面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

大東亜戦争をどう評価するか

2023-08-16 11:44:15 | 日本人への呼びかけ
大東亜戦争に対する評価は一言ではできない。多面的な面があるからだ。もちろんは私は朝日新聞などの売国派のように「侵略戦争」とは考えていない。当時のアジアに國などないのだから「侵略」などできるはずがない。

さりとて「アジア解放戦争」でもない。欧米の植民地主義者との戦争だからそうした一面はあるにしろ開戦の詔勅で昭和天皇はそのようなことは述べられていないからだ。

当時の大日本帝国の正義と国益に基づく自衛戦争と当時の大日本帝国指導部は考えていただろう。そのことにはいくらか賛同するのだが、肯定的には見れない。國が占領されるほど負けたからだ。

そしてそれ以上に戦死者の少なく見積もって38%。多ければ60%以上の将兵が「餓死」しているのだ。敵弾で戦死すればそれは名誉の戦死だろう。しかし餓死はどうか。

御国のために徴兵に応じて支那や東南アジアまで来たのに補給が途切れて餓えて死ぬ。上層部を怨まざるを得まい。

将兵を餓えさせる国家・軍隊は戦争する資格がない。

そう断じて良い。

戦時中に生きていれば私も徴兵されて支那や東南アジアに派遣されただろう。そして恐らく餓死していたはずだ。全くの無駄死にだ。

牟田口廉也や木村兵太郎(いわゆるA級戦犯として処刑されている)の元に配属されたら最悪だ。莫迦の4乗と称されるほどの無能さあるいは敵前逃亡する現地最高司令官の元で無駄死にさせられるのだから。御国のためなど考えられない。

しかも敵前逃亡した牟田口廉也も木村兵太郎も銃殺されていないのだ。木村兵太郎はなんと大将に昇進している。正直大日本帝国は滅ぶべくして滅んだのではないか。腐敗しきっていたのだ。ちなみに牟田口廉也は余生を全うしている。

国家の指導部の視点から見るときと下級兵士の視点から見る大東亜戦争はかなり違う。餓死させられる戦争で「天皇陛下万歳」も「御国のために」もあり得ない。

例えば栗林忠道中将という名将の元で名誉の戦死をしたいわけではないのだが。

しかし売国派がしたり顔で「侵略戦争」や「加害性」などと糾弾するのも腹が立つ。国家の視点から見れば負けたことと戦争犯罪以外責められる理由はないのだ。

そして米国の日本各地への空襲や原爆投下という明白な戦争犯罪を自民党の首相、閣僚は言及することができない。米国の犬にもほどがあるというものだ。

大東亜戦争は惨敗したのだし、将兵の多くを「餓死」させている。肯定的には見れない。しかし朝日新聞などの売国派のしたり顔での糾弾にも腹が立つのだ。

8月は「戦争絶対反対」という左翼が湧いて出るが、それは間違っていない。私も戦争は御免だ。総力戦にならなければ徴兵されることはないだろうが。

しかし「戦争絶対反対」ならその手立てを必死に考えなければならない。ただ「戦争反対」を叫べば戦争を避けられるのなら苦労はない。

戦争やむ無しという覚悟こそが戦争を防ぐ。キューバ危機の教訓ではないか。

それに外交には軍事力の裏付けが必要なのだ。だから防衛費の増額は正しいのだ。日米地位協定改定、横田空域の返還、日米合同委員会の廃止なども日本独自の防衛力がなく米国におんぶにだっこでは絶対にできない。米国の犬の自民党ではどのみちやるつもりはないが。

国益のために戦争することは私も否定的だ。今なら北方領土を奪還できるんじゃないかと誘惑されるが。許されるのは自衛戦争のみだろう。支那が侵略してきたら自衛隊に志願する自信はないのだが。

今日は16日で終戦記念日を過ぎてしまったが、テレビの戦争特集は見ない方が良い。不快になるだけだからだ。新聞も戦争特集記事を読むと不快になるだけなので読まない方が良い。

吐き気がする売国だからだ。ツイッターや5ちゃんねるで批判的な実況をどうしてもしたいなら止めることはできないが、はっきり可処分時間の無駄遣いだ。何か他のことを勧める。

何より所詮新聞、テレビは体制の犬なのだ。その情報では飼い慣らされた羊になるしかない。米国の戦争犯罪に対する批判もできないのだから。

新聞不買とテレビを見ないことで洗脳から抜け出そう。新聞不買とテレビを見ないことは周囲の人にも勧めて欲しい。国民が洗脳から脱する必要があるのだ。

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