・・・彩風人の写真帳・・・
師走の12月19日、明治神宮外苑・・・親国立競技場・・・に行きました。
サッカー天皇杯観戦ですが・・・ここでは隈研吾設計の「杜と風のコンセプト」を見たくて。
1964年-東京オリンピックのレガシー(遺産)聖火台・・・静かに2019年竣工の新国立競技場を見守っています。
各階の植栽も黄葉に・・・低木、地被植物ですが植栽を配したのも周辺との調和を目指したコンセプトです。
「風の大庇」と呼ばれるテラス軒下庇の垂木(たるき)・・・法隆寺五重塔の垂木をイメージして・・・
「風のテラス」の風景・・・天井の配線、配管、照明がむき出し(コストダウン?)。
スタジアムの屋根・・・「木と鉄骨のハイブリッドのトラス構造」・・・
奇をてらった近未来的なデザインではない・・・ごくありふれたデザインだろうと思う。それでイイのだ。
大屋根の下から風が吹き抜ける。大屋根に降った雨は地下に溜められ天然芝、植栽の潅水に使われる。
全都道府県から集めたられたスギ材、カラマツ材が使われているという。木は100年以上持つソウダ。そして次の世代の木を使う。
自然との共生。
大屋根の下から風が吹き抜ける。大屋根に降った雨は地下に溜められ天然芝、植栽の潅水に使われる。
全都道府県から集めたられたスギ材、カラマツ材が使われているという。木は100年以上持つソウダ。そして次の世代の木を使う。
自然との共生。
収容人数68000席(仮設スタンドにより80000人まで可、ちなみに横浜日産スタジアム72327席、仮設スタンドにより75000人まで可)。
大屋根の下から「光と風」・・・大屋根にはめられたガラスから「木漏れ日」が・・・
総整備費1596億円(ちなみに当初のザハ氏案では3462億円)、維持管理費は年10数億円?
いっぱいお金を使ったが文化とかスポーツ振興のためにお金を使う・・・国が平和で健康にだからだ・・・青少年たちのスポーツの聖地になればと思う。
※撮影日は12月19日。
★明治神宮・・・内苑は江戸時代のはじめ肥後熊本藩加藤家の別邸があり、加藤家改易後の1640年から彦根藩井伊家の下屋敷、1874年明治政府御料地に。外苑は江戸時代丹波篠山藩青山家の下屋敷など、明治期に青山練兵場に。1912年明治天皇崩御後に渋沢栄一らにより明治神宮創建案が提出され1920年明治神宮上棟。内苑は武蔵野の人工林であったが、本多静六をはじめとする林学者、造園学者らによって全都道府県の樹木(主に広葉樹)を植え、手を加えることなく、やがて自然林に遷移。外苑は主にスポーツの場に使用される公園に整備され今日に至っている。天皇家の神社であるとか・・・そういうことは置いておいても内苑70㌶、外苑30㌶の都会の中の貴重な緑地都市公園は世界に誇れるものであろうし、国立競技場はその緑地に調和した建造物であろうと思う。★隈研吾(1954年~)・・・建築家、大学教授、ポストモダニズムの建築設計をコンセプトにしていたが1995年阪神大震災を契機に「コンクリートと鉄の建築」が自然の力に破壊されたことから、自然に調和した「木の建築」の時代に視点を変えるようになったという。
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