神戸市の病院に勤務していた若い医師が過労自殺したという話を聞いて驚き、怒り、涙した。まだ日本は将来ある若者を使い潰しているのだ。
神風特攻隊と同じではないか。日本はいつまで将来ある若者を使い潰し続けるのだ。
この記事を読んでいて本当に泣いてしまった。親孝行息子だったのではあるまいか。過労させられても仕事を休まない責任感のある若者でもあった。
しかし過労で限界を越えて自殺してしまった。医師としても人間としてもこれからではないか。この先数多くの患者を治してくれただろうに国家の損失でもある。
神風特攻隊で御国のためにと戦死した(あるいはさせられた)若者を侮辱することは許さない。しかし若者に特攻を強いて使い潰した大日本帝国は滅びるしかなかっただろう。神風特攻隊の生みの親大西瀧治郎中将は介錯なしに自決して若者を「殺した」責任をとってはいる。
それから何も日本は変わっていないのだ。若者を使い潰し続けているのだ。
ブラック企業(病院)の問題だけではない。「自己研鑽」なる誤魔化しで過重労働を事実上容認した國の問題だ。時間外労働を月207時間もさせられたら精神がおかしくなる。過労自殺は不思議でもなんでもない。月平均155時間の時間外労働でも過労自殺が起こり得るほどなのにだ。
本当に辛い。涙がまた出てきた。医師は責任感がないとできない仕事だ。だが過労自殺させるほど働かせなくては維持できない社会はおかしいではないか。
医師の数が足らないのだ。そのため若手医師にしわ寄せがいき過労自殺に追い込まれるのだ。医師を育てるのは金が掛かるが根本的な解決はそれしかない。
財務省の緊縮財政では医師を増やすのも無理だろう。だが医師にこれ以上自己犠牲を強いるべきではない。
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神風特攻隊と同じではないか。日本はいつまで将来ある若者を使い潰し続けるのだ。
~~引用ここから~~
神戸市東灘区の「甲南医療センター」の専攻医だった高島 晨伍しんご さん(当時26歳)が過労自殺した問題で、高島さんは生前、仕事で追い込まれていく心情を母親に吐露していた。センターは長時間労働を指示したことを否定しており、遺族は不信感を募らせている。(田中健太郎)
「土日も行かないと回らない」
<知らぬ間に一段ずつ階段を昇のぼっていたみたいです。おかあさん、おとうさんの事を考えてこうならないようにしていたけれど限界です>。高島さんが両親に宛てた遺書には、そうつづられていた。
母親の淳子さん(60)によると、高島さんは父親が消化器内科の医師で、中学生の頃から医師を目指していた。複数の同僚によると、2020年4月にセンターの研修医となった後、内視鏡操作の練習などに熱心に取り組んでいたという。
しかし、専攻医になる直前の22年2月頃から、救急対応などで深夜に及ぶ残業が続くようになった。高島さんはこの頃、大阪で暮らす淳子さんに「朝5時半に起きてタクシーで出勤し、午後11時に帰宅している」「土日も行かないと業務が回らない」と話していた。
淳子さんは心配して高島さんの神戸市の自宅を訪ねたが、4月以降は部屋はごみが散乱し、口数も減った。診療の忙しさに学会で発表する資料作成も重なり、5月に入ると「しんどい、しんどい、疲れた。2月から休みなしや」と漏らすようになったという。
母親「息子を守れなかった」
亡くなる2日前、高島さんは、センターまで迎えに来た淳子さんの顔を見た途端に泣き出した。「今週締め切りの学会の資料ができない。あかんあかん」と取り乱し、淳子さんは翌日も高島さんを訪ね、休職を提案した。しかし、「休職したら職場に戻れない」と受け入れなかったという。
亡くなった5月17日の昼、高島さんから「変な気を起こさんようにするから」と書かれたメールが淳子さんに届いた。返信しても電話をしても反応がなく、自宅に向かうとクローゼットで死亡しているのを見つけた。
遺書には<お母さんに辛つらい思いをさせるのが苦しいです><もっといい選択肢はあると思うけど選べなかった>とも書かれていた。
淳子さんは「あんなに追い詰められていたのに、息子を守れなかった。息子に何と言って謝ったらいいかわからない」と悔やみ、家のクローゼットを今も開けることができないという。
長時間労働、病院側は指示否定
センターは取材に対し、高島さんに長時間労働を指示したことを否定している。西宮労働基準監督署は、出退勤記録を基に高島さんの労働時間を認定したが、センターは、院内にいる時間には、知識や技能を習得するための「自己研さん」の時間が含まれ、全てが労働時間ではないと主張。勤務医らには、センターにいる時間のうち「業務時間」と「自己研さんの時間」を分けて申告するよう指示していたという。高島さんが、自己申告していた残業時間はほとんどなかった。
センターは取材に「高島さんが熱心に働いていたことは事実。医師の自己申告に任せ、勤務状況の十分な管理ができていなかった」と釈明し、今は上司によるチェックを徹底しているという。
淳子さんは「息子の同僚からは残業を申告しにくい空気があったと聞いている。指示がなければ、あんなに追い込まれることはなかった」と反発している。
(略)
2024年から「医師の働き方改革」が始まり、時間外労働の罰則付き上限が導入される。しかし、若手医師に必要な「自己研さん」の時間は労働時間に含まれないとされ、過重労働の温床との指摘もある。
時間外労働は、労使協定を結べば事実上「青天井」だった。上限規制は、一般企業で19年から適用され、十分な医療が提供できなくなるとして、医師は5年間猶予された。上限も年960時間(月平均80時間)と一般労働者(年720時間)を上回り、技能取得が必要な研修医らは特例で年1860時間(月平均155時間)まで認められる。
今回、認定された高島さんの時間外労働は月207時間に上り、3か月平均でも185時間。センターの労使協定に基づく上限を超え、新設される上限も大幅に上回る水準だった。
来年から規制…残業上限に含まれず
だが、新設される残業時間の上限に、自己研さんの時間は含まれない。
国は19年7月、通達で自己研さんの考え方を示した。上司に指示されて行う勉強や、一般的な診療や自身の手術の予習などは労働時間とし、学会も参加しないことで不利益がある場合は労働時間に該当する。業務に不要な論文作成を上司の指示なく行う場合は、働いたとみなされない。
研修医や専攻医ら若手医師の過労自殺は後を絶たない。16年1月には新潟市民病院で当時37歳の女性研修医が自殺。15年7月にも東京都内で30歳代の男性研修医が自殺し、いずれも労災認定された。
男性研修医の代理人を務めた川人博弁護士は「若手医師は仕事に不慣れなのに業務量が多く、上司に業務過多を主張できないケースも多い。自己研さんと労働の境界はあいまいで、来年から規制が導入されても、骨抜きにされる可能性がある。業務量に対して医師の数が十分か、病院だけでなく、国全体で考える必要がある」としている。
(略)
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この記事を読んでいて本当に泣いてしまった。親孝行息子だったのではあるまいか。過労させられても仕事を休まない責任感のある若者でもあった。
しかし過労で限界を越えて自殺してしまった。医師としても人間としてもこれからではないか。この先数多くの患者を治してくれただろうに国家の損失でもある。
神風特攻隊で御国のためにと戦死した(あるいはさせられた)若者を侮辱することは許さない。しかし若者に特攻を強いて使い潰した大日本帝国は滅びるしかなかっただろう。神風特攻隊の生みの親大西瀧治郎中将は介錯なしに自決して若者を「殺した」責任をとってはいる。
それから何も日本は変わっていないのだ。若者を使い潰し続けているのだ。
ブラック企業(病院)の問題だけではない。「自己研鑽」なる誤魔化しで過重労働を事実上容認した國の問題だ。時間外労働を月207時間もさせられたら精神がおかしくなる。過労自殺は不思議でもなんでもない。月平均155時間の時間外労働でも過労自殺が起こり得るほどなのにだ。
本当に辛い。涙がまた出てきた。医師は責任感がないとできない仕事だ。だが過労自殺させるほど働かせなくては維持できない社会はおかしいではないか。
医師の数が足らないのだ。そのため若手医師にしわ寄せがいき過労自殺に追い込まれるのだ。医師を育てるのは金が掛かるが根本的な解決はそれしかない。
~~引用ここから~~
日本における人口1,000人あたりの医師数は2.4人
日医総研が公表している「医療関連データの国際比較-OECD Health Statistics 2019-」によると、日本の医師数は、人口1,000人あたり2.4人という結果が出ています。これに対して、OECD(経済協力開発機構)の加盟国38か国の平均は3.5人。日本はかなり少なめであることがわかります。
また、人口1,000人あたりの医師数がもっとも多いのはギリシャで、人数にして6.1人。続いて、オーストリア=5.2人、ポルトガル=5.0人、ノルウェー=4.7人、リトアニア=4.6人、スイス=4.3人、ドイツ=4.3人、スウェーデン=4.1人、デンマーク=4.0人、イタリア=4.0人までは、人口1,000人あたりの医師数が4人を超えています。
(略)
~~引用ここまで~~
財務省の緊縮財政では医師を増やすのも無理だろう。だが医師にこれ以上自己犠牲を強いるべきではない。
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私は仕事の前のいじめではありませんが、高校生活で潰れてしまいました。過労自殺にまで追い込まれた若手医師に比べれば屁みたいなものですが、どうにもなりませんでした。
私は休む、辞めるという選択肢をとれただけ幸せだったかもしれません。
そのCMは聞いた覚えがあるようなないようなですね。しかし病院はブラック企業でしたね・・・
疲れている自覚もできない状態になる方もいるようです。
昔、「会社は何にもしてくれないぜ」と子供がお母さんに言うCMがありましたが、
何にもしてくれないどころか、健康を害したり命さえ脅かされる場合もあります。