2016年、イングランドでレスター・シティがリーグ優勝を果たした際、地元レスターのファンですら度肝を抜かれました。
レスター・シティといいますと
駆け出しのころのギャリー・リネカーが在籍
ジェイミー・バーディというイングランド代表まで駆け上がった選手のおとぎ話
エヌゴロ・カンテという存在を世界が知る
ことにもなりましたね。
これほどの大きな衝撃ではありませんでしたが、同様の「稀有」な出来事はイタリアにもあります。
特に1986年のスクデットは、前年優勝のユヴェントスではなく、ACミランとインテル・ミラノという、北部の老舗でもありません。
「エラス・ヴェローナ」という、イタリア本国でも完全にノーマークなクラブが優勝し、国内を騒然とさせたのですね。
デンマーク代表のエルケアが在籍したエラス・ヴェローナですが、2000年代に指揮官のデル・ネーリとともに、一世風靡した
キエーボ・ヴェローナというクラブの存在
主軸のエウシェビオ・コリー二は、イタリア代表に選出されても不可思議ではない名手
という存在の陰に隠れていたものです。
しかし、キエーボ・ヴェローナは財政問題に揺れ、今は存在しませんね。
従ってエラス・ヴェローナは都市ヴェローナを背負う形となっているわけです。
アタランタが仮に2024-25シーズンのスクデット獲得をすれば、レスター・シティ以上の衝撃か
指揮官ガスペリー二は、代表監督候補にまで上り詰めるかもしれない
という状況が、ある意味でイタリアの伝統を感じさせます。
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