店主の徒然ワイン日記

店主の徒然ワイン日記

秋茄子は嫁に喰わせろ~ヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ

2020-09-23 13:43:13 | 徒然

世界一美味しいと言われる茄子を「種」から自家栽培。これはイタリアの伝統品種(固定種)で、この辺では売ってないので、この夏、自分で作ってみることにしました

しかし今年は梅雨が長く6~7月いっぱいずっと曇りや雨続き。そんな長雨と日照不足のせいで、残念ながら植えた半分はダメになってしまいました。胡瓜は逆に豊作でしたけど。

8月になって一転して、雨がまったく降らない猛暑が続くと、今度は水不足で苗が枯れる騒ぎ。胡瓜はあっけなく終了。枯らしてなるものかと、ポリタンクに水を満載したものを畑に運んで、かろうじて茄子の全滅は免れました。

数は少ないながらも、生き残った茄子の苗も実を付けるくらいに小さく(無肥料・自然農法なので)育って、ある日、深い紫に染まった茄子の実を見てびっくり。

なんて美しい作品!

古くから栽培されるイタリア・トスカーナ地方の伝統品種で、オペラ歌手のお腹のような形の果実に、トスカーナパープルの美しい発色の表皮、実のしまった果肉は完璧なまでのナスです。

漬物はもちろん、火を通すとトロッとした食感がすばらしく、和洋問わずどんな味付けでも文句なしに美味。

9

月今年は天候不順で思ったほど収穫が叶わなかったので、来夏はお裾分けできるくらい沢山作りたいです。

乞うご期待。

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9月になっても残暑が厳しく、半ばを過ぎてようやく気温20℃中頃に落ち着き、しばらくお休みしていた自家製パン作りを再開しました。天然酵母パンの醗酵に適した26℃に温度を保つのが難しいのが理由です。真夏は自分でパンを作れないので、プロの作ったパンをいろいろと試食するいい機会です。

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高齢著しいチワワの「ピノ」。

視力、聴力、嗅覚など、いずれも殆ど効かなくなり、足腰もかなり弱まっています。

しかし食欲はいまだ衰えず、カミさんの用意するゴハンをぺろっと片付けてくれます。

時たま「うん」まみれになって、丸洗いされて天日干しされます(笑)。

これからだんだん寒くなるのでどうするか思案中。

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モンブランとデザートワイン

2020-09-23 13:36:21 | ワイン日記

トレンティーノ・アルト・アディジェ州の極上デザートワイン「パーシテア モスカート・ローザ」を頂いてみました。

11月中旬の収穫後、更に自然の状態で乾燥させ、糖度を高めて風味を凝縮したブドウからつくられる、芳醇な甘味のデザートワインです。小樽で8ヶ月熟成を経てから瓶熟。熟したキイチゴやレッドカラントとバラの香り、シナモンスパイスも感じさせる素晴らしさ。まだまだ熟成によって美味しくなりそうです。

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チョコとシングルモルト

2020-09-20 16:56:27 | シングルモルト

激しく暑かった残暑もようやく鳴りを潜めて、秋らしい空模様と気温に落ち着いてきました。で、新入荷のNZランドチョコの試食を兼ねて、キャンベルタウン・シングルモルトの大御所と合わせてみました。洋梨とマヌカハニー・チョコ、リンゴとヴァニラテイストのホワイトチョコがニュー・フェースになります。以前から取り扱いのあった人気の塩キャラメル・ミルクチョコも復活です。とーっても美味しいです♪

やっぱ秋はいいなぁ。Welcome 食欲の秋!

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徒然

2020-09-11 10:31:06 | ワイン日記

イヴレスさんでワイン会。

シャンパーニュで腕自慢の造り手が最も密集している地域は、コート・デ・ブラン最南部のプルミエクリュの村々一帯(シャルドネ)と、モンターニュ・ド・ランス真北部から西側の丘陵地帯(小モンターニュ・ド・ランス)にかけてのプルミエクリュ中心の村々一帯(ピノ・ノワールとピノ・ムニエ)であること。「グランクリュの名前に胡坐をかいている奴らには絶対負けないぞ」という職人のプライドが、あまりのうまさに絶句してしまうような衝撃の作品群を生み出します。しかしながら、RMの醍醐味を”個性”に求める時、後者地域の生産者は3品種をブレンドする習慣が根強く、ブラン・ド・ノワールをことごとくプレステージ・キュヴェにしてしまうという問題があります。「あるはずのものが、ない」という葛藤からようやく解放してくれたのが、リイィ・ラ・モンターニュの名手ダミアン・ショーヴェでした。「特定のキュヴェ・プレスティージュ”だけ”が美味しいなど、あってはならない。ここはピノノワールとピノムニエの名産地。これこそを、スタンダード・キュヴェにしなければならない」。同地域は北向き斜面が多く日照量が多すぎないために、ピノ特有のコクのあるうまみと、美しい酸がそれぞれ高い次元で両立できる、類稀な産地です。「魚介類ももちろん良いが、むしろ肉料理に合わせていただきたい」という”職人”ショーヴェ入魂の作品

 

 

 

 

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灯りの効用

2020-09-10 12:48:57 | ワイン日記

ワインに限らず、日本酒とかウイスキー、透明に近い焼酎でも「色」の情報はとても重要です。

人間の三大欲求のひとつ「食欲」と「色欲」を満たしてくれるからです。

えっ、色の意味が違うだろって(笑)。

食事の時は主に濃い電球色を使っているせいで、ワインの色調はやや濃くなる傾向があります。手頃な価格の白ワインの透明に近い液体は極上のムルソーみたいな黄金色を帯びます(笑)。

ピノ・ノワールはまるでシラーの様。

バルミューダのザ・ライトは発売当時から非常に気になっていましたが、

ちょい「高い」のでなかなか買えずにいました。ボルドーの2級格付け上位のワインに匹敵しますから、

なんだか勿体なくて。

しかし幸いにも丸々ポイント還元できちゃいました。

わおっ、蛍光灯や白色LEDとは比べ物にならない解像度の高さに驚きです!

まるで視力が1.0位改善したかの様です。

確かに、これで本を読んだり、細かい書類に目を通したりすると効率アップ間違いなし。

ボクの子供の頃にこれがあったら、成績はもっと良かったかもしれませんねぇ(眉唾)。

ピノ・ノワールの色調が素晴らしくクリアー♪!!

ワインは色、香り、味わいの三要素から成り立ちます。

なによりその三要素はワインを正しく味わうだけでなく、ワインを愛でる上でも欠かせません。

試しに、真っ黒に染めたグラスでワインを飲んでみると分かりますが、

色のなんだか分からないワイン的な液体をのんでも、何の感動も生じません。

カラフルな世界に生きられる幸せを実感します。

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