面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

物価高騰には消費税減税しかない

2025-01-17 15:26:23 | 経済
物価高騰が止まらない。キャベツが一玉800円もするなんて話を聞く。とてもではないが日常の料理に使える値段ではない。実質賃金が下がり続けているところに物価が上がるのだからスタグフレーションとさえ言える状態だ。政府はこれでも景気は緩やかに回復していると強弁しているのだ。

実質賃金を上げてかつ物価を下げるには何はなくとも消費税減税だ。廃止ならなお良い。需要が増えてさらに物価が上がる可能性はあるが、経済が本当に良くなるならば実質賃金が上がるので問題はない。

~~引用ここから~~
キャベツの平均価格 先週は平年の3倍超 1月いっぱい高値続くか | NHK

キャベツの平均価格 先週は平年の3倍超 1月いっぱい高値続くか | NHK

【NHK】スーパーなどで販売されるキャベツの平均価格は、先週の時点で平年の3倍を超え、高値が続いています。12月に雨が少なかったこ…

NHKニュース

 


スーパーなどで販売されるキャベツの平均価格は、先週の時点で平年の3倍を超え、高値が続いています。12月に雨が少なかったことなどが影響しているということで、農林水産省は1月いっぱいは、平年より高い傾向が続くとみられると話しています。

農林水産省は、1月6日から8日までのキャベツや、はくさいなどの8品目の野菜のスーパーなどでの平均価格を調査し、15日に発表しました。

それによりますと、キャベツは1キロ当たり534円で、平年のおよそ3.2倍となりました。

キャベツの価格は去年11月以降、平年の2倍以上の高値が続いています。

農林水産省によりますと、今の時期、主な産地となっている愛知県や千葉県などで、去年の夏の高温に加え、12月に気温が低く雨が少なかったことなどから生育が遅れているということです。

また、
▽はくさいの平均価格は1キロ当たり314円と、平年のおよそ2.1倍となったほか
▽レタスは、平年のおよそ1.8倍
▽だいこんは、平年のおよそ1.7倍などと、
調査したすべての品目で平均価格が平年を上回りました。

農林水産省は、今後の見通しについて、キャベツやはくさい、レタス、だいこんなど、多くの品目が1月いっぱいは平年よりも高い傾向が続くとみられると話しています。

生鮮野菜 去年1年間でも前年より値上がり
生鮮野菜は、去年1年間を通してみても、前の年より値上がりしています。

東京23区の去年1年間の消費者物価指数の速報値では、「生鮮野菜」は、2020年の平均を100として121.2となり、前の年より9.8%値上がりしました。

品目別にみると
▽たまねぎは26.5%
▽はくさいは23%
▽キャベツは21.6%
▽きゅうりは19.6%
▽レタスは19%
それぞれ前の年より値上がりしました。

農林水産省がまとめたキャベツの小売価格の平年比での推移を見てみると、去年は3月ごろから上昇しはじめ、5月には2倍近くまで値上がりしました。

その後は下落に転じ、6月の中旬ごろには、いったん平年並みに落ち着きます。

しかし、9月下旬からは再び上昇しはじめ、年末まで値上がりが続き、12月下旬には平年の3.3倍まで値上がりしました。

一方、去年はコメの値上がりも続き、去年1年間の東京23区の消費者物価指数の速報値では、「米類」は前の年より27.1%値上がりしていて、毎日の食卓に欠かせない品々の値上がりが、消費者の負担につながっています。

青果店 キャベツの売れ行き落ち込む
青果店では、高値が続くキャベツなどの売れ行きが落ち込み、代わりに比較的価格の安いジャガイモなどが伸びています。

神奈川県平塚市の青果店では、契約農家や自社農場で栽培した野菜や果物を販売していますが、葉物野菜を中心に高値の状態が続いています。

この店では、キャベツが1玉400円、ネギが1キロ350円と、ともに去年の同じ時期に比べて2倍ほどになっているということです。

このため店では、葉物野菜を中心に売れ行きが2割から3割ほど落ち込んでいるということで、売れ残りが出るのを防ぐため、通常に比べてできるだけ仕入れ値に近い価格で販売するようにしています。

一方で、ジャガイモやにんじんの価格は、去年の同じ時期に比べて1.2倍から1.3倍ほどに落ち着いていて、売れ行きは好調だということです。

「新鮮野菜ひろば土屋の直売所平塚店」の高橋陽介さんは「値段が高いからといって店も利益がとれている状況ではない。生産者側も収穫量が少なく、潤っているわけではないので、双方のためになることを意識していきたい」と話していました。

一方で、客からは家計への影響を抑えるため、できるだけ価格が低い野菜を購入しているという声が多く聞かれました。

50代の女性は「葉物を買うのを減らして、根菜で煮物を多く作るなどしています。子どものためバランスのいい食事を作らないといけないので安くなってほしいです」と話していました。

また、30代の女性は「キャベツなどが高くなっていてあまり買わなくなりました。カットされている千切りの商品を買ったり白菜を買ったりして代用しています」と話していました。

(略)
~~引用ここまで~~


自民党政権では高市早苗が総理総裁だったとしても消費税減税はあるまい。まして筋金入りの緊縮財政派の石破茂が自民党執行部と経済閣僚を緊縮財政派で固めたのだ。年収の壁を178万円にまで引き上げることすら難色を示しているのだ。とてもではないが消費税減税はあり得ない。

しかし我々国民の生活が掛かっているのだ。簡単に諦めるわけにはいかない。国会で積極財政派政党に所属する国会議員に自民党、立憲民主党などの緊縮財政派政党でも消費税減税派の国会議員に政府に消費税減税を要求して貰うのだ。

国民も消費税減税が実現すれば良いとは考えているが、夢物語と諦めてもいる。財務省の犬の御用マスコミと御用学者のプロパガンダで消費税減税すると財政が破綻すると信じ混まされているからだ。

しかし前回の総選挙の結果ある程度変わった。もうこれ以上不景気には耐えられないという国民の悲鳴が自公を衆議院で過半数割れに追い込んだのだ。

このままいけば年収の壁は178万円にまで引き上げられるだろうし、ガソリン税の暫定税率も廃止されるだろう。何しろ自公は衆議院で過半数割れしているのだから野党の賛成がなければ予算も法律も成立させることができないからだ。

そして世論も減税を望んでいる。生活が苦しくて限界なのだ。これ以上は耐えられない。財務省の犬の御用マスコミがいくら財政が厳しいとプロパガンダをしても生活には変えられない。減税を望む国民の声を受けて野党は大規模減税を実現しない限り予算に賛成しないだろう。

立憲民主党の代表の野田佳彦が財務省の犬の筋金入りの緊縮財政派なので悪夢の大連立という可能性もある。しかし今のところは野党が否定しているし、国民も反対だろうからないだろう。

そして年収の壁引き上げとガソリン税の暫定税率廃止をしたとしても参院選は自民党が負けると思う。大規模減税もすぐには生活を良くしない。今までの悪政に対する恨みで自民党は参院選も負けるだろう。

そうなれば消費税減税の機運が高まるはずなのだ。参院選まで我々積極財政派は消費税を減税すべしと声を上げてその機運を少しでも高めなければならない。

また国民には正しい経済・財政の知識を身に付けて貰う必要がある。

声を上げること、行動することは確かに重要だ。動かなければ変わらないからだ。しかし世に逆効果という言葉もある。財務省という日本一の秀才集団が財政を考えているのに失われた30年なのだ。

三橋貴明が言うには増税と歳出削減という緊縮財政を実現するほど財務官僚が出世する仕組みだからだそうだ。経済成長すれば財務官僚が出世する仕組みにできれば良いのだが、巨大な日本経済は誰がどんな事業をしたから経済成長したとはわからないそうでその仕組みにはできないそうなのだ。

旧大蔵省時代には積極財政派も出世して相沢英之元事務次官などもいたのだが、大蔵省時代の出世の仕組みはどうだったのだろう?

何れにしろ橋本龍太郎の省庁再編で財務省になってから財務諸表から積極財政派は放逐されてしまった。積極財政派が放逐されたのは省庁再編ではなくノーパンしゃぶしゃぶによる責任追及に乗じた権力闘争だったかもしれない。

何れにしろ今の財務省は緊縮財政派しか評価されず、出世しない仕組みになっている。日本一の秀才集団が出世のために努力すればするほど日本経済は凋落するのである。

これが逆効果の典型例だ。間違った方向に一生懸命船を漕いでも目的地には決して辿り着けないのだ。

だから私はツイッターもやっているが、正しい経済・財政の知識を身に付けて貰うべくブログを更新しているのだ。大学は経済学部ではなかったので小室直樹と三橋貴明頼みなのだが。

私のブログ読者にはネットでも口コミでも日本の財政は問題なく消費税減税ができるくらいの余裕があることを説明して欲しいが、どうしても説明に時間が掛かる。政治の話があまり好まれない日本では難しいのだ。

だから口コミでは簡単に

「日本の財政破綻なんてあり得ないよ。あれは財務省とマスコミの嘘なんだ。本当は消費税減税くらいできるからね」

くらいで良い。それに対して「なぜ?」と訊いてくればしめたものだ。少し長くても日本の経済・財政について正しい説明をすれば良い。

「ふーん」で終わる相手なら

「だから財務省と自民党は30年経済を成長させられなかった貧乏神なんだよ。野田佳彦はさらに消費税増税を強行したからなお悪いけどね」

で終わらせれば政治の話だからと厭がられることはないだろう。まあ貴方には貴方にあったやり方があるから自分流に工夫して正しい経済・財政の知識を広げて欲しいのだ。

そのために財務省の犬の新聞は不買・解約を広げて欲しいのである。部数が減ればネット記事があるにしろ影響力は減るからだ。

テレビもワイドショーを意識してみないで悪影響を避けて貰いたい。つまらない番組を時間潰しのために見るのを止めてテレビの支配から解放もされたい。

そして選挙は自民党と立憲民主党という二大緊縮財政政党を負けさせる必要がある。比例は国民民主党か、日本保守党か、参政党かれいわ新選組に投票して欲しいが、一人区で自民党か立憲民主党であれば減税派の候補に投票して欲しい。両方とも緊縮財政派の可能性もあるが。

最後にランキングボタンを押してくれるようお願いする。ランキングが上がればより多くの人に読まれるし私の命も繋がるからだ。


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2025-01-17 17:30:17
『物価高騰には消費税減税しかない』に対する意見
https://blog.goo.ne.jp/mubenrokka/e/ac9183305cf17d4b7a79e5b8aa0bd0a1

>実質賃金を上げてかつ物価を下げるには何はなくとも消費税減税だ。

消費税は社会保障の安定財源ですから、物価の変動に伴って税率を変更しては安定財源にはならないのですよ。

【社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律】
https://laws.e-gov.go.jp/law/424AC0000000068

物価対策としては所謂物価三法を用います。
物価の高騰に対しては、「国民生活安定緊急措置法」を活用した措置を講じるべきでしょう。

【国民生活安定緊急措置法】
https://laws.e-gov.go.jp/law/348AC0000000121
返信する
Unknown (Unknown)
2025-01-17 23:45:17
864円のキャベツが消費税5%になって840円になっても買う気になれませんよ(笑)
返信する

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