昨日の笠井亮衆院議員(日本共産党)の衆院予算委での政府の「安全宣言」に根拠がないと追及した質問は圧巻でしたネ。九州電力・玄海原発がある岸本町長が「再稼働」を了承した、との報道があった後だけに、昨日の“やらせメール”も含め、今日の臨時町議会をふまえ記者会見をして「再稼働の撤回」を表明しました。(当然です!)
玄海原発と言えば、毒性の強いプルトリニゥムを含むMOX(酸化物混合)燃料を日本で初めて運転したのが原発3号機です。再稼働しようとしている2号機も既に運転開始から30年経過した老朽原発。ともに、危険なものですが、現在稼働中の1号機はさらに36年経過し、原子炉圧力容器のもろさを示す指数が“日本一危険”と指摘されていると聞きました。
特に、毒性の強いプルトリニゥムを含むMOX(酸化物混合)燃料は泊原発との関わりからも注視しなければなりません。それだけに、6月定例議会の一般質問の1番目に市長に対しプルサーマル反対を表明すべき、と質問した経過があります。
そもそも、経済産業省が主催した玄海原発の説明番組に、九州電力が関連会社の社員を動かし、“運転再開を支持する”という電子メールを組織的に投稿させたことは、まさに世論誘導です。私たちが知らないところでも、(原発推進勢力は)過去にもそうした世論誘導を使っていたのでは?と疑いたくなりますネ。
さすがに菅首相も海江田経済産業相も「けしからん」と言わざるを得ない物的証拠でした。今朝も早速電話があり、「やらせメールは重大な問題だけど、市役所での『業務中の私的メール』はなくなったの?」と問い合わせがありました。「改善策としてチェック機能の強化を議会に説明していたから、“ない”と思うけど?」とチョット不安になりました。
「安全・安心なまちづくり」を含め6月定例議会での一般質問は防災対策が中心でしたが、それらを含め市民に“議会報告会”を党議員団主催で行うことにしました。7月20日(水)午後6時30分から市民会館205号室で行います。ぜひ、多くのみなさんの参加をお待ちしています。