面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

本質は与野党の争いではなく国民と財務省の争いか

2022-06-26 19:34:50 | 政治
また朝日新聞が財務省の犬として社説で与野党の財政出動を「バラマキ合戦」などと批判している。以前の朝日新聞は消費税増税に反対する新聞だったのだが、国税庁の税務調査で財務省の軍門に降り、緊縮財政派かつ消費税増税派となった。

朝日新聞と脱税と消費税増税 - 面白く、そして下らない

自民党は参院選で勝てば岸田文雄の求心力が高まり緊縮財政路線になるだろう。おそらく消費税増税もするはずだ。3年間国政選挙がないのだから。自民党には100人以上積極財政派がいるが当選回数が少ない中堅若手が多く執行部に押さえつけられてきた。安倍晋三が緊縮財政だったのに黙りなのだから頼りにはならない。安倍晋三が首相を退いてキングメーカーとして院政を敷くために彼らを利用しているが、自民党内の積極財政派はその程度の活躍が関の山だろう。

野党は立憲民主党も維新も消費税減税を主張し、れいわ新選組はさらに踏み込んで消費税廃止を主張している。しかし立憲民主党の消費税減税は信用ならない。民主党の一丁目一番地の公約である消費税増税をしないを破り捨てたからだ。その張本人である野田佳彦はのうのうと立憲民主党にいるのである。仮に総選挙で立憲民主党が勝ち与党になれば野田佳彦は消費税減税に反対するに違いないからだ。

財務省の政治家の操作能力は恐るべきものがある。「ご説明」すると消費税増税派に財政再建派になってしまうのだから。

だが国民は負担に耐えかねている。野党が揃って消費税減廃止ないし減税を主張するのは偶然ではあるまい。

だから財務省の犬として消費税増税や歳出削減を主張し実現しようとする「財務省派」か。国民のために消費税廃止ないし減税と財政出動つまり積極財政を主張する「国民派」に別れる。

財務省派は国民派を将来のつけ回しと批判するが、国民派の経済思想が正しいのだ。増税と歳出削減では絶対に財政再建はできないし、経済も成長しないからだ。財務官僚はそれを理解していながら省益最優先なのである。

与野党に入り乱れて財務省派と国民派がいるから自民党を支持するから「愛国者」、あるいは自民党を支持するなど「肉屋を支持する豚」という単純な図式ではないのだ。もちろん今回の参院選では自民党の議席を少しでも減らして財務省派の岸田文雄の求心力は下げなくてはならない。だが3年後に立憲民主党に政権交代するだけでは民主党政権の二の舞だ。首相が財務省に洗脳され、公約を破り捨て消費税増税に邁進する。

だからマスコミを抑えられても国民が財務省と財務省の犬に騙されずに消費税廃止ないし減税を主張し続けなければならない。消費税廃止ないし減税をしても財政破綻もハイパーインフレもないということもだ。

だが今回の参院選では自民党がかなり勝ちそうなのだ。まだ序盤情勢だから変わる可能性はいくらでもあるが、このままだと危ない。そして参院選で岸田文雄の求心力が高まれば緊縮財政だからだ。

消費税維持の与党と消費税廃止ないし減税の野党なら素直に野党に投票すれば良いと思うのだが、国民がなぜ自民党を支持するのかはわからない。自民党に美点があるとは思えないからだ。

外交安全保障は落第だが経済最優先ということで比例はれいわ新選組に投票することを勧めたい。いや自民党、公明党、維新、社民党でなければどこでも構わないかもしれない。死票になりそうな新党くにもりと日本第一党も避けた方が無難かもしれない。いや死票でも投票することに意味はあるから支持するならば投票するのも良いだろう。主要政党では自民党、公明党、維新、社民党は避けたい。

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