小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

インド版「巨人の星」に期待する:

2012年12月26日 | 社会戯評
インド版「巨人の星」に期待する:
私達の世代は、梶原一騎の「巨人の星」が、発表されたときには、もう学生の頃だったから、それ程、こういうスポーツ根性物語の漫画は、あまり、興味がなかったが、むしろ、アルバイトの家庭教師をしていた中学生の生徒達が、同時期の「柔道一直線」等を観ていたので、共通の話題づくりのために、時々、観ていたことを想い起こす。何でも、講談社が、インド版クリケットに場面を替えて、リメイクして、現地で、最近、放映が開始されたという。しかも、その場面、場面には、具体的な日本企業のスズキ自動車やANA等の企業ロゴが、その商品と共に登場して、「メード・イン・ジャパン」を、積極的に、露出させて、アニメ・コンテンツとともに、売り込むというプロジェクトだそうである。近い将来は、これを見て育ったインド人の青年達とも、「巨人の星」が、共通の話題として、英語で、話が出来るようになるかも知れない。Kポップや韓流ドラマでなく、これまでのジャパン・アニメ以上に、こうしたコンテンツ産業の文化輸出が盛んになることは、単なるモノの輸出だけでなくて、その文化、考え方などを国際的に理解してもらうという点では、画期的なことであろう。反日教育や歴史認識の問題に関しても、正々堂々と、自国の文化の紹介や、積極的な対外的な啓発というモノは、官製的なものと並行して、民間レベルでも、商業ベースでも、有機的に、総合的に、行うべきであろう。戦後、まだ、幼かった頃に、テレビで観た「うちのママは世界一」とか、「パパは何でも知っている」等のアメリカン・ホームコメディーを通して、アメリカ文化に触れたのと同様、今や、世界的にも、各国が競って、海外向けの文化宣伝工作が盛んで、既に、中国や韓国は、とりわけ、自国ロビイストや支援者や理解者の囲い込みが、始まっている。それらに対抗するためにも、確固たる戦略的な方向性が、しっかりと、商業的にも支援されなければ、またぞろ、ソフト産業やコンテンツ産業の衰退・失敗に、陥りかねないのではないだろうかとも思うが、、、、、、、、、。個性的な教育指導で名高い在日インド人インターナショナル・スクールの子供達は、このテレビ番組を視るのであろうか?感想を聞いてみたいところである。