比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
写真、文章のリンク自由。

師走の東京・・・明治神宮の杜との調和を目指した・・・「杜のスタジアム」親国立競技場の風景

2021-12-24 | 道をゆく 東京散歩
・・・彩風人の写真帳・・・

師走の12月19日、明治神宮外苑・・・親国立競技場・・・に行きました。
サッカー天皇杯観戦ですが・・・ここでは隈研吾設計の「杜と風のコンセプト」を見たくて。



1964年-東京オリンピックのレガシー(遺産)聖火台・・・静かに2019年竣工の新国立競技場を見守っています。



各階の植栽も黄葉に・・・低木、地被植物ですが植栽を配したのも周辺との調和を目指したコンセプトです。

風の大庇」と呼ばれるテラス軒下庇の垂木(たるき)・・・法隆寺五重塔の垂木をイメージして・・・

風のテラス」の風景・・・天井の配線、配管、照明がむき出し(コストダウン?)。

スタジアムの屋根・・・「木と鉄骨のハイブリッドのトラス構造」・・・

奇をてらった近未来的なデザインではない・・・ごくありふれたデザインだろうと思う。それでイイのだ。
大屋根の下から風が吹き抜ける。大屋根に降った雨は地下に溜められ天然芝、植栽の潅水に使われる。
全都道府県から集めたられたスギ材、カラマツ材が使われているという。木は100年以上持つソウダ。そして次の世代の木を使う。
自然との共生。

収容人数68000席(仮設スタンドにより80000人まで可、ちなみに横浜日産スタジアム72327席、仮設スタンドにより75000人まで可)。
大屋根の下から「光と風」・・・大屋根にはめられたガラスから「木漏れ日」が・・・

総整備費1596億円(ちなみに当初のザハ氏案では3462億円)、維持管理費は年10数億円?
いっぱいお金を使ったが文化とかスポーツ振興のためにお金を使う・・・国が平和で健康にだからだ・・・青少年たちのスポーツの聖地になればと思う。
※撮影日は12月19日。
明治神宮・・・内苑は江戸時代のはじめ肥後熊本藩加藤家の別邸があり、加藤家改易後の1640年から彦根藩井伊家の下屋敷、1874年明治政府御料地に。外苑は江戸時代丹波篠山藩青山家の下屋敷など、明治期に青山練兵場に。1912年明治天皇崩御後に渋沢栄一らにより明治神宮創建案が提出され1920年明治神宮上棟。内苑は武蔵野の人工林であったが、本多静六をはじめとする林学者、造園学者らによって全都道府県の樹木(主に広葉樹)を植え、手を加えることなく、やがて自然林に遷移。外苑は主にスポーツの場に使用される公園に整備され今日に至っている。天皇家の神社であるとか・・・そういうことは置いておいても内苑70㌶、外苑30㌶の都会の中の貴重な緑地都市公園は世界に誇れるものであろうし、国立競技場はその緑地に調和した建造物であろうと思う。
隈研吾(1954年~)・・・建築家、大学教授、ポストモダニズムの建築設計をコンセプトにしていたが1995年阪神大震災を契機に「コンクリートと鉄の建築」が自然の力に破壊されたことから、自然に調和した「木の建築」の時代に視点を変えるようになったという。

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初詣で・・・葛飾柴又・・・渥美清の愛した「高木屋」・・・の「草団子」

2020-01-10 | 道をゆく 東京散歩
そのむかし武州葛飾領柴又、いまは東京都葛飾区柴又・・・山田洋次監督、渥美清主演の映画「男はつらいよ」シリーズでおなじみの葛飾柴又にうちのオバサンが仲間たち(女子会)と遊山に行ってきました。
葛飾柴又の帝釈天の門前です・・・映画「男はつらいよ」でお馴染みの「フーテンの寅さん」の口上(自己紹介)が聞こえてきそうです。

わたくし、生まれも育ちも東京葛飾柴又です。
帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。
・・・・・・
故あって、わたくし、親分子分持ちません。


車寅次郎・・・葛飾柴又でダンゴ屋を営む車竜造の甥、職業テキヤ(露天商)、住所不詳、音信不通。時々フラッと柴又に帰ってくる。大騒ぎしたり余計な世話を焼いたり大判振る舞いで借金を残したり・・・みんなに迷惑をかけて、フラット旅に出てゆく。破滅型でドウシヨウもない男ですが純で憎めない。周りの人たちは振り回され辟易しながらも寅さんを温かく包み込んでいます。

映画「男はつらいよ」の主人公「フーテンの寅」こと車寅次郎を演じた渥美清が撮影の合間に食事し休憩した「高木屋老舗」・・・です。


高木屋老舗…明治元年(1868年)創業の帝釈天参道のお休み処、映画「男はつらいよ」の撮影の際に衣装替えや休憩のための部屋を貸していたことから撮影スタッフと縁が深くなった。渥美清は休憩の時などにお客さんの呼び込みをしたという。いまでも渥美清の座っていた定席が「渥美様予約席」としてあるそうだ。

お土産の「草だんご」です。
☆草だんごは糯米ですから次の日は固くなります。レンジでチンすると柔らかくなります。
※撮影日は1月9日。
この項、オワリ。

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初詣で・・・葛飾柴又・・・帝釈天参道をゆく

2020-01-09 | 道をゆく 東京散歩
そのむかし武州葛飾領柴又、いまは東京都葛飾区柴又・・・山田洋次監督、渥美清主演の映画「男はつらいよ」シリーズでおなじみの葛飾柴又にうちのオバサンが仲間たちと遊山に行ってきました。

京成電鉄金町線「柴又駅」です。京成本線高砂駅乗換1駅、JR常磐線金町駅乗換1駅。
駅名が「」になっている? 1899年開業、1日の乗客数9742人(2018年)。

柴又駅前・・・映画「男はつらいよ」の主人公、生まれも育ちも葛飾柴又の「フーテンの寅さん」こと車寅次郎のブロンズ像・・・

寅さん」の妹、タコ社長経営の中小企業の印刷工場の主任技師の博さんの妻、「さくら」のブロンズ像・・・

柴又駅から柴又帝釈天へ続く参道・・・

柴又帝釈天(正式名日蓮宗経栄山題経寺)の二天門・・・です。
帝釈天・・・インド、ヒンドゥー教の神、仏教に取り入れられ守護神に。

帝釈天の左脇を300mほど進むと江戸川右岸の堤防の上(サイクリングロード)。向こう岸は千葉県松戸市の矢切地区です。
矢切といえば・・・1906年発表された伊藤左千夫の小説「野菊の墓」、1976年発表の歌謡曲「矢切の渡し」(石本美由紀作詞、船村徹作曲、ちあきなおみ歌)、地域商標野菜「矢切ねぎ」が有名。
※撮影日は1月9日。
この項続く・・・

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伊豆大島への旅⑦終章・・・伊豆大島の・・・波浮港(はぶみなと)の風景

2018-11-24 | 道をゆく 東京散歩
信州上田の・・・六文銭の写真帳

伊豆大島へツアー旅行・・・静岡県熱海市から海を渡り東京都大島支庁大島町へ・・・波浮港の風景です。



磯の鵜の鳥ゃ 日暮れにゃ帰る
波浮の港にゃ 夕焼け小焼け
明日の日和は ヤレホンニサ なぎるやら

     ※1923年野口雨情が作詞、中山晋平が作曲した余りにも有名な歌曲です


9世紀中ころ噴火が発生し火口湖が形成され1703年の小田原地震で海とつながり、天然の良港になりました。

波浮港から岡田港経の海岸道路・・・バウム・クーヘン?

地球の活動の見本博物館のような風景です。1万数千前から火山噴火、休止、噴火、休止をくり返した堆積です。
火山粒(スコリア)、火山灰、腐植土などが幾重にも積み重ねってミルフィーユ模様になっています。
※撮影日は2017年3月6日、
海岸道路を整備したのでこういう地球の中身を見る風景が生まれたようです。
やがて何百年、何千年かけて地衣類、コケ類、シダ類が生え、草本植物が芽吹き、木本植物の灌木が繁り、樹林帯になっていくでしょう。


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伊豆大島への旅④・・・伊豆大島の夜

2018-11-22 | 道をゆく 東京散歩
信州上田の・・・六文銭の写真帳

伊豆大島へツアー旅行・・・静岡県熱海市から海を渡り東京都大島支庁大島町へ・・・ホテルでの風景です。



 さよならも言えず 泣いている わたしの踊子よ   ああ 船が出る・・・

 三日おくれの 便りをのせて 船は行く行く 波浮港・・・


※撮影日は2017年3月5日、


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伊豆大島への旅③・・・伊豆大島・・・三原山の風景

2018-11-21 | 道をゆく 東京散歩
信州上田の・・・六文銭の写真帳

伊豆大島へツアー旅行・・・静岡県熱海市から海を渡り東京都大島支庁大島町へ・・・三原山(764m)です。

三原山砂漠・・・火砕流に覆われた砂漠です。噴火ガスの影響で植生がほとんどありません。

黒く見えるのは溶岩流かな・・・スコリア(岩滓)かな?



椿の花です。
※撮影日は2017年3月5日、


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埼玉のオバサンたちの東京見物・・・やっぱり最後は浅草寺・・・これが一番落ち着く

2018-01-18 | 道をゆく 東京散歩
埼玉のオバサンたちのはとバスで行く東京見物・・・

最後は浅草の浅草寺・・・雷門から、仲見世、山門、本堂へ・・・このランダムな雑踏がイイ




※撮影日は1月11日。

※はとバスで行く東京見物はこれでオシマイ。

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埼玉のオバサンたちの東京見物・・・東京タワーを見上げる

2018-01-17 | 道をゆく 東京散歩
埼玉のオバサンたちの東京見物・・・

・・・東京タワーへ・・・
1957年9月着工・・・1958年12月竣工・・・今年で60年か
1960年安保闘争、国会議事堂周辺はデモの人並、若ものの熱気にあふれていた・・・1964年東京オリンピック・・・高度成長真っただ中・・・



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