店主の徒然ワイン日記

店主の徒然ワイン日記

エッセンシャル・ビジネス

2020-04-22 15:33:07 | ワイン日記

サザコーヒーでランチ。カンブリア宮殿にも取り上げられて一躍人気店に躍り出た、行列ができるコーヒー店もさすかに空いています。天気がよかったのでアウトドア席でゆっくりとコーヒーを頂きました。このあいだまでの混雑が嘘のよう。

その後、コストコに買い出しに。

こちらは平日にもかかわらず結構な人出でした。ここは日用品が安いので近くにあって助かります。県外だったら外出は憚られますからね。

でも、駐車場のナンバープレートを見ると県外のお客さんも結構来ているようです(笑)。

テイクアウトした酒肴でHappy Hour♪

こちらはWineBar CouCouからのお料理です。

自分で調理するとメニュがワンパターンになるので、こうしたサーヴィスを受けられるのは大変ありがたいですね。

メニュは前もって確認の上、合わせるワインを用意しておきました。

ワインは、ネロイブレオ [2017] アジィエンダ・アグリコーラ・グルフィ

何よりもこだわる「ネロ・ダーヴォラ」という品種と「シチリアのテロワール」。熟したブルーベリー、カシス、ドライフラワーのアロマに熟成したニュアンス。鉄っぽさを感じるミネラル。ふくよかな果実味にやわらかい口当たり。旨味と塩気を感じる余韻が長い赤です。肉料理との相性は想像通りに抜群でした。


今回の新型コロナウイルスの感染防止対策として、ニューヨーク州がNYS ON PAUSE令を発動し、「エッセンシャル・ビジネス以外は閉鎖、全員自宅退避」の命令を出しました。ニューヨーク州民の間で「エッセンシャル・ビジネスって、要するに?」という疑問が持ち上がり、「エッセンシャル」で辞書を引くと「必要不可欠な」「極めて重要な」と出てきます。さて、その割と多いエッセンシャル・ビジネスのリストの中に酒屋があります。酒屋がこの非常時の「生活に必要不可欠な、極めて重要なビジネス」とされています。

さて翻って日本では、医療施設や生活必需物資販売施設、食事提供施設などは社会生活を維持するうえで必要な施設と判断され、休業要請の対象外となりました。酒屋もNYの例に漏れず、生活必需物資販売施設と見なされ営業自粛要請外となりました。しかし営業可能とはいってもこんな状況ですから粛々と営業を続けています。しかしNYの酒屋と違って目の回るような忙しさに追われることなく、暇なのでこうしてブログを書いてたりします(笑)。

酒屋がこの非常時の「生活に必要不可欠な、極めて重要なビジネス」として医療機関と肩を並べるとは。

でも考えてみたら、緊急時だからこその酒屋かもしれないと思ったりもして..

時間を見つけては、自家用野菜作りやパン造りに精を出しています。アレルギー体質なので食べるものはなるべく無農薬、無化学肥料のものを選ぶようにしている都合上、野菜もパンも自分で作るようになりました。理想は米も自作したいし、お茶の葉とか養鶏もやりたいくらいですが、まだそこまで時間がありません(笑)。

この季節にだけ採れる三つ葉や絹さやの瑞々しさといったら♪

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内食&宅呑みの楽しみ

2020-04-19 10:07:59 | ワイン日記

新型コロナウイルスが流行する前はデパ地下とか総菜専門店を利用していましたが、この頃はレストランのシェフ手作り「テイクアウト」を多く利用するようになりました。マンネリ化していた「内食用」持ち帰り総菜も、おかけでバラエティ豊かになったのは嬉しいけど、元の平和な世の中に戻ってくれる事が一番!。まあでも、こうしてシェフが腕を振るった料理が気軽に自宅で食べられるようになった事は大いに嬉しい。

こうしてわが家にやってくる料理に合わせてマリアージュさせる「お酒」を選ぶのがまた楽しくて、家呑み用のストックがかなり増殖しています(笑)。ついつい飲み過ぎてしまいます。ここで自制心を働かせないと肝臓に負担が...

スーパーの総菜コーナーは常に人だかりが絶えず、内容も以前より拡充してきています。当然、惣菜店や洋菓子店も三密状態ですね。とはいえ地方都市は都会のような過密っぷりはなく、比較的ソーシャルディスタンスを確保できています。

スポーツクラブをはじめ、映画やライブハウスといった施設は軒並み休業を要請されているせいで、私たちのささやかな娯楽がめっきり減ってしまいました。人々の楽しみが自宅での「食」に向かうのは必然の成り行きです。

田舎は公共の輸送機関が未発達なので、移動には主に自家用車を使います。車の普及率は成人ひとり一台の状態だから、好きな時に好きな場所に移動できる体制は、こうなると便利で助かりますねー(その代わり飲みに行くと「代行運転車」が欠かせないので余計な出費が嵩みますけど)。不要不急の外出を自粛せよとの政府の要請のおかげもあって、普段から空いている道路は更に空いています。で、ちょと遠出して道の駅に行って色々な食材を買い込んで好きなように調理して酒のアテにして楽しんでいます。

この日は肉厚の椎茸をアヒージョにしてみました。椎茸、ニンニク・オリーブオイルの相性って最高です。

 

 

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リストランテ勘十郎

2020-04-16 16:53:45 | テイクアウト

 

新型コロナウイルスの影響拡大により、外出自粛をせざるを得ないケースが増えてきました。その一方でテイクアウトの需要が高まってきています。これまでサービスに対応していなかった店舗でも導入が見られるようになったのを機に、当店とお取引きのある料飲店様を応援することにしました。食べて応援していただければ幸いです。

リストランテ勘十郎

〒310-0836 茨城県水戸市元吉田町1042-12

https://www.kanjuro.jp/

電話番号 029-212-5553

Lunch 11:00~14:00(LO)
Dinner 17:30~21:30(LO) 
日曜日のみ~21:00(LO) 
月曜定休
※定休日が祝祭日の場合は翌営業日がお休みとなります。

うちで過ごそう(^^♪ 充実のテイクアウト☆ 大好評♪イタリアンのオードブル 3500円~
大好評♪イタリアンのオードブル 3500円~
オードブルご注文のお客様には なんと!本格マルゲリータピッツア一枚プレゼント♪
フォカッチャサンド 680円
ピッツァやパスタのテイクアウトメニューも充実☆
お弁当の注文も承っております。デリバリーの際はお問合せ下さい。

#テイクアウト水戸

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オレンジワインとヨー子

2020-04-13 11:12:46 | オレンジワイン

最近、話題のオレンジワイン。幅広い食事との相性が良いことで知られており、 ペアリングを行うレストランなどからも
注目されています。 

白ワインは白ブドウの搾汁から果皮と種子を取り除き発酵させますが、オレンジワインは白ブドウを用い赤ワインと同様に搾汁を果皮や種子と一緒に醗酵させて造ります。長く漬け込むことで果皮や種子に含まれる成分が抽出される為、独特の風味を生み出しオレンジがかった色合いになります。ジョージア(旧グルジア)などの地域ではこのマセラシオン(醸し)の過程が非常に長く、美しい琥珀色となることから「アンバーワイン」とも呼ばれます。

そしてオレンジワインの最大の魅力はフードとのペアリングの幅広さ。タンニンや旨みの強い白ワインということは、白ワインが合うものにも対応するし、軽めの赤ワインが合うものにも対応できるということです。
 
ワインを料理に合わせて何杯も頼むのは面倒くさいし、量もかさむし、高くつく。そんなときはオレンジワインが1本あれば、前菜、魚、肉と無理なく寄り添ってくれる。魚も白身からマグロ、貝類、ブイヤベースや西京焼きまで幅広い。テクスチャー(骨格)もしっかりしているのでコースの中で普段は合わせづらいスープにも合ってくれます。
 
魚の旨みから肉の甘さまで素材を生かすし、クミンなどのスパイスのニュアンスがあるものも多いのでカレー的なスパイスや、サフラン、コリアンダーのようなものも合う。つまりはアジアから中近東、そして北アフリカというエキゾチックな料理も楽しい。
 
天然酵母の発酵の旨みがあるので、味噌や発酵食品など日本ではおなじみの食もいい。いぶりがっこ、野沢菜、キュウリの肉みそなんていう居酒屋的なメニューだってOK。オレンジワインが1本あればいつものワインのバリエーションに彩りが増えます。

+

そして、こちらの「ヨー子」はスパイシーなカレーとの相性が素晴らしく良い。インドカレーの本場では、ヨーグルトと牛乳で作る定番ドリンクのラッシーを合わせるくらいだから、ヨーグルト酒が合わない訳がない。

むしろヨーグルトと純米大吟醸で造るアルコール飲料の方が呑兵衛にはぴったり(笑)。

山形県と秋田県に跨がる、鳥海山麓の牧場から届いた新鮮なヨーグルトと、「楯野川 純米大吟醸酒」を絶妙なバランスでブレンドした濃厚なヨーグルト酒「ヨー子」は、一度呑んだら誰もが虜になってしまいます。

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La Touche Bianco Tavola / ANSELMET

2020-04-10 20:20:55 | イタリア

北イタリア、ダオスタの標高約1000Mの畑から、

わずか3haのブドウ畑から凝縮感のあるワインを生産する優れた白の造り手によるミュラートゥルガウ主体のアロマティックなワイン「ラ・トゥーシュ」。

鰆のオリーブ焼きに、岩塩とレモンを振ったら抜群に合いました。

春の季節の野菜を使った料理にもぴったりです!

https://wineya.com/SHOP/4516254001305.html

高評価を受ける、ヴァッレ・ダオスタ州の白ワインの名手。冷涼な気候が生む美しい酸味に果実味がいきる柔らかな白。 標高700~900mに位置する6つの区画で育った4種のブドウをブレンドして仕立てられます。最も多く使われているミュラー・トゥルガウは、ドイツ原産の品種。冷涼なドイツでも酸味が柔らかに育つことが特徴の品種です。標高が高くきれいな酸を持つワインを得意とするアンセルメが、親しみやすい白ワインを作るにはピッタリの品種です。品種:ミュラー・トゥルガウ/シャルドネ/ピノ・グリス/モスカート・ディ・シャンバーヴ 、追記:ヴィーノ・ダ・ターヴォラ。ヴィンテージはコルクに記載。
 
 面積の5%のみが平地という山国ヴァッレ・ダオスタにおけるブドウ栽培は決してたやすいものではありません。 ブドウ畑は実に海抜800~1,200mの高地にあり、現在わずか27軒のワイナリーしか存在しません。 そのような中注目を集めているのがジョルジョ・アンセルメです。 彼は父親から譲り受けたわずか3haのブドウ畑から凝縮感のある酸の利いた力強いワインを生産しており、非常に高い評価を受けています。

 

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