塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ル・コックが過去に示した可能性

2016-02-27 00:16:11 | 日記
 最新号の「レイク」が興味深い記事を掲載しています。

 82ページにその記事はあり

 「スエットパンツはおよそ1世紀という長い歴史を持っている」
 「グレイのニット地で作られた最初のジャージーパンツは、1920年代後半にル・コックスポルティフのエミール・カミュゼによって考案されたものだといわれている(中略)」

 とあります。

 ル・コックはサッカー、そして自転車競技ファンではお馴染みですが、スエットの原点を作ったと言えそうです。

 最新号のGQジャパンで、ウッチーが最新のアディダスを着て撮影に挑んでいました。

 サッカーに限らず、スポーツ・ジャージというのは、スーツやデニムよりも市場の拡大が顕著と聞きました。

 確かに、最近のデニムは

 1・ストレッチ素材が基本
 2・エドウインのジャージーズがジャージ風のジーパンという先鞭をつけた
 3・テーラードの上着にも合うデザイン

 という形で、米国の伝統的デニムと共に、新しい価値を示しています。

 僕も最近ジャージ、これは家で愛用するリラクシング・ジャージですが、これは通常の商品とは異なり

 また上がさほど深くない
 テーパードの細身デザイン

 が特徴で、運動用、本当のジャージよりも格段に洒落て見えます。

 ル・コックに限らず、トラックジャケットやウインド・ブレイカーは各ブランドが発表していますが、今はメゾンでもジャージを発売しており、より過酷な競争が待っている可能性があります。
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サッカーも化粧品も、根っこは一緒

2016-02-27 00:08:40 | 日記
 マックス・ファクター 綾瀬はるか
 カネボウ 北川景子
 花王 菅野美穂
 コーセー 上戸彩

 他にも資生堂が篠原涼子など、大手化粧品会社は洋の東西問わずに、女優を美の対象としてエンドーサーに指名します。

 そこには

 自社の化粧品と女優の合致
 売り込みたい化粧品の年齢層や旬、そして実力

 など、様々な要因があるのでしょう。

 これ、サッカーブランドが契約選手を迎えるときと、基本は同じ作業ですよね。

 最近はアディダスの人気が顕著でポール・ポグバが契約すると囁かれています。

 アディダスに限らず、ブランドが契約選手を選ぶ際は、実力、容姿、個性など様々な見解を必要とするでしょうし、自社製品との合致は特に注意が必要です。

 過去、衰退していったブランドを顧みれば

 1・人気選手との契約が終えた後での露出が衰退
 2・選手が故障に見舞われ、出場機会を失う
 3・他社が契約選手を奪う

 という幾つもの事例があります。

 僕は今でも、靴とジャージにおける史上最高のセールパーソンは、マイケル・ジョーダンだと確信しています。

 今でもジョーダンの売り上げが顕著なのは、それがシリーズ化されているだけなく

 ジョーダンが優勝とMVPを独占した
 ジョーダンは決して、試合を欠場しなかった

 という特徴があります。

 サッカーでも、試合に出場することは、本当に大切ですからね。
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戦争の皮肉から生まれたある種の利点

2016-02-26 22:22:20 | 日記
 服飾史では時に、カムフラージュやアーミージャケットを含む、軍服の歴史が組まれます。

 戦争では大佐や将軍のような後方で構えている人物でさえ命を落としますし、軍服の品質を高めることは、人員の補充、人命救助という点で大きい為です。

 その軍服の影響をサッカー、そしてスポーツも受けています。

 戦争が起こす、ごく少ない利点かもしれません。

 (別の利点とは、軍による災害救助、缶詰や瓶詰などの保存食の誕生と改良など)

 利点その1 スエットの上下

 チャンピオンのスエット、特にリバースウイーブはスエットの代名詞として有名ですが、米軍はチャンピオンから納品を受けていました。

 チャンピオンが1992年バルセロナ五輪、米国代表にジャージを提供していたこことは有名で、2003年にはパルマのスポンサーになりました。

 中田英寿在籍時のことですから、印象に残っている方も多いでしょう。

 現在ではヘインズがカジュアル、ゴールド・ウインがアスレチックという分担する形で、日本市場でも高い人気を誇ります。

 利点その2

 今季からカッパになりましたが、ナポリは昨年までボローニャに本社を置く、マクロンと掲載していました。

 デニム調のデザイン
 迷彩デザイン
 ナポリ伝統の空色のデザイン

 マクロンは相当な知恵を絞ってジャージを供給していましたが、もし戦争で迷彩がデザインされていなければ、ナポリの選手たちが着る機会は無かったかもしれません。

 利点その3

 靴や靴下、鞄などでも迷彩は人気です。

 また、地震の多い日本では非常食も大切ですし、これも戦争によって得た知恵と言えます。

 戦争の皮肉さが、上記の利点に繋がっています。
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悪童こそ、こんな言葉が必要か

2016-02-26 22:12:28 | 日記
 グアルディオラが完全無欠でない事はみなさんもご存知ですね。

 マンジュキッチとミュラー(バイエルン時代)
 イブラとボーじゃん(バルサ時代)

 というように、彼に反目した選手は何人もいます。

 特にイブラは

 「グアルディオラの糞野郎!!モウリーニョにびびってんだろう!!」

 と痛罵し、マンジュキッチはたとえコーヒー一杯でも、彼と同席はしないと苦々しく語っています。

 シティの関係者は既に

 「グアルディオラ政権における人員整理」
 「ユースにあれだけの力を注いでいるのに、抜擢はあるのか?」

 と思案している様子です。

 上記の選手たちは、其の多くが悪ガキと肩書きが付けられる場合が多いですが、むしろ悪ガキほど

 「君は君らしく振舞ったらよいよ」
 「90分の中で一瞬でも、らしさを見せてほしい」

 という、愛情あふれた言葉を求めているようにも思えます。

 でも、指揮官すればこのような声掛けをすることも難しいのでしょうが。

 僕はアンチェロッティの考えに近いと勝手に解釈していますが、それは彼が

 「人間は良い一面もあれば悪い一面もある」

 事を強く認識しているように思えるためです。

 グアルディオラはきっと自身の思想こそが最適であり、だからこそ周囲にその最適を自身が思う「完璧」に仕上げるために、周囲が疲弊して嫌悪してしまうのでしょう。

 グアルディオラがイブラを遠巻きに見ていたのも、やはり彼の心情を観察していたのかもしれません。

 
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戦争、紛争、そして遺恨、サッカーにおける警備の難しさ

2016-02-26 16:51:11 | 日記
 塩野七生三の著作を読んでいますと、サッカーでトルコとギリシャの試合が荒れることがよくわかります。

 サッカーは都市国家という形で成立していると言われますが、一方が進軍し都市を制圧しますと、支配権はその都市だけでなく、国全体に関与しますからね。

 日本対韓国
 イングランドタイスコットランド
 アメリカ対メキシコ

 というように、戦争と紛争がどれだけ現代の今でもその傷痕を残しているのか。

 サッカーの弾幕、声援で見えてきます。

 国対国の諍いよりも、まだJの国内での諍いは穏やかと言えるでしょうが、警察のような治安を守る方からすれば、有難いでしょうね。

 長野対松本
 福島対山口

 のように、幕末の動乱期から生まれた遺恨も現在ではさほど顧みられない要素です。

 でも、サッカーではそれらが爆発するわけです。

 アルディージャとレッズのように、同じ都市内でクラブが人気を分けることもありますし、東京都のように

 「23区で洒落た場所」
 「ダサイ駅名」

 というように、ひとくくりでは出来ない場所もあります。

 ゼルビアや横河武蔵野などは、それらの個性をまとい、FC東京に挑んでいるのかもしれませんが、むしろ東京という固有名詞を背負うFC東京のほうが、苦しい立場なのでしょうか。

 サッカーでは他の競技では見られない、この遺恨が目立つことが警備を厄介にしています。
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