夏野菜の王様といえばゴーヤ、トマト、キュウリと色々ありますが、今年は茄子の出来が素晴らしいのです。万願寺も元気に育っています。
最近雨が少なく、畑の土の表面は砂漠の様相を呈しているが、野菜が植わっている畝には刈った雑草を厚く敷き詰めているお蔭で、なんとか生きながらえてくれてます。
世界一美味しい茄子と噂される品種がフィレンツェ茄子。
これはイタリア在来の丸茄子品種で、正式には「ヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ(Violetta di Firenze)」という品種名。 トスカーナ地方で古くから栽培され、果肉は柔らかくジューシーで甘みと旨味が強く、加熱するとトロリとした食感が堪りません。
毎年、この種子を取り寄せて、種から苗を育ててから、畑に移植して栽培しています。
そして我が家の炒め物に欠かせないのが鉄板。
ドイツのタークと日本の南部鉄器を使い分けています。
テフロンのフライパンでは決して出せない香ばしい焼き加減が鉄製フライパンを使うと生じるから不思議。
うちはIHヒーターなので中華鍋は残念ながら使えません。
万願寺やオムレツもこの通り。
永く使い込むと油が馴染んで、テフロン加工のフライパンとなんら変わらずオムレツや卵焼きが焼けます。
ご飯がモリモリ進みます。
鉄のフライパンはもう十年以上使い続けていますが、まったく減りません(笑)。
エコです。
テフロン加工のフライパンも使ってますが、こちらは数年で表面が剥げてしまい、あえなく新品交換と相成ります。
フィレンツェ茄子だけでなく、うちの畑の野菜には、所謂「肥料」と名の付くものは一切与えていません。
台所から出る生ごみやコーヒー滓、精米で出る米糠、森で集める広葉樹の落ち葉だけでこれだけ大きく野菜が育つようになりました。
ここまで来るのに10年。健康な土に育ってくれました。