Yさんは48歳の主婦です。3年前から月経が不順になり、現在は3カ月に一度くらいしか来なくなりました。その頃から体重が増え始め身長は153センチなのに体重は72キロに。ホットフラッシュに悩まされ、汗が噴き出てくるようになりました。顔が熱くて赤ら顔、いつも携帯扇風機を持ち歩いていました。流れる汗を拭うためのタオルも欠かせません。彼女は漢方薬による治療を希望しましたので、桂枝茯苓加丸薏苡仁を処方しました。
この薬は婦人科で頻用される桂枝茯苓丸の生薬含有量を増加し、更に美肌効果のある薏苡仁を追加してパワーアップしたものです。服用し始めて2週間もするとホットフラッシュはかなり楽になったそうで、同じ漢方を続けました。発汗も減少し喜んでいましたが、「時々緊張したりするとホットフラッシュが襲ってくる」と言います。そこでのぼせを取る漢方薬、黄連解毒湯を症状の出た時だけ頓服して頂くことにしました。
https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202208/0015635681.shtml
桂枝茯苓丸タイプというのはお分かりのように、やはり血の滞りがあるものだから、
本来、気が血を動かし気が水を動かさし血が水を動かしますが、
支配順番はそうなのですが、血があまりにも滞ると気も影響を受けてしまうのです。
気が働いても血が動いてくれないものですから
気が水を伴って上に上ってしまうのです。
https://blog.goo.ne.jp/mumei_juku/e/53cd4a1e27d340209560bd8b415555cd