小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

通院癌治療勤務を考える:

2015年03月19日 | 健康 医療
通院癌治療勤務を考える:
同年配の友人達の中で、癌のために命を落とす者達が段々多くなってきた。実際、話に聴くところでは、癌に罹患してからと云うもの、治療と勤務の狭間に立たされてしまうのが、どうやら、実態らしい。それは、大きな組織だから、出来るとか、或いは、小さな組織だから、出来ないというものでは、必ずしもなさそうである。社会全体が、そうした経済的な損失を考えずに、他の労働力で補えば宜しいという程度にしか、考えていないという事の表れなのかも知れない。手術や治療と云っても、遊休休暇を使用しなければならず、更には、通院での治療となると、どうしても、平日の何日間かは、病院で過ごさざるを得ないというのが実態であろう。それは、必ずしも、癌という病気だけではないだろうし、何でも多かれ少なかれ、病気の治療は、そうなのかも知れない。自分などは、まだ、恵まれていた方だろう。それにしても、ワークシェアーや複数担当などによる業務の推進などは、まだまだ、不十分であるのが、実情であろう。確かに、数日入院しても、病棟から、メールをチェックしたり、昔は、WiFiでもなかったから、一々、電話回線に接続しなければならず、歯がゆさは、今日の比ではなかった。社会と会社の経営者が、何らかの形で、この問題に対する対応をしてゆかないと、いつまでたっても、一労働者が、或いは、一経営者ですら、結局は、大切な命を落としかねないし、それは、大いなる経済的な損失にもなると謂うことが認識されないのかも知れない。保険でカバーするだけでは済まされないであろう。