面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

新鮮味なき菅義偉内閣

2020-09-16 20:48:38 | 政治
~~引用ここから~~

菅内閣 閣僚名簿を発表 今夜正式発足へ | NHKニュース

【NHK】第99代の総理大臣に選出された菅総理大臣は、組閣を行い、加藤官房長官が閣僚名簿を発表しました。菅総理大臣と新閣僚は皇居で…

NHKニュース

 


第99代の総理大臣に選出された菅総理大臣は、組閣を行い、加藤官房長官が閣僚名簿を発表しました。菅総理大臣と新閣僚は皇居での親任式と認証式に臨んでいて、16日夜、菅内閣が正式に発足します。

安倍内閣は16日午前、総辞職し、衆参両院の本会議で総理大臣指名選挙が行われた結果、自民党の菅義偉総裁が、自民党や公明党などの支持を受けて、第99代の総理大臣に選出されました。

これを受けて、菅総理大臣は、午後3時ごろ総理大臣官邸に入り、連立を組む公明党の山口代表と党首会談を行ったうえで、組閣本部を設置して閣僚人事を行い、加藤官房長官が閣僚名簿を発表しました。

閣僚は1人増えて20人

▼副総理兼財務大臣に麻生太郎氏。金融担当大臣も兼務します。再任です。

▼総務大臣に武田良太氏。国家公安委員長からポストが変わっての入閣です。

▼法務大臣に上川陽子氏。再入閣です。

▼外務大臣に茂木敏充氏。再任です。

▼文部科学大臣に萩生田光一氏。再任です。

▼厚生労働大臣に田村憲久氏。再入閣です。

▼農林水産大臣に参議院議員の野上浩太郎氏。初入閣です。

▼経済産業大臣に梶山弘志氏。再任です。

▼国土交通大臣に公明党の赤羽一嘉氏。再任です。

▼環境大臣に小泉進次郎氏。再任です。

▼防衛大臣に岸信夫氏。初入閣です。

▼官房長官に加藤勝信氏。沖縄基地負担軽減担当大臣と拉致問題担当大臣を兼務します。厚生労働大臣からポストが変わっての入閣です。

▼復興大臣に平沢勝栄氏。初入閣です。

▼国家公安委員長に小此木八郎氏。防災担当大臣を兼務します。再入閣です。

▼行政改革担当大臣に河野太郎氏。沖縄・北方担当大臣と規制改革担当大臣も兼務します。防衛大臣からポストが変わっての入閣です。

▼一億総活躍担当大臣に坂本哲志氏。地方創生担当大臣を兼務します。初入閣です。

▼経済再生担当大臣に西村康稔氏。再任です。

▼デジタル改革担当大臣に平井卓也氏。再入閣です。

▼オリンピック・パラリンピック担当大臣に参議院議員の橋本聖子氏。女性活躍担当大臣を兼務します。再任です。

▼新設された2025年の大阪・関西万博の担当大臣に井上信治氏。消費者担当大臣と科学技術担当大臣も兼務します。初入閣です。

さらに、
▼衆議院の官房副長官に坂井学氏が新たに起用されるほか、
▼参議院の官房副長官の岡田直樹氏と、
▼事務の官房副長官の杉田和博氏は再任されます。

▼内閣法制局長官は、近藤正春氏が再任されます。
初入閣は5人
今回から大阪・関西万博の特別措置法に基づいて、担当大臣が置かれることから、閣僚は、1人増えて20人となります。

このうち、
▼初入閣が5人、
▼前の内閣と同じポストでの再任が8人、
▼ポストを変えて引き続き閣僚を務めるのが3人、
▼閣僚経験者の再入閣が4人となっています。

また、参議院議員が2人で、女性は2人となっています。
菅総理大臣と新閣僚は皇居での親任式と認証式に臨んでいて、16日夜、菅内閣が正式に発足します。

そして菅総理大臣は、午後9時から記者会見を行い、今後の政権運営の基本方針などを説明することにしています。
~~引用ここまで~~


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自民 菅新総裁 幹事長など党4役らの役員人事を正式決定 | NHKニュース

【NHK】自民党の菅新総裁は、15日午後、党の役員人事を行い、二階幹事長と森山国会対策委員長を続投させるとともに、総務会長に佐藤勉…

NHKニュース

 


自民党の菅新総裁は、15日午後、党の役員人事を行い、二階幹事長と森山国会対策委員長を続投させるとともに、総務会長に佐藤勉氏、政務調査会長に下村博文氏を起用することなどが正式に決まりました。

自民党の菅新総裁は、15日午後、党の役員人事を行いました。

菅氏は、党本部の総裁室で、二階幹事長と森山国会対策委員長を続投させるほか、総務会長に佐藤勉氏、政務調査会長に下村博文氏、選挙対策委員長に山口泰明氏を起用することをそれぞれ正式に伝えました。

さらに、幹事長代行に野田聖子氏、広報本部長に丸川珠代氏、組織運動本部長に小野寺五典氏が起用され、党の4役ら役員の人事は、午後1時半から開かれた臨時総務会で了承されました。

菅 新総裁「新型コロナ感染拡大防止と社会経済活動を両立」
この中で、菅氏は、「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、社会経済活動を両立させ、国民の安心安全を1日も早く取り戻すことが、私の使命だ。この危機を乗り越えて、国民に信頼される政府をつくり上げたい。国民のために働く内閣をつくりたい」と述べました。

二階氏ら新執行部は、このあと、そろって記者会見し、今後の党運営などについて説明することにしています。
~~引用ここまで~~


昨日新閣僚が決まっていくなか新内閣についてのブログ記事を書いても良かったのだが、閣僚が誰々に決まったなどと報道するマスコミの後追いを私のブログでしても仕方ないからしなかった。閣僚が決まっていく報道を愉しむのはテレビでも見ながら愉しめば良い。ツイッターや5ちゃんねるで実況するのも良いだろう。だが私のブログは速報性を売り物にしているわけではなく、公開情報に私なりの見解(解釈)を書いていくブログだ。だから1日遅らせた。

それで菅義偉内閣(政権)に関する評価だが、驚くほど新鮮味がない。骨格の財務相は麻生太郎が副総理と金融担当相も兼任して続けるのだ。そして幹事長は二階俊博。幹事長が、総裁は首相としていなくなるので、自民党の最高権力者であることは今更言うまでもない。

麻生太郎と二階俊博が安倍晋三内閣でも権力を握ったのにまだやるつもりなのか。それでは官房長官だった菅義偉が首相に出世しただけで安倍晋三内閣と変わらない。

その安倍晋三だが、早くも院政気取りのようだ。実弟の岸信夫を防衛大臣に押し込んだ。連続で7年8か月も首相をやればもう十分だろう。憲政史上最長の内閣総理大臣にもなったのだから。総選挙がいつあるかはわからないが、国会議員も引退すべきだ。どうせ安倍晋三の甥か姪の誰かが世襲するのだろうから。「女性が輝く社会」ということで、岸信夫の娘かもしれない。それは完全な憶測だが。

財務相と幹事長と官房長官で大体人事は決まってしまう。政権の「三役」といえよう。他は誰でも同じである。今井尚哉首相秘書官兼補佐官のような「官邸官僚」や竹中平蔵のような「民間議員」の存在も大きいが、ここでは国会議員の人事に限る。

安倍晋三内閣の閣僚の再任が8人、横滑りが3人、閣僚経験者の再入閣が4人と新鮮味が全くない。7年9か月も安倍晋三内閣で来たのだから国民は「変化」を期待しているはずだ。事実実質賃金は下がり続けたのだ。二階俊博と麻生太郎は世代交代「させない」ために菅義偉を担いだわけだが。

初入閣組が多くても、いわゆる閣僚待機組と呼ばれる連中を入閣させては新鮮味はない。ある程度は「若さ」が欲しい。自民党の人事は当選回数と派閥論理が全てだが、当選回数が少なくても50代で実力がある国会議員はいるのだ。マスコミも当選回数でベテランと若手を別けるから50代でも若手の扱いだ。しかし民間企業なら役員だろう。官僚でも本省局長級ではないか。

当選回数の少ない50代の抜擢が欲しいところだ。まあ安藤裕のことだが。今回の総裁選では減税勢力は完全に抑え込まれてしまった。党員党友による投票がなく、5派閥が一気に菅義偉支持ではどうしようもないのだが。

減税勢力が権力を握るには権力闘争に勝つしかないかもしれない。主要派閥の支持が割れた際に造反して票を売り込むなどしなければならないだろう。待っているだけではチャンスは回ってこない。ジリジリ日本は衰退していくからあまり時間はないのだが。

安藤裕を内閣総理大臣に - 面白く、そして下らない

菅義偉内閣は安倍晋三なき安倍晋三政治をやると見えている。菅義偉が安倍晋三政治を継承すると明言していることからもそれはわかる。だが、これ以上安倍晋三政治が続けば国民が持たない。國も持たない。早く総辞職に追い込むしかない。

~~引用ここから~~

長期政権の後は短命…菅内閣、自民のジンクス破れるか

16日に発足する菅義偉内閣は、約7年9カ月続いた安倍晋三内閣を引き継ぐ。自民党の歴史をひもとくと長期政権の後は短命内閣となるケースが多い。菅...

産経ニュース

 


 16日に発足する菅義偉内閣は、約7年9カ月続いた安倍晋三内閣を引き継ぐ。自民党の歴史をひもとくと長期政権の後は短命内閣となるケースが多い。菅氏はジンクスを破ることができるだろか。

 平成13年から約5年5カ月続いた小泉純一郎元首相の退陣後は、第1次安倍内閣、福田康夫内閣、麻生太郎内閣と3代連続で約1年の短命に終わった。中曽根康弘内閣(昭和57~62年)の後も竹下登内閣、宇野宗佑内閣、海部俊樹内閣、宮沢喜一内閣と約5年9カ月で4人の首相が生まれては消えた。

(略)
~~引用ここまで~~


我々にはひとつ良い材料がある。長期政権の後は短命内閣になりやすいということだ。しかし菅義偉には老獪さがあろう。このジンクスも気にしていると考えられる。そもそも安倍晋三からして戦後の首相は再登板があり得ないという前例を破っての憲政史上最長の内閣総理大臣だ。実績は何もないのだが。

菅義偉は支持率が出てくるのを待っているのだろう。安倍晋三も辞任を表明してなぜか支持率が上がった。30%台から50%台まで跳ね上がった。自民党の支持率も40%まで上がった。菅義偉の支持率はご祝儀相場もあるだろうが、70%台まで行くのではないかと危惧している。50%台当たりに抑えて欲しいところだ。

菅義偉が早期の衆議院の解散総選挙に打って出てきたらそれは不味い。野党は選挙体制が整っていないからだ。野党各党は支持率も低い。これではどちらが勝つのかは見えている。そうすると参院選はあるが、4年安泰になってしまう。緊縮財政を4年も続けられては国民が死んでしまう。

経済を上向かせるには減税か国債発行しかない。その積極財政を実現させるためには今の政治を牛耳っている老害を一掃するしかないのだ。積極財政派に「転向」してくれるなら今までの言動には目を瞑るのだが。

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