政財界は世代交代すべし

人生100年時代であるが、社会のために高齢者は若者に席を譲るべきだ。いつまでも年寄りが権力を握っているものではない。組織が硬直してしまう。政財界は意識して若返りを図らねばならない。今回挙げる財界の組織はマスコミばかりになってしまったが。

特に自民党は若返りが必要だ。それも世襲候補でもタレント候補でもない候補が望ましい。財務官僚の緊縮派も困る。安倍晋三の67歳はまだ引退しなくても良い歳だが、憲政史上最長の内閣総理大臣を務めたのだ。もう権力にしがみつくべきではない。

自民党参院選の候補者は65歳以上の候補者に若返りを図るべきだからここに載せた。参院議員は1期6年もやるのだから（だから64歳でも良かったかもしれないが）。ちまちました作業でなかなか苦労した。


自民党
岸田文雄　内閣総理大臣　64歳
麻生太郎　副総裁　81歳
安倍晋三　元内閣総理大臣　67歳
二階俊博　元幹事長　83歳

参院選比例候補者
青山繁晴　69歳
足立敏之　67歳
小川克巳　70歳
園田修光　65歳
水落敏栄　79歳
山谷えり子　71歳
岩城光英　72歳
木村義雄　74歳

選挙区候補者
宮城　櫻井充　66歳
群馬　中曽根弘文　76歳
埼玉　関口昌一　68歳
　　　猪口邦子　70歳
福井　山崎正昭　79歳
兵庫　末松信介　66歳
広島　宮沢洋一　72歳
山口　江島潔　65歳
愛媛 　山本順三　67歳
鹿児島　野村哲郎　78歳

立憲民主党
小沢一郎　79歳
菅直人　75歳
野田佳彦　64歳

参院選比例候補
有田芳生　70歳
白眞勲　63歳

維新
中条きよし　参院選比例候補　76歳
青島健太　参院選比例候補　64歳

読売新聞
代表取締役主筆　渡辺恒雄95歳
代表取締役会長・主筆代理　老川祥一　80歳
代表取締役社長　山口寿一　65歳

フジテレビ
取締役相談役　日枝久　84歳
代表取締役会長　宮内正喜　74歳
取締役副会長　遠藤龍之介　65歳
代表取締役社長　金光修　67歳

テレビ朝日
代表取締役会長兼社長兼最高経営責任者　早川洋　78歳

日本電産
代表取締役会長兼最高経営責任者　永守重信77歳

TBS
取締役会長　武田信二　69歳
代表取締役社長　佐々木卓　62歳


第49回総選挙では、大島理森75歳、伊吹文明83歳、鴨下一郎72歳、川崎二郎73歳、太田昭宏76歳が引退した。河村建夫78歳は不本意な引退を強いられた。

また小選挙区で敗れた上、自民党「73歳定年制」で比例復活もできなかった有力議員は、野田毅8歳、原田義昭77歳、山本幸三73歳などだ。

小選挙区で敗れ、惜敗率も上位でなかったため比例復活もなかった有力議員は、石原伸晃64歳、平野博文72歳、辻元清美61歳などがいる。

小選挙区で敗れたが比例で復活した有力政治家として、甘利明72歳、桜田義孝71歳、小沢一郎79歳などになる。

国民は世代交代を望んでいると見ることができよう。

とかく日本は年寄り支配だ。渡辺恒雄95歳などいつまでやるつもりなのか。本人は死ぬまでやるつもりなのだろうが迷惑きわまりない。フジテレビの日枝久84歳も院政を敷いている。ファクタによればTBSも武田信二の院政らしい。

選挙で引導を渡したいが二人区の選挙区は自民党と野党で議席を分け合うことが決まっているし、一人区も自民党の金城湯池では落ちるはずもない。比例区では宗教団体の後援がある候補者は当選の目安である10万票は固いので落選させるのは難しい。

若ければ良いというものではないし、年寄り差別と反発するのもわからないでもない。しかし意識して若返りを図らなければ組織が硬直してしまうのだ。日本はOECD諸国で閣僚の平均年齢が最高なのである。まさに老害支配だ。

上皇陛下も御譲位されたのだ。日本の権力を握っている年寄りは席を若者に譲るべきだ。政治がちっとも良くならない。


（参考サイト）

｢自民党議員よりはるかに高い平均年齢｣前回衆院選より4.8歳も上昇した"あの政党" 借金膨張させる高齢政治家の罪深さ