フジロックに補助金の是非

新型コロナウイルスの蔓延が収まっていないなかでロックフェスティバルであるフジロックを開催すべきなのかネットで議論になっていたようだ。

五輪を開催したからフジロックも開催して構わないとする意見と新型コロナウイルスで緊急事態宣言が出されているのだから自粛すべきという意見だ。

どちらにも一理ある。私の意見は、正直よくわからない。新型コロナウイルスの蔓延を抑えるには人の流れを抑制するしかない。そのためにはイベントも開催しない方が良いのだが、あまりにイベントがないとつまらなくて参ってしまう。

だからたまには愉しいイベントの開催を許可してやる必要があるだろうとも思うのだ。私個人はフジロックには興味がないのだが。

興味深い意見として「フジロックには税金が入っていないから開催して構わない」というものがあった。新型コロナウイルスの感染抑制とは全く関係がないのだが、彼らのなかでは繋がるようだ。

しかもフジロックには経済産業省から最大で1億5000万円の補助金が出るようだ。そのことに衝撃を受けている人もいるのだから面白い限りだ。

ロックというものは基本的に反体制、反政権であり、フジロックでもアジカンが反政権の替え歌を歌った。反政権を歌いながら、政府から補助金を貰う＿それってカッコ悪くないかとのことだ。

文化、芸術というものはその国家、国民、民族あるいは文明の存在価値といって良い。外交や安全保障がいくら上手くても文化力が低い集団には価値がないとすら思う。文化こそ存在意義なのだ。

だから文化に補助金を出すのは正しい。資産家や大衆が金を出しても良いのだが、政府が文化振興の観点から出すのも良い。文化、芸術にはどうしても金が掛かるからだ。

ただその際「反日」の文化、芸術に補助金を出してはならないということだ。「表現の自由」は反日の自由を認めている。しかし反日の文化、芸術に補助金を出すのは全く別の話だ。

日本を貶めるものに政府が補助金を出すことは自傷行為と言うしかない。戦後日本はしばしばその愚行をやっているのだが。

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反政権については首相や与党が構わないなら構わない。私が与党の国会議員なら補助金を出さないよう要請するが。

例えばトランプは反トランプのイベントには絶対に補助金を出すまい。だが表現の自由の侵害ではない。補助金を出すか否かだけなのだから。バイデンはどうするかわからない。出さないと思うが。

イベントが「反政権」であるから補助金を出さないなどと表明すれば朝日新聞などの左翼は間違いなく騒ぐ。いや「反日」イベントにも補助金を出せという。反日映画『靖国 YASUKUNI』では反日左翼は表現の自由の侵害と論理をすり替えて補助金を出すよう主張した。

梶山経済産業相がフジロックに補助金を出すのは梶山経済産業相や自民党、菅義偉が反政権に対しても鷹揚というわけではなく、左翼の反発を恐れるからだ。

安倍晋三は結局昭和天皇の御写真を焼きその灰まで踏みにじる映像を展示したあいちトリエンナーレに補助金を出している。面倒なことは避けるのが自民党の政権維持の秘訣というわけだ。だから外国に侮られてきたのだが。

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東京五輪の開閉会式を私は見なかったのだが、つまらないものだったようだ。各国の選手はさっさと帰ってしまった。それに責任者に日本を否定するような人物を就けたからなお悪い。古典芸能の一座に任せれば良かったのではないか。

日本に”芸術家”がいないのは大問題、経済にも打撃 : 世界のニュース　トトメス5世

小池知事が好きなバンクシーは日本では”ただの犯罪者”刑務所にぶち込まれて終わりです。この国から芸術家は生まれようがない画像引用：https:...

世界のニュース　トトメス5世

 

日本には路上に絵を描くような芸術家はいない。そんなことをすれば器物損壊罪か迷惑防止条例で逮捕されてしまう。そんな國では芸術家は生まれない。育たない。

文化の発展には日本は価値観を変えるくらいのことが必要かもしれない。


（敬称略）