塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パルセイロ、あわや大惨事という中で

2016-02-23 02:00:07 | 日記
 先日、長野パルセイロのチャーター・バスから火が起こり、危うく大惨事になるところでした。

 僕は定期的に自分で車の清掃、洗車を行いまして、その際に自分なりに問題が無いか注意しています。

 火災の原因がバスの構造の問題なのか、単純に製造が古い車体のためだったのかはわかりませんが、選手たちは安堵したことでしょう。

 バスに限らず、選手たちは移動で多くの乗り物を使います。

 デニス・ベルカンプが飛行機を徹底的に避け、陸路でチャンピオンズ・リーグの会場に向かう話は有名でしたが、航空機といのはいつの時代でも選手からすれば厄介なのでしょう。

 スペルガの悲劇 トリノの選手たちが命を落とす
 ミュンヘンの悲劇 ユナイテッドの選手たちが命を落とす

 飛行機事故で主力を失ったトリノがその全盛期を終え、ユナイテッドが欧州で勢力を盛り返すためには10年の月日が必要でした。

 トリノの主力、ヴァレンティノ・マッツオーラの息子、サンドロがインテルと代表で主力となる
 サー・ボビー・チャールトンが飛行機事故から生還し、今でもユナイテッドのアイコンである

 という事実は有名です。

 それは事故と栄光の対比という点で、人々は語らざるを得ないのでしょう。

 でも両名の心には、今どんな思いが去来しているのでしょうか。

 飛行機事故も車の事故も、天候の問題、人為的な物など起きた理由は様々です。

 一方で乗り物無しでサッカー自体が成り立たないことも事実であり、改めて運転手の方へのしかかる負担を考えるべき時と思います。
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トッティの苦悩、スパレッティの決断

2016-02-23 01:47:22 | 日記
 2000年代初頭のナンバーがサッカー特集を組むとき、どれだけ中田英寿とローマ、加えてイタリアを意識していたかが、再読するとよくわかります。

 特にローマ移籍後の苦悩、スクデットの獲得、パルマへの移籍と彼の足跡を追うと、当時のイタリア・サッカーの状況がさらに克明になります。

 当時はスクデットが射程距離にあったパルマは破産してしまいましたし、ラツイオとのコパ・イタリアで崩れ落ちたロナウドが、その後レアルに移籍するなど、当時は考えることすらできませんでした。

 そして中田と同じように、取材対象として持ち上がったのが、そうトッティです。

 日本のメディアからすれば

 ローマの絶対的存在
 トッティの代役としての中田

 というように、対比、そしてイタリア代表のエースは、取材対象としては最適だったと言えます。

 また、彼はローマ生まれのローマ育ちということで、日本サッカーにおける育成の大切さを、改めて感じさせる存在でした。

 そのトッティも40歳となり、リュディ・ガルシアの後任人事として就任したスパレッティの起用に対し、不満を見せています。

 スパレッティと言えば

 ローマで4-2-3-1のゼロ・トップを確立
 コパ・イタリアの優勝とリーグ2位

 という好成績を残した指揮官です。

 でも、スパレッティ就任後、トッティはわずか33分しか出場機会が無いそうで、このままいくと退団か引退かのどちらかを選ぶと心中を漏らしています。

 スパレッティとすれば

 「未来も見る、そしてファンの感情も見る」

 という難しい任務を遂行する形であり、正直よくオリンピコに戻ったものだと感じてしまいます。
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アジア・チャンピオンズリーグも本家と同じ道を示すのか

2016-02-23 01:38:18 | 日記
 欧州各国リーグが

 「チャンピオンズ・リーグ出場のための予選リーグ」

 と指摘されるようになって随分と経ちます。

 難しいのは近年のユヴェントスのように、リーグでは優勝できてもチャンピオンズ・リーグでは準優勝が精いっぱい、もしくはリバプールのように、チャンピオンズ・リーグは良くとも、プレミアでは不振。

 という逆転現象をどう捉えるかです。

 バルセロナのように

 「二兎を追って二兎を得る」

 事は、やはり稀な事例と言えます。

 今季からアジア・チャンピオンズリーグの優勝賞金が、日本円で3億5千万円になり、出場意義は幾分大きくなりました。

 ヨーロッパ・リーグの優勝賞金も同額と言われていますから、まんざらではないのかもしれません。

 そのうちJリーグに限らず

 「国内リーグはアジア制覇の第一歩に過ぎない」
 「アジアで名を売り、世界に飛び出る為のリーグ」

 という認識が増すのでしょうか。

 僕はしばらくは現状だと思います。

 それは広範囲の移動、そしてその戦いに見合う報酬がまだ準備できていないと考えるためで、アリババのような中国企業がスポンサーになれば、賞金はさらに倍増するようにも感じます。

 FC東京がチョンブリをホームとはいえ9-0で破ったことは衝撃でしたが、今季のチャンピオンズ・リーグ、日本勢の戦いぶりはどうなるでしょうか。
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