの女性が、毎日のようにテレビのバラエティに登場しました。
「ブーム」とは、必ず終わるからブームといいます。
この傾向はほんの数年で消えていきました。
こんなのは主と隷の関係とは無縁の、形だけのものです。

ではさらに時を遡って、鎌倉、平安、奈良、いや飛鳥時代かもしれません。
権力者の男性(卑弥呼は信仰の対象として除外)は配下の女性を無理やりに手篭めにし、戦があれは敗者の女は強姦され慰み者にされ、勝者の子供を無理やり生まされたりします。

これらは SM と呼んでよいのかもしれませんが、少なくとも主と隷の関係とは無縁のものです。
被虐者が幸せを得られないからです。
縛られ、弄ばれ、おもちゃにされ、時には鞭で打たれ、それでも被虐者がそのことを望みそのことを幸せを抱けるからこそ、主と隷の関係は成立するのです。

私は鞭を3本持っています。
1本は4本の革を自分で編み上げた一本鞭。
よく映画や時代劇に出てきたり、カウボーイが使ってるやつですね。
これは本気で打つと後遺症が残るくらいの威力なので、適度な精神状態でないと使えません。

2本目は1枚の革を9本に割いて(スルメの足が1本足りないような状態)そのスルメの胴体にあたる部分(割いてないところ)を木の棒に巻いて接着したもの。
通称「ナインテール」といって、ただ痛いだけの叩き方もできれば、皮膚を裂くこともできてしまう物騒なものです。

そして3本目は、競馬で騎手が馬を叩いている、いわゆる乗馬鞭です。
これは自作できない(特殊なグラスファイバの棒や繊維が必要)ので、乗馬用品店でプロが使うものを買いました。
これで打つと先端部分の形の跡が体にくっきり残ります。これが美しくて私は好きなのです。

これらの鞭を使ったり、商品ならモザイクを入れないといけない姿で縛られて撮影されたり、バイブレータで半ば強制的にオーガズムに達せられたり、好き勝手に弄ばれても幸せを感じる。
これが一方的な被虐や折檻などとの決定的な違いです。


もしも SM に興味のある女性がいれば、相談には乗りますよ。
しかし主たる男性を見つけるのは至難の技です。
男の 99% 以上は「なんちゃってご主人様」でしかありませんからね。
最低でも私くらいの理論武装は、できなければ話になりません。
仲のよいご夫婦など、可能性はあるかと思いますが。

という訳で、このブログを彼氏や彼女に紹介しようという猫好きの人はいないだろうし(ホームページのほうならいるかもしれませんが)、訪問者数が劇的に増えることもないでしょう。
それでもいいんです。私は書ければ満足なのですから。