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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて感じる代理人のありがたさ

2017-02-06 01:17:39 | 日記
 僕の会社では定期的に上司と面談を行います。

 その時に思うことは、サッカー選手は代理人がいてありがたいだろうなあというものです。

 よくプロ野球では年俸調整から様々な諸事情まで、選手が球団側と交渉し、不当に給料を安く提示される、代理人ではなく弁護士が出席する、という点が話題になります。

 改めてサッカーにおける代理人が、どれだけの批判を受けながらも

 「選手にとってありがたいものか」
 「逆にメンデスを筆頭に、有名になればなるほど落ち着く時間が無い」

 という過酷な職業化も見えてきます。

 僕は責任者から信用されていないことを理解しているので、面談は早く終わってもらいたいとしか考えていません。

 しかし代理人はどんなにクラブと折り合いが悪くとも、選手の未来のために

 残留するのか、夏に移籍するのか
 残留とすれば給料はどうなるのか

 など、詰める作業が数多く出てきます。

 特に移籍市場が閉まる8月31日は、クラブと代理人がとにかく息詰まる交渉を行うことで知られ、過去にはインテルがレアルのロナウドを売却し、世界中が仰天したこともありました。

 当然の事ながら、語学に精通していることはもちろんですが、選手だけでなく妻や両親とも懇意にする必要があるでしょうし、交渉は何もクラブだけとは限りません。

 これはバスケットの話ですが、アレン・アイバーソンはリーボックの顔として知られましたが、フィラと契約する可能性もあったそうです。

 彼の代理人はデビッド・フォークという人物でしたが、アイバーソンの母親は彼に

 「どうしてフィラと契約しなかったのよ!」
 「彼らはリーボックよりも3億円も高い報酬を準備していたのに!!」

 と罵ったと言われています。

 リーボックと契約したことは大正解でしたが、フォークからすれば不当なクレームだったに違いありません。
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英国貴族に代表される買い物の方法論

2017-02-06 01:01:06 | 日記
 英国は現在でも階級が垣間見えることで有名ですが、資産を持つ人間は一見してもそうでないように見えます。

 英国はサッカーだけでなくテニス、そしてハンティングなども盛んであり、王侯・貴族の血を受け継いだ者は、莫大な土地やオールド・カーを大切に手入れをしながら受け継いでいます。

 そんな彼らは、長年愛用した長靴やセーター、ズボンで過ごしており、傍から眺めただけでは

 「金持ちには見えないどこにでもいそうなおっさん」
 「どうしてこの人物が資産家なのか」

 と疑問を持つ方もいるとのこと。

 これは出発点が違う、という意味合いがあります。

 彼らが着ている服は、購入した時点で修繕を前提として長く付き合うだけの品質と職人が存在する、ここが僕らの買い物と違います。

 チャールズ王太子が、40年近く修理を重ねながらジョン・ロブを愛用していることは有名ですが、一見金持ちには見えないおっさんも

 「最高品質の衣類を修繕し、愛してやまない」
 「その衣類をお直しできる環境が、そこにはある」

 という意味があるわけです。

 エルメスやロエベなどの皮革製品は、中古でも触っただけでその違いが誰にでもわかります。

 皮は今後、安定供給が見込められるかわかりませんから、彼らとしても鞣しの技術を受け継いでいくのは至難かもしれません。

 例えばアスレタが最初に発売したスパイクを本革にしたのも

 「本革こそが伝統である」
 「マイクロ・ファイバーなど、最新の技術ではなく、末永く使ってもらえる材料」

 を目指したため、と推測します。

 アディダスの名品「コパ・ムンディアル」に代表される本革スパイクも、消費のサイクルが長く、手入れをしながら履くことで愛着がわく点では、貴族階級と同じ、と言えそうです。
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