1, 高熱驚風危険症
生石膏30g、麻黄・杏仁・甘草・丹皮・紫草・天竺黄各10g、芦根30g、蚤休15g、
竹瀝20ml、葶藶子10g、大棗10枚。
この小児の病例は急性肺炎合併によるので、麻杏甘石湯を以って主となす。
その中で石膏・牡丹皮・紫草の三薬を合わせて犀角の代わりに用いると、 高熱を退かせる奇効がある。
蚤休は清熱解毒であり熄風定驚の要薬で、ほとんどの毒蛇・毒虫の咬傷・疔瘡悪毒を 治すほど解毒力は最強で、血分に入った病毒を清除し護心醒脳もできまた独特の止痙 の効能があるので、方中の主薬である。
竹瀝・天竺黄・葶藶子は清熱瀉肺滌痰、芦根は清熱養陰。
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