「今」改めて初心に返って
以前に取材を受けた記事より
ヘアーサロン「イエローハウス」
クラフトワーク作家としての活動はどんなことをされていらっしゃるのですか
活動の範囲は高円寺界隈なのですが、八ヶ岳に山荘を持っていますので、そこで自然の材料を調達して制作活動もしています。つるアートと流木アートが一番得意なところなのでそれを活かし、さらに四季の草花たちも使ったクラフトワークで、新高円寺のヘアサロンのしつらえをさせてもらったりしています。お金をいただいて作品を作るなんて初めてでしたので、とても緊張して胃けいれんが起きるくらいでした。今は季節や行事にあわせたしつらえを考えて制作するのがとても楽しみになっています。
また、地域の老人クラブなどでワークショップを開催したり、パンの店sonkaの季節に合わせたディスプレイを制作しています。
どういったきっかけでクラフトワークを始めたのですか?
私は、12歳まで秋田県の花岡というところで育ちました。お店もないような田舎でしたので、父も母も「ものを全うする」生き方をしていました。父は、鍋に穴が開けば、はんだづけしてすぐに直す。母は、私のセーターの毛糸が細くなれば、ほどいて他の糸とあわせて何度も編み直して大切に使う。捨てるということを目の前で見たことはなかったですね。そういった子供の頃の経験が今の「ものを創る」ことの原点にあるのだと思います。
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