塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーにおける御伽噺

2024-12-19 21:30:12 | 日記

 2016年、イングランドでレスター・シティがリーグ優勝を果たした際、地元レスターのファンですら度肝を抜かれました。

 

 レスター・シティといいますと

 

 駆け出しのころのギャリー・リネカーが在籍

 ジェイミー・バーディというイングランド代表まで駆け上がった選手のおとぎ話

 エヌゴロ・カンテという存在を世界が知る

 

 ことにもなりましたね。

 

 これほどの大きな衝撃ではありませんでしたが、同様の「稀有」な出来事はイタリアにもあります。

 

 特に1986年のスクデットは、前年優勝のユヴェントスではなく、ACミランとインテル・ミラノという、北部の老舗でもありません。

 

 「エラス・ヴェローナ」という、イタリア本国でも完全にノーマークなクラブが優勝し、国内を騒然とさせたのですね。

 

 デンマーク代表のエルケアが在籍したエラス・ヴェローナですが、2000年代に指揮官のデル・ネーリとともに、一世風靡した

 

 キエーボ・ヴェローナというクラブの存在

 主軸のエウシェビオ・コリー二は、イタリア代表に選出されても不可思議ではない名手

 

 という存在の陰に隠れていたものです。

 

 しかし、キエーボ・ヴェローナは財政問題に揺れ、今は存在しませんね。

 

 従ってエラス・ヴェローナは都市ヴェローナを背負う形となっているわけです。

 

 アタランタが仮に2024-25シーズンのスクデット獲得をすれば、レスター・シティ以上の衝撃か

 指揮官ガスペリー二は、代表監督候補にまで上り詰めるかもしれない

 

 という状況が、ある意味でイタリアの伝統を感じさせます。

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