あめりかは 罪を翡翠の 蔵に置き 鷲のまなこで 世にぞ秀でよ
*世の中の暗いところを見ていると、気持ちが苦しくなりますね。少し高いところに行きましょう。
これは試練の天使の作です。政治家として、国を導こうとする情熱をもっている天使である彼の作品の中では、出色です。
アメリカよ。あなたは深い罪を持っている。それを翡翠の蔵のような美しいところに納めなさい。忘れてはならない。そしてそれを約束のしるしとして、高い空を飛ぶ鷲のような目を持って行動しなさい。そして人類の中の秀でたものとして、世界に見本を見せるのだ。
すべての罪を、世界のために美しく立派なことをしていくことによって、払っていくのだ。
美しいですね。とてもいい。
政治家というものは、時に汚いことをもせねばなりませんから、汚いものだと考えられがちだが、本当の政治家の心の中には、このように突き通るほど高く澄んだ青空があるのです。
どんなことをしてでも、国を、世界を救いたい。そのために、この存在の中にあるすべての知恵と力を使いたい。
こういう人が、政治家として高いところに進むことができれば、その国は立派にいいことになっていくでしょう。
だが、今の時代は、こういう人は、絶対につぶされる。少しでも自分の本当の力を見せれば、嫉妬した馬鹿が寄ってたかっていじめて、すべてをだめにしてしまう。
民主主義がきよいというものは馬鹿だ。嘘で言いくるめてごまかしていることがふんだんにあるというのに、それで平気で美しいと言えることが醜いのだということさえ、大勢の力で封じ込める。
この体制の愚を何とかするために、時代を切り開いていかねばならない。
北辰制ということばは、かのじょが生み出したものだが、その理想はとてもいい。現実は、かのじょの思い描いた理想とは少し違ったものになるだろうが、確実に、人類の未来をいいものにしていくでしょう。
いい。きついことをしてでも、何かをしてみたい。
妙見の 眼を腹に 温めて 真帆の処女は 産屋を探す 夢詩香
真帆(まほ)は、順風を受ける帆のことです。処女は「おとめ」と読みましょう。