小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

日本食の現地浸透にはすさまじいモノがある:

2013年12月15日 | 社会戯評
日本食の現地浸透にはすさまじいモノがある:
それにしても、鯖の塩焼きが大人気だったり、本場のタイのグリーン・カレーを差し置いて、日本のカレーも、大人気であるとは、、、、、、ますます、日本食(残念乍ら、和食ではない)が、現地で加熱してきている。しかも、広い世代が、或いは、階層が、更には、食に対して保守的であると云われている女性達にも、幅広く浸透・拡大しつつある。もうこうなると、本物と言わざるを得ないでしょう。それに伴って、サプライ・チェーンも発達してきて、それらを支えるインフラも当然、整ってくるものである。もはや、一部の金持ちや上流階級だけのグルメというものではない。本来あったタイ・スキの海鮮料理屋も、回転寿司ならぬベルトコンベヤーの上に、素材がグルグル廻ってきて、しかも、ロボット鮨や、点心、デザートもチョイスできて、食べ放題・飲み放題で、リーズナブルな値段である。もっとも、欠点は、「食い過ぎ」になることであろうか?ラーメンが、日本で独自の進化を遂げたように、きっと、海外進出した日本料理も、和食のユネスコ無形文化財登録とは異なり、きっと、現地化の一層の変容で、形を変えて想像もつかないような新しいモノに行きくことになるのであろうか?それは、カリフォルニア・ロールが、なんだかんだ言われつつも、鮨の国際化に貢献したように、そえは、やがて、現地で、現地化と言う新しい進化と変容を遂げて、「新しい食文化の誕生」を意味することになるであろう。それは、現地の人達にも、今度は、日本へ行って、本物の日本食を食べたいと思うであろうし、日本文化を、日本語を、日本人の考え方を知りたい、歴史を知りたいと思うようになるであろうことは、容易に想像されるし、現に、その傾向は、ビザの緩和に伴って、現在進行中である。もう、昔のような夜の蝶やダンサーといった出稼ぎとは異なる文化交流の芽が芽生え始めてくるのではないだろうか?そんな息吹を感じるほど、すさまじい勢いである。