小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ふきのとうの天ぷらを食す:

2015年03月24日 | 男の手料理・食
ふきのとうの天ぷらを食す:
嫌と云うほど、仕事では、海老天ぷらや野菜のかき揚げを海外で、生産したものであるが、女房殿の厳しい監修の下、自分でも天ぷらを作って食べるとなると、マニュアルは熟知しているものの、結構、面倒くさいものである。それでも、熱い内に、出来たての天ぷらを食するのは、実に、美味しいものである。そこで、一工夫と云っては何であるが、行きつけの温泉施設の産直売り場に、春ならではの「ふきのとう」が、並んでいたので、ついでに、「山うど」も併せて、購入して、これを天ぷらにして、旬のものを今年も食することにした。こうなると、ついでと云っては何であるが、すべての原材料を「野菜」で、統一して、新玉ねぎと人参・ゴボウのかき揚げ、レンコンの天ぷら、山うどの緑の葉の部分を、天ぷらにしてみた。実に、「ふきのとう」の苦みが、とても、大人の味で、何か、春そのものを味わっているようでおおいに宜しいではないか、まだ、残念乍ら、「タラの芽」や、「行者ニンニク」が、手に入らないけれども、「山うど」の微妙な臭みというか、香りも、天ぷらの衣に上手に、閉じ込められていて、自宅で、こんなにも美味しい、新鮮な旬のものが、食べられるとは、思いもしなかった。やはり、手間を惜しまずに、料理というものは、やるべきなのかも知れない。残りの材料は、きんぴらウドと、きんぴらゴボウにして、再び、無駄なく、食することにした。もう少し立てば、タラの芽の天ぷらも愉しみである。