※「美味しいブログ」だけ見たいかたは・・・クリック 9月16日、秋の旅の終わりは飛騨高山からひたすら帰ること・・・途中、乗鞍岳に寄道したが寒くて歩き回れる状態ではなく撤退。
国道158号線・・・安房トンネルを抜け、上高地からの道と合流、梓川渓谷に沿って沢渡、前川渡、奈川渡を通過、
稲核集落の道の駅「
風穴の里」でランチタイム。
今日の昼は「
幻の稲核菜のお蕎麦」。
前に見える大根のようなものが蕪、後ろに細かく刻んだ菜っ葉。
乳酸発酵した
お菜の漬物の独特の香りと酸味が好きだ。
イタダキマシタ
※
稲核菜・・・飛騨高山の赤蕪が野麦峠を越えて伝来し、その土地の土壌、気候に合わせて変化していったといわれる蕪菜(
この説は定かではない)。赤蕪でもない野沢菜(
葉蕪)でもない、稲核集落の人が育てた村の固有種。野沢菜のように塩漬けにして年間を通して低定温を保つ
風穴で貯蔵したもの。
※
風穴(
ふうけつ)・・・岩壁の中から風が噴き出て通り抜ける洞窟のこと。火山岩、石灰岩の地形にみられ、日本では富士山の裾野に多いが各地に点在する。
※
稲核集落(
いねこき)・・・旧稲核村。1874年安曇村に、2006年松本市大字安曇字稲核に。むかし北陸から飛騨を経由して信濃国に通じる野麦街道(
越中街道、越前街道、鰤街道)の道筋、宿もあり、交通の要衝として栄えた。1969年稲核ダム竣工、湖底に沈む家もあり、静かな村としての面影が残るのみ。「
稲核」の地名の由来がわからない。稲の脱穀のことかと思ったが、だとすれば[
稲扱き」であろうし、この狭いV字渓谷に稲など栽培できそうもない。
国道158号線を通って上高地、飛騨高山に訪れる方に、松本平から梓川のV字渓谷に入ってすぐの稲核集落の道の駅「
風穴の里」に寄ってかしっ。
★北陸、越中五箇山、飛騨白川郷の旅シリーズはこれでオシマイです。