塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手が靴の定価を抑えた事実

2025-02-20 20:42:13 | 日記

 以前にも書きましたが、過去のNBAでは選手が自ら

 

 「廉価版の靴を企画して販売する」

 「僕たちも貧しい家庭だったから、子供と両親の気持ちはよくわかる」

 「量販店で購入できたらいいよね」

 

 と立ち上がる事例がありました。

 

 1994年と95年のNBA王者であるヒューストン・ロケッツ。

 

 そのセンタープレイヤーのハキーム・オラジュワンは、1984年の入団当時は「エトニック」と契約しますが、優勝時は名門スポルディングと契約し、シューズの販売網を「ウオルマート」に任せます。

 

 日本では出店がありませんが、全米規模で店舗があるウオルマートで購入でき、しかも著名選手の靴が安いという利点(日本では9800円でした)で、当時は大きな反響があったものです。

 

 またニュージャージ・ネッツ、ミネソタ・ティンバーウルブスに在籍したステフォン・マーブリーも、希望小売価格が日本円で5000円程度の靴を企画し、実際に自分が履いてその魅力を伝えたものです。

 

 現状サッカースパイクは、幅広対応や軽量性、復刻版など多岐にわたる機能が充実していますが、当然そこには原価を回収するために、希望小売価格が高いというデメリットもありますよね。

 

 今はサッカースパイクよりも「米問題」のほうが、多くの家庭で悩ませているように、企業は案外機能と軽量性を無視した、単純なスパイクを企画、流通させた方が支持を得られるのではないでしょうか。

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