我々国民も反省しなければならない

今国民生活が苦しいのは政治が悪いからだ。政治が悪いのは政権与党である自民党の政治が悪いからであり、自民党を操る財務省が悪いからでもある。立憲民主党も代表の野田佳彦は民主党の一丁目一番地の公約を破り消費税増税を強行した詐欺師であるから自民党が悪くても立憲民主党に政権を任せるわけにはいかない。

しかしなぜ自民党が永年政権に就いているかといえばそれは国民が自民党に投票してきたからに他ならない。そして選挙を棄権する人は政治に文句を言う資格さえない。政治に関わることを自ら放棄しているのだから。

そして自民党の腐敗のほとんどは小泉純一郎が総理総裁になり構造改革をやったことに起因する。

改革しかない。この道しかない。痛みを伴う改革。熊しか通らない道路。三位一体の改革。無駄の削減。

といった絶叫に騙されて国民が小泉純一郎を支持してしまったからだ。

緊縮財政で増税と歳出削減路線を敷いたのは小泉純一郎だ。農家を苦しめてきたのも小泉純一郎だし、公共事業を削減し世界に誇れた日本の建設能力を破壊したのも小泉純一郎だ。医療費を削り社会保障を崩壊させてきたのも小泉純一郎だ。

もちろん竹中平蔵もいるし、その背後には財務省や経団連もいる。

しかし「痛みを伴う改革」をやると小泉純一郎が絶叫したらその改革に耐えれば国民生活が良くなるわけでもないのに小泉純一郎に支持を与えた国民に責任がある。日本は民主主義国家だし、実際郵政民営化選挙で熱狂してしまった。

私もそうだ。小泉純一郎の改革で日本が良くなると思い込んでしまった。当時は成人しておらず選挙権がなく自民党に投票せずに済んだのは不幸中の幸いだが。

そのことを反省しなければならない。若い人はそのことを教訓にして欲しい。賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ。国民が小泉純一郎に騙され自らの首を絞める改革を支持してしまったことをだ。

マスコミも新聞、テレビは小泉純一郎を支持したし、小泉純一郎の構造改革を反省する動きもない。それどころか軽減税率という飴と税務調査という鞭で完全に財務省の犬になっている。

国民民主党を支持する若者を新聞を読んでいない若者などと財務省と自民党の御用学者である田崎史郎は莫迦にするが、新聞など財務省や小泉純一郎のプロパガンダ装置に過ぎない。そんな新聞を読んでも洗脳されるだけだから、不買・解約が望ましい。

テレビは新聞ほど一本調子ではないが、ワイドショーは財務省の緊縮財政のプロパガンダだから観ないことが望ましい。まあ見て批判するのも悪くはないが、あまり勧めない。見ない方が時間の有効活用だと思うからだ。

公共事業は入札してももう応札されないことがざらになってきた。陥没した道路を直す能力もないのだ。公共事業費を「無駄」と削減して建設会社を倒産に追い込んできたからだ。新聞やテレビでそのことへの批判や反省はあるか？ないのだ。マスコミは公共事業削減の片棒を担いできた共犯者だからだ。

社会保障費用も負担は上がる一方だ。新聞、テレビは少子高齢化だから国民に痛みに耐えろと言うばかりだ。だがGDPが順調に増えていればそんなことはなかったはずなのだ。必要のない財政再建のために緊縮財政を強行した結果だ。まずは緊縮財政を止めなければならない。

郵政民営化も良くなったことなど何一つない。郵便料金は上がる一方だし、郵便局員はノルマに追われて自殺する局員もいる。郵便局ブランドにより騙された高齢者も少なくない。自民党は郵政ネットワークを維持するために年間650億円拠出しようと言い出している。これが郵政民営化の結果だ。しかし郵政民営化で郵便局がどうなったかを報じるのは西日本新聞だけだ。他の新聞は頬かむりだ。だからマスコミを信用してはいけないのだ。

財務省解体デモは全く正しい。財務省の緊縮財政が日本をここまで破壊したからだ。しかしそれを国民が支持してしまった反省なく財務省が悪いというだけでは同じことの繰り返しになるだけだ。

政治に関心を持ち、かつて誤った小泉純一郎・竹中平蔵の政治を支持してしまったことを反省しよう。それなくして日本の正常化はないのだ。

選挙はまず自民党公明党を参議院でも過半数割れに追い込むしかない。減税・積極財政派の政党・候補者に投票して政治を変えよう。日本では政治の話が厭がられるが、それでは生活は苦しいままだ。できる範囲で良い。周囲の人と政治の話をして自民党ではない減税・積極財政派の政党・候補者に投票を促して欲しい。

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（参考ブログ）

三橋貴明『政治を舐めたツケを払っている』

（追加）

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