比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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秋の一日・・・武蔵野の里山・・・国指定天然記念物の平林寺境内林を散策

2015-10-30 | 道をゆく 埼玉イイなっ
10月19日、ふるい友だち夫妻と秋の武蔵野散歩・・・新座市野火止の平林寺を尋ねました。
臨済宗妙心寺派「金鳳山平林禅寺」の総門の脇から入山。山門、中門をくぐり本堂を参詣して左側から散策路に。

モミジの林です。11月下旬には真っ赤に燃え上がります。

散策路はモミジのトンネル。
その奥はアカマツ、杉、ヒノキの針葉樹、シラカシなどの広葉照葉樹、クヌギ、コナラ、クリ、シデなどの広葉落葉樹の雑木林です。

小さく回って約1㎞25分、中くらいに回って1.5㎞40分、大きく回って2.3㎞約60分。

部分的に紅葉したモミジが見られます。



ベンチのほかは何もありません。作庭した庭ではなく花壇も剪定した樹木もありません。茶店も自動販売機もありません。
自然のままです。こういうところが好きです。できるだけユックリ歩きたい。


里山という言葉は森林生態学者、京都大学名誉教授、京都府立大学名誉教授の四手井綱英(1911~ 2009年)という人が広めたといわれます。むかしから人と共生した雑木林の荒廃の危機感から生まれた言葉です。
全国どこでもそうですがかつての雑木林は人が薪炭として10年から20年周期で伐採を繰り返し、堆肥の素材の落ち葉、牛馬の秣として下草を利用してきました。それが近年になって化石燃料の使用、化学肥料の普及。農機具の機械化などにより、雑木林が放置されるようになり荒廃が進んできました。ここ国指定天然記念物平林寺境内林も指定から40年余、樹木の高木化、林床が笹で覆われてきたようです。
文化庁、埼玉県教育委員会、新座市教育委員会、平林寺では平成25年に策定した「国指定天然記念物平林寺境内林保存管理計画」に基き里山の再生事業に取り組んでいるそうです。(パンフレットより)

11月下旬から12月初旬・・・モミジの季節です。
また、来ようっと




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