信州上田の・・・六文銭の写真帳
春の松本平、桜で有名な松本市 並柳の弘法山を尋ねました。
JR南松本駅からすぐ、松本平西方の中山山地の先端、弘法山(650m)、小さな丘です。
弘法山古墳です。1974年に古墳と確認され同年、発掘調査で詳細が明らかに。3世紀末期のものと推定される前方後方古墳・・・古墳といえば前方後円が多いのですが、稀にしか見られない珍しい形です。長野県では姫塚古墳、山梨県で小平沢古墳で見られ、東海地方、濃尾平野で見られるそうです。長さ66m、前方幅22m、高さ2m、後方幅33m、高さ6m、丘の上なので周濠はありません。葺石はわずかに残るのみ。
半三角縁四獣文鏡、鉄剣、銅鏃、鉄斧、ガラス小玉、勾玉などが出土(松本市立考古博物館保管)、人骨、埴輪は認められず。3世紀末期のものと推定されました。国史跡指定、出土品は長野県県宝。
以来、調査は中断していて規模、構造の解明は不十分、付近には7世紀のものと思われる小墳丘が点在しているが未解明。
市は2019年度から文化庁の国庫補助事業として10年計画で再調査を行うとしています。
古代人の眠る墳丘の上で人々が春を楽しんでいます。以来、調査は中断していて規模、構造の解明は不十分、付近には7世紀のものと思われる小墳丘が点在しているが未解明。
市は2019年度から文化庁の国庫補助事業として10年計画で再調査を行うとしています。
楽しくていいのですが墳丘が崩れたりするので「史跡公園」として整備するそうです。
※撮影日は4月18日。
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