面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

杉田水脈の発言は非難されるものではない

2020-10-03 23:29:55 | 日本人への呼びかけ
杉田水脈の自民党会合での「女性はいくらでも嘘をつけます」との発言が女性差別だと、あるいはそれ以上に「セカンドレイプ」だと猛烈に非難されている。しかし発言の文脈を読み取るとどうも慰安婦団体の寄付金流用を受けて「女性は嘘をつく」と述べただけらしいのだ。それなら非難される発言ではない。

~~引用ここから~~
http://www.kokusyo.jp/mass_media/15655/(メディア黒書)

杉田水脈議員の「女性差別」発言、報道検証、リークと誤報に踊らされた市民運動

自民党の杉田水脈議員の「女性差別」発言をめぐる報道は、新聞・テレビの報道姿勢を改めて問うことになった。発端は新聞・テレビの事実上の誤報である。あるいは不正確な報道である。

新聞・テレビは、杉田議員が自民党内の会合で、「女性はいくらでもうそをつけます」と発言したことを、発言全体の文脈を考慮せず、差別発言として一斉報道した。女性というものはいくらでも嘘をつける性質であると摘示したとして、問題視したのだ。

ところが杉田議員が公表した発言全体の趣旨は、報道とは異なり、韓国の国会議員、尹美香(ユン・ミヒャン)氏を念頭に置いたものだった。尹議員は、元従軍慰安婦を支援する市民団体で発覚した不正会計疑惑の当事者として、9月14日に逮捕された。

杉田議員が自分のウエブサイトで公表した説明は次の通りである。一部を引用してみよう。

今回改めて関係者から当時の私の発言を精査致しましたところ、最近報じられている慰安婦関係の民間団体の女性代表者の資金流用問題の例をあげて、なにごとも聖域視することなく議論すべきだと述べる中で、ご指摘の発言があったことを確認しましたので、先のブログの記載を訂正します。事実と違っていたことをお詫びいたします。

私の発言の趣旨は、民間委託の拡充だけではなく、警察組織の女性の活用なども含めて暴力対策を行なっていく議論が必要だということであり、女性を蔑視する意図はまったくございません。

ただ、民間団体の女性代表者の例を念頭に置いた話の中で、嘘をつくのは性別に限らないことなのに、ご指摘の発言で女性のみが嘘をつくかのような印象を与えご不快な思いをさせてしまった方にはお詫び申し上げます。

◆◆
この説明で明らかなように、 「女性はいくらでもうそをつけます」という表現は、逮捕された尹美香議員を想定したものであって、女性一般の性質が嘘つきであることを摘示したものではない。単に自分の意見を述べたものである。ところが新聞・テレビは、女性の性質を摘示したとして、それを報じたのである。

これが公平で客観的な報道の構図である。

ところが市民運動家や国会議員が新聞・テレビの報道を検証することもなく鵜呑みにして、直ぐに行動を起こしてしまった。反差別の市民運動体は、Chang・orgで、杉田議員をバッシングするキャンペーンを開始した。ネット上のリンチに等しい。複数の国会議員が自民党に対して杉田議員の処分を求めた。

◆◆◆
この事件が異様なのは、杉田発言をリークしたのが、自民党の関係者であるとされている点だ。もしそれが事実であれば、杉田議員に対するバッシングを想定した上でのリークだったのではないか。言論を規制する世論を形成するという点では、格好の状況が生まれるからだ。

新聞・テレビは、報道の中で「差別者」の像を捏造することで、国民の反差別感情をあおり、市民運動家らにリアクションを起こさせて、杉田発言をリークした人物の期待に応えたのではないか。

市民運動の評価は慎重を要する。実生活に根差した地道な住民運動とは異質なので公権力に悪用されやすい。「賛同者はこの指にとまれ」では駄目なのだ。新聞・テレビが報道を自主規制したM君リンチ事件の取材でも感じことを感じた。

意見表明を処罰すれば、言論活動は成り立たない。
~~引用ここまで~~


杉田水脈の発言をリークしたのは自民党関係者とのことだ。杉田水脈は比例単独上位と優遇されている。自民党内部で杉田水脈を疎ましく思う関係者がいても全く不思議ではない。「敵」というものは他組織の存在より自分が所属する組織の一見すると「味方」の存在の方が怖いわけだ。一見すると「味方」だから思わぬところから足を引っ張られるからだ。背後から刺される。田中眞紀子風に言えばスカートの裾を踏まれる、か。

~~引用ここから~~

捏造切り貼りだった!杉田発言、杉田水脈議員の炎上発言がマスコミによる切り取りだった疑惑が浮上して有権者騒然 - 狼魔人日記

⇒最初にクリックお願いします杉田水脈議員「嘘」発言あったと訂正し謝罪「女性蔑視の意図はない」…予告のブログで10/1...

捏造切り貼りだった!杉田発言、杉田水脈議員の炎上発言がマスコミによる切り取りだった疑惑が浮上して有権者騒然 - 狼魔人日記

 


杉田水脈議員「嘘」発言あったと訂正し謝罪「女性蔑視の意図はない」…予告のブログで
10/1(木) 12:47配信

デイリースポーツ

杉田水脈議員

 自民党の杉田水脈衆院議員(53)が、党会合で性暴力被害を巡り“女性はいくらでもうそをつける”との主旨の発言をしたとの疑惑を否定している件で、1日、予告していたブログでの説明を行った。9月30日に党本部への呼び出しを受けた際に、下村博文政調会長から真意が伝わる説明をするよう注意を受けたとしたうえで、「今後はそちらのほうをブログでしっかり書いていきたい」と述べていた。 【写真】9月30日には政調会長と面会 伏し目がちの杉田水脈氏  

【この日、「件の内閣第一部会・内閣第二部会合同会議に於ける私の発言について」と題して投稿した文面は以下】

 9月26日に投稿いたしましたブログ記事「一部報道における私の発言について」につきまして、一部訂正を致します。  件の内閣第一部会・内閣第二部会合同会議において私は大変長い発言をしており、ご指摘のような発言は行っていないという認識でおり、「報道にありましたような女性を蔑視する趣旨の発言(「女性はいくらでも嘘をつく」)はしていない」旨を投稿いたしました。

 しかし、今回改めて関係者から当時の私の発言を精査致しましたところ、最近報じられている慰安婦関係の民間団体の女性代表者の資金流用問題の例をあげて、なにごとも聖域視することなく議論すべきだと述べる中で、ご指摘の発言があったことを確認しましたので、先のブログの記載を訂正します。事実と違っていたことをお詫びいたします。  私の発言の趣旨は、民間委託の拡充だけではなく、警察組織の女性の活用なども含めて暴力対策を行なっていく議論が必要だということであり、女性を蔑視する意図はまったくございません。

 ただ、民間団体の女性代表者の例を念頭に置いた話の中で、嘘をつくのは性別に限らないことなのに、ご指摘の発言で女性のみが嘘をつくかのような印象を与えご不快な思いをさせてしまった方にはお詫び申し上げます。

 あわせて自由闊達な議論を旨とする自民党政調会の同僚議員の皆さまにもご心配をおかけし申し訳ございませんでした。

 もとより、女性であろうと男性であろうと、暴力や性犯罪は、人間の尊厳を踏みにじる許されない犯罪であり、私自身もひとりの人間として、啓発、相談や警察・司法の関与など、様々な方法で撲滅していくべきだと考えております。  自由民主党の部会はさまざまな政策課題を扱っており、外交上あるいは国民感情的にセンシティブな問題や、特定の団体が不利益を被るような問題、国民負担を増やすような問題もあり、それらについても忌憚のない意見、ひるまずに正面からなされる議論を担保するために「非公開」とされていると伺っております。  今後も政調会長からのご注意を肝に銘じながら、表現や言い回しに気をつけて自由闊達な部会の場で有権者の皆様の声などをしっかりとお伝えし、より良い政策の立案に励みます。最終新:10/1(木) 18:03

               ★
昨10月1日放映の坂上忍「バイキング」で、この話題に触れ、コメンテーターのお笑いタレントが「差別発言」を認めたのならブログで釈明せず、テレビカメラの前でキチンと説明すべき、と杉田批判を重ねた。
坂上がこの点をコメンテーターの平井解説員に聞くと、平井氏はニヤッと笑って両手のチョキ(ハサミ)でテープを切る真似をして、テレビ得意の「切り貼り」を避けるため」と説明。
 
坂上は苦笑いして話題を変えた。
成程、平井解説員の指摘する通り、石原慎太郎元東京都知事などはテレビの切り貼り報道」でテレビ局を何度も謝罪させた記憶がある。
では今回はどうだったか。
杉田議員のオリジナル発言にも「切り取り」による誤誘導があった模様。
>私の発言を精査致しましたところ、最近報じられている慰安婦関係の民間団体の女性代表者の資金流用問題の例をあげて、なにごとも聖域視することなく議論すべきだと述べる中で、ご指摘の発言があったことを確認しましたので、先のブログの記載を訂正します。
今回判明した事実は、慰安婦問題がからんだ文脈の中での発言だったということだ。
自民党が「この件を隠さないで謝ったほうがいい」と判断したようだ。
共同通信の報道では「女性への暴力や性犯罪に関し『女性はいくらでもうそをつけますから』と発言」「女性への性暴力に対する相談事業について、警察が積極的に関与するよう主張。被害の虚偽申告があるように受け取れる発言をした」だった。

しかし今は「暴力や性犯罪は許せない。警察も含めて暴力対策を行なっていく議論が必要だ」と、杉田氏の主張が完全に逆転している。

杉田発言は「慰安婦問題では女性はウソをついたが、この問題も人間の尊厳を踏みにじる許されない犯罪だ。警察組織の女性の活用なども含めて暴力対策を行なえ」と読み取れる。
やはり悪意あるメディアに報道されると、トリミングで逆の主張に捏造されるという好例である。



(略)
~~引用ここまで~~


しかし杉田水脈は自分の尊厳を守るために記者会見を開いて真意を説明すべきではなかったか。

日本近代史を学び直したい - 面白く、そして下らない

に書いたように個人も国家も侮りを甘受してはならない。学校のいじめられっ子に自分の尊厳を守るために闘えというのは酷だ。しかし国会議員(ある程度力のある個人)や主権国家は侮りを甘受してはならないのだ。自分の尊厳を守れるのは自分だけだ。

幣原軟弱外交が第一次南京事件で日本人に対する略奪、強姦、虐殺の呼び水となったのではないか。イスラエルが国際社会から「やり過ぎ」との非難を浴びてでも自国民に対する攻撃には必ず報復してきたのは侮りを放置することは更なる悲劇を呼び、ひいては亡国に繋がると理解しているからだ。

杉田水脈の後ろ楯であった安倍晋三は内閣総理大臣を退任した。今回のそれは杉田水脈の比例上位優遇を疎ましく思う自民党議員に背後から刺されたのではないか。保守派の杉田水脈を嫌っている反差別界隈や左翼マスコミがこれ幸いと叩いた。

(社説)女性と性暴力 自民は鈍感すぎないか:朝日新聞デジタル

 女性の人権に鈍感で、対応が後手に回ったのではないか。「性暴力の根絶」を掲げる政府と与党自民党の認識もまた厳しく問われねばならない。 自民党...

朝日新聞デジタル

 


社説:杉田水脈議員の発言 「菅自民」が問われている - 毎日新聞

 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が党の部会で、性暴力被害を巡って、「女性はいくらでもうそをつけますから」と述べた。  被害者の訴えには、う...

毎日新聞

 


内容を読む価値はないので朝日新聞と毎日新聞のリンクだけ貼っておく。左翼マスコミによりもはや「空気」は作られた。これを覆すには杉田水脈自身が記者会見をして真意を説明するしかない。

杉田水脈は逃げることもできよう。だが衆議院総選挙で比例上位優遇から小選挙区重複立候補者の「下位」に置かれて事実上引退を強いられるかもしれない。杉田水脈を疎ましく思う自民党議員の狙いはそれではあるまいか。

繰り返す。個人も国家も不当な侮りを甘受してはならない。自分の尊厳を守れるのは自分しかいないのだ。そして尊厳を守るべき時に守らないとそれは更なる悲劇を生む。

杉田水脈は私のブログを読んではいないだろうが、不当に貶められた自分の尊厳を守るためには闘うしかないのだ。政治家は時に言論と裁判で闘う必要があるのである。

記者会見を開いても左翼マスコミは決めつけて聞く耳を持たないかもしれない。「空気国家日本」で一度作られた「空気」を覆すことは並大抵のことではない。だがそれでも闘うしかないのだ。逃げれば更に不当な扱いを受ける。比例下位に置かれてその時になって幹事長に抗議しても取り合っては貰えない。

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