小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

Wi-Fi フリーに思う:

2013年12月16日 | 社会戯評
Wi-Fi フリーに思う:
昔、海外出張と言えば、未だ、メールが普及する以前は、テレックスだったり、電報だったり、或いは、FAXだったり、そう言えば、ベトナムのホテルには、各部屋に、FAXの機械が、インストールされていたことがあったことを想い出す。メールが、普及した頃でもまだ、外線国際回線にダイアル・アップで、接続して、PCの設定をし直して、おまけに、LANカードが、熱くなってしまったり、或いは、ホテルからのPC発信設定変更に、手間取ったりと、散々であった。おまけに、長いことPCを作動していると、カードが熱くなってしまい、通信がうまくいかなかったり、相手が、話し中で、繋がらなかったりと、とにかく、大変な思いをしたことを思い出す。しかも、時差があったりすると、なかなか、接続されずに、イライラして、夜中まで、大事な報告書が届けられないことがあったものである。しかも、持参するラップ・トップは、重くて、まるで、筋肉トレーニングの鉄アレーをぶら下げて、持ち歩いているようなものであった。そんな時代もあったことを今の若い人達は、知らないであろう。何処に行くのにも、もう、そんな苦労は必要ない。ラップ・トップPCも、今や、スマホや、タブレット端末で、持ち運び自由で、しかも、Wi-Fi フリーである。携帯電話すら、きちんと設定さえしていれば、現地でも自動的に、ローミングされて、時差までも補正・修正してくれていて、これでは、もはや、腕時計も持って行く必要は無いし、又、折り畳み式の目覚まし時計も要らないし、更には、懐中電灯の役割までもしてくれるとは、、、、、、、、全く、便利な世の中になってしまったものである。おまけに、デジカメもビデオも、録音機すら要らず、、、、、、一体全体、今後どうなってしまうのであろうか?地下鉄も列車の中も、空港内のターミナルもいざ知らず、あらゆるところで、Wi-Fiフリーで、メールの確認も、メッセージも、受発信可能な状況であることに、改めて、驚いてしまう。昔は、電話ケーブルの延長コードとLANケーブルのプラグとが、兼用になった器具を持参したものであるが、今や、そんなものすらも必要ではなくなってしまった。充電用のコネクターだけのことである。それすらも、電池寿命が長くなり、夜寝テ要る間に充電すれば済むことになってしまった。随分と持って行く荷物も激減したものである。国際電話の通話までも、無料アプリを使い倒せば、ビデオ・チャットまで可能な世の中である。タクシーや車で移動中にでも、車中で、メールをチェックすれば、一通りの連絡は完了してしまうのには、全く、驚いてしまう。逆説的に言えば、海外から来る外国の観光客も、同じことなのであろう。ビジネスの世界も、観光の世界も、同じプラット・フォームの上に、乗っかっているわけであることを再認識せざるを得ない。通信インフラも、今や、日常の米や道路と同じことなのであろう。考えさせられてしまった。