参院選の自民党の勝利で10月1日に行われる10%への消費税増税は避けられなくなった。その結果経済は惨憺たるものになるだろう。
自殺者や失業者が増えなければ良いのだが。そこまでいかずとも実質賃金が激減し国民生活が苦しくなることは必定だ。
財務省の基礎的財政収支の黒字化目標のせいで日本の財政は緊縮財政を強いられている。そのせいで経済はほぼゼロ成長だ。国民は疲れ果てている。
しかし愚かな安倍晋三は「駆け込み需要がないから消費税増税による落ち込みもほとんどないのではないか」などと惚けたことを言っている。
国民は永年の消費税増税と緊縮財政で痛めつけられ、もう駆け込み消費をする余力もないのが実態だというのに。
自民党が政権から逐われたことは過去2度あった。どちらも経済が悪化し、国民が悲鳴を上げてのことだ。
しかしそのどちらの勢力もせっかく自民党を追い落とし政権に就いたのに、財務省(旧大蔵省)に取り込まれ消費税増税を画策しようとし、国民に失望され政権を逐われた。
細川内閣は国民福祉税構想を小沢一郎と10年に1人の大物と言われた大蔵省事務次官斎藤次郎が推進し、実質的に消費税7%をまで増税すると発表して国民の信を失い崩壊した。
社会党は消費税絶対反対の立場を取っていた。竹下内閣の消費税導入そして退陣。後継の宇野内閣での参院選では土井たか子が「山が動いた」と言うほどに勝利した。
しかし自社さ連立内閣であった村山内閣では永年の公約を頭から忘れ去り、消費税廃止どころか「増税」を決めた。当然のことながら国民に失望され次の参院選で大敗した。
その後党名を社民党に変えたが選挙の度に勢力を減らしてきた。この度の参院選ではぎりぎり政党要件を保ったが、ここまで国民の信を失った理由を理解しているのだろうか。それは公約違反の裏切りにあるのだ。
そして民主党政権だ。鳩山由紀夫が「消費税は4年間上げない。議論もしない」と公約して政権交代したのに、後継の菅直人は財務省に取り込まれ、民主党の政権公約を反故にし消費税増税を掲げた。
菅直人内閣では消費税増税は成立しなかったが、その後継の野田佳彦内閣で消費税増税が決まった。このときは小沢一郎が止めようと集団離党までしたのだが、駄目だった。
下手に「信念」を持った人間こそヤバいとわかる。二二六事件の青年将校のようだ。彼らは天皇絶対を叫びながら本当に欲しかったのは自分たちの「信念」に従ってくれるロボットの天皇だったからだ。「愛国心はならず者の最後の拠り所」という箴言の真実。
そして国民は民主党の裏切りを許さず、民主党は消滅した。後継の民進党も。
安倍晋三が消費税を8%に増税しても「民主党だけはあり得ない」と考える国民が多かったから、安倍晋三内閣は崩壊しなかった。それどころか高い支持率を維持した。
10%への消費税増税を公約にした今回の参院選でも議席は減らしたものの勝利した。しかし消費税増税の毒が回ればどうなるか。
選択肢として「れいわ新選組」という消費税減税を掲げる新興勢力が出来た。参院選では政党要件も得た。左派だが。
以前自民党より右の政党である次世代の党に期待したが、指導者の一人であった石原慎太郎は消費税増税に賛同していた。これでは国民の支持を得られるはずがない。
石原慎太郎は「大衆は豚だ」と考える典型的な大衆蔑視の政治家だ。自民党では出世できなかったのも無理はない。
読売新聞も押し紙を含めてとはいえ800万部という巨大部数を誇りながら大衆を蔑んでいる。「金持ちに非ずば人に非ず」だ。なぜ我が家はこんな新聞を購読しているのであろうか。朝日新聞よりはマシと自分に言い聞かせているが。
もはや消費税増税で安倍晋三ひいては自民党の支持が落ちきったあとの次の勢力に期待するしかないのであろうか。また財務省に取り込まれなければ良いのだが。
カテゴリー変更。
自殺者や失業者が増えなければ良いのだが。そこまでいかずとも実質賃金が激減し国民生活が苦しくなることは必定だ。
財務省の基礎的財政収支の黒字化目標のせいで日本の財政は緊縮財政を強いられている。そのせいで経済はほぼゼロ成長だ。国民は疲れ果てている。
しかし愚かな安倍晋三は「駆け込み需要がないから消費税増税による落ち込みもほとんどないのではないか」などと惚けたことを言っている。
国民は永年の消費税増税と緊縮財政で痛めつけられ、もう駆け込み消費をする余力もないのが実態だというのに。
自民党が政権から逐われたことは過去2度あった。どちらも経済が悪化し、国民が悲鳴を上げてのことだ。
しかしそのどちらの勢力もせっかく自民党を追い落とし政権に就いたのに、財務省(旧大蔵省)に取り込まれ消費税増税を画策しようとし、国民に失望され政権を逐われた。
細川内閣は国民福祉税構想を小沢一郎と10年に1人の大物と言われた大蔵省事務次官斎藤次郎が推進し、実質的に消費税7%をまで増税すると発表して国民の信を失い崩壊した。
社会党は消費税絶対反対の立場を取っていた。竹下内閣の消費税導入そして退陣。後継の宇野内閣での参院選では土井たか子が「山が動いた」と言うほどに勝利した。
しかし自社さ連立内閣であった村山内閣では永年の公約を頭から忘れ去り、消費税廃止どころか「増税」を決めた。当然のことながら国民に失望され次の参院選で大敗した。
その後党名を社民党に変えたが選挙の度に勢力を減らしてきた。この度の参院選ではぎりぎり政党要件を保ったが、ここまで国民の信を失った理由を理解しているのだろうか。それは公約違反の裏切りにあるのだ。
そして民主党政権だ。鳩山由紀夫が「消費税は4年間上げない。議論もしない」と公約して政権交代したのに、後継の菅直人は財務省に取り込まれ、民主党の政権公約を反故にし消費税増税を掲げた。
菅直人内閣では消費税増税は成立しなかったが、その後継の野田佳彦内閣で消費税増税が決まった。このときは小沢一郎が止めようと集団離党までしたのだが、駄目だった。
下手に「信念」を持った人間こそヤバいとわかる。二二六事件の青年将校のようだ。彼らは天皇絶対を叫びながら本当に欲しかったのは自分たちの「信念」に従ってくれるロボットの天皇だったからだ。「愛国心はならず者の最後の拠り所」という箴言の真実。
そして国民は民主党の裏切りを許さず、民主党は消滅した。後継の民進党も。
安倍晋三が消費税を8%に増税しても「民主党だけはあり得ない」と考える国民が多かったから、安倍晋三内閣は崩壊しなかった。それどころか高い支持率を維持した。
10%への消費税増税を公約にした今回の参院選でも議席は減らしたものの勝利した。しかし消費税増税の毒が回ればどうなるか。
選択肢として「れいわ新選組」という消費税減税を掲げる新興勢力が出来た。参院選では政党要件も得た。左派だが。
以前自民党より右の政党である次世代の党に期待したが、指導者の一人であった石原慎太郎は消費税増税に賛同していた。これでは国民の支持を得られるはずがない。
石原慎太郎は「大衆は豚だ」と考える典型的な大衆蔑視の政治家だ。自民党では出世できなかったのも無理はない。
読売新聞も押し紙を含めてとはいえ800万部という巨大部数を誇りながら大衆を蔑んでいる。「金持ちに非ずば人に非ず」だ。なぜ我が家はこんな新聞を購読しているのであろうか。朝日新聞よりはマシと自分に言い聞かせているが。
もはや消費税増税で安倍晋三ひいては自民党の支持が落ちきったあとの次の勢力に期待するしかないのであろうか。また財務省に取り込まれなければ良いのだが。
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