なにしても 絶対おれは 悪くない 自分以外の だれかが悪い
*また大火節です。こういうのがすらすら出てくるのがすごいですね。誰にも言えない馬鹿の本音を、ずばりとつく面白さです。
馬鹿というのは、自分が悪くても、自分が悪いなどとは考えないものです。いつでもほかの誰かのせいにしている。自分が悪いなどと考えるのは、身の毛がよだつほど嫌なのです。
ですが、どんな人でも、かけらも自分が悪くないなどということは、ありません。どんな人にも過ちがある。過ちなく生きることができる人など存在しません。
自分イコール正義だという生き方をしていると、人に自分の都合を押し付けてしまって、そこに悪が生じることも多々あります。馬鹿はここらへんがわかっていない。というより、わかりたくないのでしょう。わかってしまえば、自分の非がゾロ出てくる。
馬鹿になるというのは、都合の悪いことはみんなつぶして、自分だけを正義として、平気になるということです。
自分の非を認めるということは、つらいことですが、これができないと、人間としての成長はありません。正義の神の下で、自分を正しく見つめ、悪いところは悪いと認めることができる。これができてこそ、霊魂として成長したと言えるのです。
こういう勉強から逃げ続けていけば、言わずともわかるでしょうが、北朝鮮のようなことになるのですよ。
誰にも相手にされず、皆に嫌われる。
永遠にそのままでいたくないなら、自分から変わっていくべきなのだが。
馬鹿は、自分だけが正義の国に閉じこもって、出てこようとはしないのです。
なにもかも これですむわけ ないんだよ いつもにげてる あんたが悪い
これは表題の歌についていた歌です。言いたいことは言えてますが、スランプのためか、少しキレが悪いとも感じますね。わたしがやってみましょう。
なにもかも おれが正義で 逃げるなよ 悪いと言えぬ おまえが悪い 夢詩香
どちらがいいでしょうか。
過ちを 過ちという 友ありて 素直に受ける 心が正義 大火
おお すぐに返歌が来ました。