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決算委員会パート1

2012年10月01日 21時29分09秒 | インポート

 今日から2011年度一般会計決算審査特別委員会(~10/2)が始まりました。初日の終わり時間は午後7時半。帰宅のため自家用車に乗る前に上空を見ると“満月”ではありませんか?考えたら昨日が“中秋の名月”だったんですネ。私の大好きな“おはぎ”を食べ損ねました。

 みなさんは、“行旅(こうりょ)死亡人”って言う言葉を聞いたことがありますか?実は、明治32年3月28日に“行旅病人及び行旅死亡人取扱法”という法律が出来ました。(最終改正は昭和61年12月26日)

現代社会だけでなく昔から、飢え、寒さ、病気、自殺及び他殺と推定される原因で、本人の氏名や住所など判明できず、かつ遺体の引き取りが存在しない方がいるのです。

“無縁社会”という言葉が良く使われます。実際に苫小牧でも発生しています。そこで今日の委員会で、“行旅死亡人”に関わって質問を行いました。

昨年度だけでも、生活保護受給者が9人、生活保護受給者以外で9人と計18人が“無縁仏”として納骨されています。このうち“行旅死亡人”が7人含まれています。

私が問題にしたのは、市が“行旅死亡人等の取り扱いに係る業務委託契約”を長期間にわたって、毎年、ある特定の葬儀屋さんと随意契約を更新していた事実をつかみました。契約に関わる決済を5年分資料要求したところ、随意契約の理由として、「市内には同業者があるが、・・・警察との連携が必要であり、この種の業務の経験あるのが本業者(特定業者)であり、また苫小牧警察署の指名を受けている業者であること」と明記しています。私は、「『苫小牧警察署の指名を受けている』と言う事実は本当なのか?」と質問すると、何と答弁は「そのことは間違いです」と・・・。嘘の理由で長期間(何十年か不明)1社と随意契約していたのです。市内には13社の葬儀屋さんがありますが、すでに12社が対応出来ることを、市は事前に調査していたのです。今年度から改善することを約束しましたが、常勤監査委員は「十分な検討が必要である」と答弁。菊池副市長は「議員の質問を聞いて、問題のあることを知った。誠に申し訳ありません」と改善の約束と陳謝を述べました。

奥深いのは、こうした不適切な事務処理を議会で指摘した際に、同じ庁舎内で自分の部署では問題はないのか?と言う検証をしていないので、同じ事が繰り返されるのです。

2011年度の市長の市政方針には“千思万考”の熟語が使われましたが、このことをしっかり検証することも、議会としてのチェック機能です。