塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

勝又の帽子は大丈夫だっただろうか

2015-03-16 22:50:12 | 日記
 NHK長野支局が夕方6時台に流す番組「イブニング信州」

 その中で昨日のゼルビア対パルセイロの試合映像が放送されました。

 僕が興味深いと感じた場面は、試合内容でも無ければ監督のインタビューでもなく、勝又の「頭」でした。

 彼がスボルメの靴を愛用している事をしっていましたが、インタビューに答えていた際にかぶっていた帽子も、公式スポンサー「デュエロ」の品ではなく、スボルメの物だったためです。

 ここで考えられる事は幾つかあります。

 1・デュエロがパルセイロの帽子を提供していない
 2・したがって勝又は、あえて個人スポンサーの帽子を被った
 3・帽子は支給されてはいるが、クラブも個人の意思を尊重している

 デュエロからすれば、やはり契約クラブの選手が個人インタビューではなく、試合での会見の際は自社製品を身に着けて欲しいと思うはずです。

 恐らく気に留めた方は少数でしょうが、仮にJ2、J1ならばお咎めがあったかもしれません。

 J2に来季昇格すれば、ベースボール・マガジン社刊行の「J2マガジン」を軸に、露出は確実に多くなりますし、ツエーゲンもさっそく取り上げられていましたね。

 ですから今後、昇格をすれな

 「ほんの些細な出来事」

 で、大きなマイナス点が出回る可能性が出てくると感じます。

 それは観客である僕たちもそうですし、今季を下準備として捉えていきたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

物真似されるという人気の尺度

2015-03-16 16:30:50 | 日記
 小堺一機さんが番組で古畑任三郎の物真似をしますね。

 物真似をされるということは、人気者の証であり、真似をする側からすれば俳優だろうがドラマの主人公だろうが、非常に魅力的な存在というわけです。

 ですからじゅんいちダビッドソンが本田圭祐の物真似をして、お笑いで大きな支持を得ている事はミランの背番号10が、今の日本サッカーで大きな影響力を持つ証明になります。

 個人情報問題で揺れているベネッセのCMに出ている事も同様でしょう。

 欧州では

 「どっきりカメラ」

 に俳優でもなく、政治家でもなく、サッカー選手が起用されることが多々あります。

 スペインではイケル・カシジャス、イタリアではフランチェスコ・ココ、クリスティアン・ヴィエリがいたずらの仕掛けに引っかかった過去があるはずです。

 政治家では面白みがない
 俳優は人気職業だが、映画に関心が無い人物もいる
 サッカー選手ならば、顔は知らないが何となく見たことがある

 このような形で政策側は、サッカー選手をひっかけようとしている、そんな気がします。

 中には高額の報酬、美しい妻、代表選手としてのステイタスに関する妬み、

 「有名選手を時にはからかってストレスを発散しようぜ!!」

 という意図があるようにも思えます。

 もし日本でもどっきりカメラが再度流れた時、武藤、宇佐美、柴崎、遠藤というA代表の根幹を担うであろう選手たちが登場し、引っかかったとすれば、J1の認知度が拡大した。

 という証かもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

機械を挟んで会話をする事

2015-03-16 16:21:07 | 日記
 昨日南米の方と思われる方がスーツをお求めになりました。

 その際手持ちのスマートフォンを取り出し、音声入力でしょうか、スペイン語を日本語に変換する、写真を見せて要望の品を探すという仕草を見せ、正直こんな事もあるのだなと思いました。

 音声入力で母語を外国語に変換する仕草、僕はあくまでテレビ・コマーシャルの中だけだと感じていましたが、実際はそうではないのですね。

 僕は幾らかイタリア語を交えてみましたが、

 「言葉が通じないことでストレスが蓄積する」
 「ならば、機械に頼ろう」

 という行動は自然なのかもしれません。

 でも、その方は日本語が殆どスムーズでしたが。

 活躍できる、出来ないはともかく、日本人が諸外国に移籍し、異なる価値観、異なるサッカーに身を置く事が近年増加しています。

 中でもマインツの岡崎のように、2季連続でゴール数を二けたに乗せるという、大きな結果を得た選手も現れ始めました。

 一方でアントラーズに移籍した金崎のように、日本で出直す選手もいますよね。

 諸外国では言葉が通じない事で感じるストレスは

 「疎外感」

 かもしれません。

 どうして皆笑っているのか
 どうして皆怒っているのか

 表情と仕草から窺うことは出来ても、内面と理由までは推し量ることができません。

 一人暮らしの方が帰宅して家の中が静まり返っていても、テレビを付ければそこから日本語があふれ出ますが、諸外国ではそうもいきません。

 マスチェラーノがリバプールを退団する際、妻子がどうも英語に親しめないと語りましたが、夫だけがスペイン語を話す家庭が、夫が働きに出ている間の寂しさを紛らわすのは、やはり難しいのでしょう。

 機械を仲介にやり取りをするのは、今後サッカーでも通訳を言う職業が無くなる可能性もある、そんな気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

主力の後釜を見つけると言う行為

2015-03-16 01:57:25 | 日記
 リバプールがジョーダン・ヘンダーソンをジェラードの後釜にするという話を聞きました。

 一方でロジャースを含むクラブ首脳陣があまりにジェラードの後釜さがしに躍起になれば、プラティニ引退後のユーヴェのように、自ら首を絞める結果になると思います。

 彼らがイタリア王者としての風格を取り戻したのは、1995年に外部(ナポリ)から指揮官にリッピを招聘し、怪我が多くなっていたバッジョ、つまり特定のプレイ・メイカーの体調に左右されない戦術。

 これらを導入した結果でしたから。

 つまり、ジェラードの後継者、そのものを見つけること、育てる事が

 「無い物ねだり」

 だと思います。

 これと対になる例がバルサでしょうか。

 バルサはグアルディオラ、シャビ、そしてイニエスタと中盤で前任者と同様か、それ以上の働きが出来る選手を輩出してきました。

 これはクラブが意識的に育成した、とは言い切れませんし、選手各々が

 「前任者からの受け継いだ形」
 「そして自分が今を担う責任感」

 を自発的に、つまり周囲から依存された形では無く育んだ形と言えるでしょう。

 天才は調子に波がある。

 サッカーではよくこの言葉が用いられます。

 天才は今自分がやろうとしていた、まさにその瞬間に指揮官から小言や提案をされると、そのやる気が一気に沈んでしまう人物を指すと思います。

 子供の時

 「宿題は大丈夫?」
 「明日の準備をしてから寝ろよ」

 と指摘された際、著しく不快になったことは皆さんもあると思います。

 バルサ、リバプールに限らず、真のスターが引退、退団をした暁には、むやみやたらに補強をするのではなく、自分たちの原石に適切な言葉を賭けた方が良い結果になる。

 そんな気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若い時の躓きと壮年期での輝き

2015-03-16 01:35:37 | 日記
 人生は10代、20代のうちに苦い思いを味わっていると、30代、40代で楽になると感じます。

 僕も来年は40歳になり、壮年期の突入しますが、大学受験の落選、一番最初の仕事を半年で自主退社した、今になっても交際相手はおろか、妻をめとる予定が無いなど、不確定要素は多数あります。

 でも、人生後半の体力が無い中での失敗よりも、若い時の失敗が良薬となる方が、案外人生は充実するかもしれません。

 僕のスーパーではウイスキーの老舗、バランタインの12年物の小瓶が売られています。

 小瓶でも4桁の価格がその凄さを際立たせていますが、こうした熟成された品をみれば

 「僕もこういう高い酒が似合う男になりたい」
 「最近、昔よりも良い顔つきになってきたのではないか」

 と自分を鼓舞する材料になるものです。

 一方でサッカー選手は、若い時の躓きがどうしても晩年に影響してきます。

 フェイノールトでその輝きを垣間見せた小野伸二と宮市亮。

 しかし、どちらも故障の多さが原因となり、その選手計画は見直しを余儀なくされました。

 勿論ロベルト・バッジョのように、故障で幾度も失意を味わいながら、その度に周囲の信頼を得てきた選手もいますが、彼の例は稀有でしょうね。

 トッティ、ディ・ナターレというセリエAの名物選手も同様で、30代後半という誰もが

 「彼等は限界」

 と見なす年齢を吹き飛ばす活躍が出来る選手は、更に稀ではないでしょうか。

 僕はワイン、清酒を父との晩酌で幾らか嗜みますが、やはりウイスキーは格別です。

 それは樽詰め、つまり若い時の輝きよりも、寝かせて味を洗練させる熟成期間を経た方が深い味わいを持つ、つまり壮年期から老年期こそ、人間の本質をついているように思う為です。

 それはサッカーでも30代後半の選手が重宝される理由かもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする