店主の徒然ワイン日記

店主の徒然ワイン日記

夏越の大祓

2024-06-26 11:23:18 | ワイン日記

毎年6月30日に全国各地で行われる夏越大祓式は、ここ大洗磯前神社でも執り行われます。

その日の参拝は無理そうなので、ちょっと早めに..

水無月の 夏越の祓えする人は

   千歳の命 延ぶといふなり

と歌に詠まれ、平安時代から行われている罪穢れを祓う夏越の大祓。

心身についた罪・穢れを人形にうつし祓い清めることにより、

気持ちを切り替え明るく前向きな生き方をしようというのが大祓の神事。

2024年、早くも後半戦。

無病息災をお祈りしてきました。

御神籤は「吉」。

+

好んで使っているシェーヴィング・クリーム。

そう、私の髭剃りはウエット派なんです。

どうでもいい話ですが(笑)。

そして様々なメーカーのものを使って辿り着いたのがこちら。

フィレンツェを本拠地としたフレグランスメーカーで、天然のハーブを用い、自然治癒や予防医学という思想をもとにした、800年の歴史を誇る世界最古の薬局のものです。

レクター博士も愛用のようです(笑)。

常日頃から「香り」については敏感です。ワインは香りのエッセンスを言葉で表現する必要があり、常日頃から意識して様々な香りに向き合っています。加齢で鈍感になりつつありますが(笑)。

香りと記憶は密接に絡み合います。

ふとした瞬間の香りで、遠い子供の頃の思い出が蘇ったりするんです。その刹那のタイムトラベル、その雰囲気がありありと脳裏に現れるから不思議ですよね。

+

胡瓜の花が満開です。

これからが収穫の本番!

頑張れ加賀太胡瓜!!

 

最近好んで飲んでるお手頃白ワイン。

Verdicchio dei Castelli di Jesi "Classico" / Sartarelli (白)750ml (wineya.com)

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北限ピノ!?

2024-06-20 12:23:12 | ワイン日記

今月のワイン会はWineBar CouCou

珍しいポーランド産のワインが手に入ったので、北限のピノ・ノワール特集として飲み比べを実施しました。

この日は生憎の雨模様で、線状降水帯の発生も予想。

最近の予報は大袈裟です。こんなご時世なので仕方ないですね。

おかけで街にはひと気がありませんでした。

ワイン会が始まる頃には雨は止み、代行呼んで帰る頃には雨上がりの爽やかな雰囲気。

ピノ・ノワールの飲み比べ。

この季節にはぴったりです。

いつも手間の込んだ美味しい料理を提供くださる、シェフには大大大感謝。

カリフォルニアやオレゴンの造り手によるピノ。

面白いのは「ユニオン・サクレ Pinot Noir / UNION SACRE WINES (赤)750ml (wineya.com) 」というモントレーの北側のサステナブル農法を実践する単一畑のピノ・ノワールで、フランス、アルザス地方のワインへのオマージュでワイン造りを行っています。

ブルゴーニュは安心の美味しさ。

特にマルサネは比較的手頃なのが嬉しい。

イタリアの珍しいピノネロも登場。

気候変動、地球温暖化の影響で北の産地の赤ワインが変化しています。 これは長期熟成のポテンシャルを秘めた、例えばこの日飲んだオーストリア産ワインは、エレガントで上質な赤ワインで、大樽熟成による、スモーキーでスパイシーさも感じる赤系果実の香り。甘くしっかりとしたストラクチャーを備えていました。 以前、味わったオーストリアの赤は、大抵色が薄く、風味も乏しいものでしたが、近年のオーストリアは変わり ました。 今後もこうした傾向は続くと思われます。逆に、南の産地は気温の上昇による悪影響を受けて、今までの恩恵を受けることが難しくなりつつあります。 最高のピノノワールの産地とされるブルゴーニュは温暖化の影響により、高品質を維持する為の減産を余儀なくされるなどの高コスト化で、価格の高騰を招いてます。 今後は北の産地にシフトする流れが加速します。

 

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