高熱が出たあとで、熱は下がったが、どうもスッキリしない、という場合には、
この< 半表半裏 >= 胆のうの辺りに熱気がこもった状態になります。
そこに熱気が詰まると、まず、微熱が続きます。
胆のうに熱が多いと、口が乾くし、口が苦く感じます。食べても味が悪い。
胆のうと胃は近いので、胃の痞えや、食欲が無くなる。
胃腸の動きが悪くなって、便秘になる。
また<半表半裏>に熱がこもると、眠りが浅くなったり、
イヤな夢ばかり見るようにもなります。
しかし、<半表半裏>=胆のうの熱ばかりではなく、咳払いが多いとか、
咽喉が乾く、動くとしんどい、胸に痛みがある、などの症状は、
肺炎のなごりで、肺にも熱気が残っているようです。
「小柴胡湯」と「麦門冬湯」を合わせた処方を、2週間分、飲んでいただいて、
咳払いや微熱も無くなり、食欲が出てきて、体力も戻ってきました。
https://ameblo.jp/kasugakanpou/entry-12733096408.html