こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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軽々すぎる財政安全宣言の記述

2009年03月12日 20時10分58秒 | インポート

 昨日、予算委員会が終わりました。2月定例議会も残すところ、あと2日間です。最終日はH20年度最後の追加補正予算(雇用対策、定額給付金など29億円)の審議が残っています。

 昨日の総括質疑で私は、①苫東地域での市有地(防風保安林)での畑(ブロッコリーなど)展開の疑惑②事務処理不手際の契約内容③予算編成のあり方④「財政安全宣言」を記述した市長の施政方針について-4点とりあげました。Img_6472_2  残念ですが、このブログで全ては紹介できませんので、別の機会を見ながら紹介します。今日は、「財政安全宣言」について私の考え方を書き込みます。

 市長は、施政方針で「1年でも早く青信号に近い黄色信号に改善し、財政安全宣言を市民の皆さんに発信できるよう、全力を尽くしてまいります」と述べました。施政方針は1年間を見据えての方針であり、その具体策が予算化されています。ところが、「財政安全宣言」を発信する指標は何も示していません。私は、「国や道から補助金を貰っている一自治体の首長が『軽々』に『財政安全宣言』を語るべきではない」と指摘しました。「安全宣言」は災害など客観的に科学的根拠が把握出来るようなものは可能です。残念ながら、地方自治体の財政は、国の地方財政政策(:三位一体改革、国の補正対策など)、経済情勢、企業・人口の動向、行政需要の変化などに常に影響されています。4年前に新潟県の泉田知事が「今後、県は財政再建団体に転落しない」=「財政安全宣言」した例がありますが、県議会でさまざま論議になり、その後の状況変化によって、「安全宣言」が有名無実化しています。全国的には「財政非常事態宣言」・「財政危機宣言」を訴える自治体の方が圧倒的に多いのが現実であり、市も「財政健全化計画」を「まちかどミーティング」で説明しています。今回の「財政安全宣言」の記述には、与野党問わず、さらに職員(幹部)のなかにも異論・疑問が出ています。質問のなかで明らかになったのは、「いつの時点て宣言できるレベルをどこにおくかという判断材料(指標)は持ち得ていない。これは私の思いである」と述べていました。

施政方針に記述するのなら、責任の持てる判断材料を持って、市民に発信することが市政の舵取りを担う「市長の重み」と考えるのは私の誤った(偏った)考え方でしょうか。


動議で答弁修正

2009年03月10日 22時44分05秒 | インポート

 予算委員会も後残すところ1日となりました。今日は、午後7時45分に歳出・歳入まで終え、明日は「総括質疑」となり、企業会計予算審議と足並みを揃うことが出来ました。一般会計予算は市民生活に直結する予算項目が多いので、各議員も一生懸命勉強して質疑しているので、質問者も多く時間調整が難しいのです。

Img_6472  今日は、教育費で18年間の議員生活のなかで委員会のなかで2回目の「動議」をかけました。「動議」は通常本会議上では何度も経験がありますが、「委員会」では珍しいケースです。何故、動議をかけたか。その理由は昨日の私の質問でH18年2月に策定した「苫小牧市小中学校施設整備計画」(H1822)というものがあり、5ヶ年間で積立総額は約18億3820万円を積算し、財政当局と市教委が財政的裏付けもつけて計画を発表しました。そのなかには、老朽校舎の改築(北光小、和光中、)、清水小・開成中暖房設備改修などが予定されていました。ところが、中国四川省で起きた地震での校舎崩壊し、多くの犠牲者が出ました。国は避難箇所に指定している学校の耐震化が喫緊の課題となったため、事実上「苫小牧市小中学校施設整備計画」は実行されていません。私は、現状にあった「整備計画」の見直しを提案しましたが、学校教育部長は「『学校施設整備計画』は生きている」と言い切りました。ところが今日の質疑で「財政上、耐震診断、耐震化に予算が必要となり計画は難しい。今後も内部検討したい」と他の議員に答弁したのです。わずか1日で「答弁」が変わってしまいました。私は「『苫小牧市小中学校施設整備計画』は生きている」との答弁はどうなったのか。と動議をかけたのですが、答弁不能となり40分間の答弁調整が必要となり、結局「来年度(H22)の予算に『苫小牧市小中学校施設整備計画』の改訂版を議会に提案する」ことを約束させ、事態は収拾しました。国会では、麻生首相の「ブレ」答弁(=日替わり答弁)が話題になっていますが、市の理事者も「その場しのぎ」の答弁が目立ちます。議員は時間をかけて質問準備しているだけに、予算を提案している理事者も予算の根拠を含め確信をもった答弁が必要です。市長は「信頼回復」に「手応えを感じる」と発言しますが、「信頼回復」より「信用失墜」が強くなっているような気がします。もっと、横断的な理論武装を持たなければ、「数字」だけの一人歩きになると思います。市長は「財政安全宣言」を発信したい、と言っていますが、それば時期尚早の発言と思うのは私だけでしょうか。明日の「総括質疑」でもそのことを質していきたい、と考えています。


損得ずく!

2009年03月08日 09時53分54秒 | インポート

 昨日、1日中パソコンに向かって予算委員会の勉強に集中していましたが、「ポカポカ」陽気だったので、「この時!」とばかりに、「息抜き」を兼ねて山積している自宅前の雪を取り除いてしたら、近所の方が「議会で忙しいんでしょう。手伝いますョ!」と協力してくれました。ところが、今朝目覚めカーテンを開けると外は一面の雪。早速、着替えて除雪しましたが、昨日の崩した雪が凍り付いて除雪しにくい状態で苦労しました。普段以上に時間がかかった除雪でした。昨日、図書館から予約してImg_04521 いた新書「チェ・ゲバラ プレイバック」(現代企画室:太田昌国著)を借りて読み始めました。すっかり、「チェ・ゲバラ」にハマってしまいました。議会中は勉強に集中しなければなりませんが、TVは時間の無駄になるようで、好きな本を読む方が癒されます。時間さえ許されるのなら「ゆっくり温泉につかりたい」という心境です。

 友人からのメールに見知らぬ訪問客がインターホン越しに「電気料金のプランを持って伺いました」と情報が入りました。専門家に聞いたところ「老朽化してブレーカーを取り替えなければなりません」とか「漏電の危険性があります」などと最もらしい説明をして「その手続は当社が代行しますので・・・」と言って「その場で12万円の手数料をとる」という「オレオレ詐欺」的な事が広がっているようです。過日の委員会で「多重債務」の相談窓口が新年度の出来るだけ早い時期(夏前)に開設されることになりました。私も議員生活18年間のなかで、最も多い相談が「多重債務」です。最初は少額から始まり、返済するために別の会社から借りる・・・という「自転車操業」で返済しても元金は減らず利息だけを払い続ける。「僅かばかり」と思ったお金に10数年間も払い続けている。「取り立てが怖い」という心理が「借金地獄」にはまってしまう。弁護士を紹介すると、「過払い」があって「返還金」を得てビックリ!「もっと早く相談していれば・・・」と後悔する人もいますが、相談する勇気も必要です。「借りた」という加害者意識があり、利息制限法以上の利子でも借りる。だから「多重債務者」は「クレ・サラ(クレジット・サラ金)被害者」なのです。また、「定額給付金」を狙った新たな「詐欺」行為が予測されますが、「旨い話には乗らない」ことがクレバー(賢い)な生き方です。「詐欺」と言えば「税金のムダ使い」で企業献金を受け取る政治家(政治資金規正法)も同様です。「企業・団体献金を禁止する」法を直ちに作るべきです。


政治の桜前線は!

2009年03月07日 10時38分31秒 | インポート

Img_6365  予算委員会の勉強でブログ更新が出来ず、「身体の調子が悪いのですか?」など心配の声がメールに届きました。私は、相変わらず「早朝ウォーク」と夜の「筋トレ」を続け、体重のリバンドはありません。昨日の暴風雨は大変でしたネ。春の足跡が近づいている証でしょう。今朝の天気予報を見たら、「桜」の開花予想日が出ていました。過去のデータなどを参考にしているのか、北海道は3/1から気温(+)の累計が300度になったら「開花」するとの報道でした。これから2桁の気温上昇が期待出来るだけに、季節の春到来を望んでいます。もう、「雪」はいりません。

 この間、政治資金規正法がらみの報道が出ていますが、私は以前にも「政党助成金」について書き込みしましたが、企業献金・団体献金を廃止する代替え策として、国民の税金が政党に配分(日本共産党は拒否していますが)されています。でも、公共事業依存体質の大手ゼネコン・中堅ゼネコンなどの大企業は相も変わらず「政治家」「政党」に政治献金を行っています。労働者の賃下げ・リストラを行いながら、「政治献金」だけはしっかり行う。それだけ、企業の体力があることを証明しているようなもの。そして、「儲けのならない政治献金は絶対にあり得ない」、当然見返りを期待しています。戦後の政治体制が自民党政権でしたが「こうした悪しき体質は自民党だけでなく、民主党にもある」ことが、今回の事件で証明されました。ある保守系議員から「やっばり、今度の選挙では『共産党』に頑張って議席を増やさなければ、日本の政治はダメになる」、「今の国会議員は政治家ではなく、政治屋が多いから・・・そして政治を判らない世襲属議員がダメにしている」と(冗談抜きに)話していました。誰もが判っていること、でも「赤信号みんなで渡れば怖くない」では「政治の春」は待っても来ません。私たち国民の手で「政治の春」をつくりましょう。

 予算委員会もあと3日間(9日~11日)です。審議は平穏に進んでいますが、何も無ければ良いのですが、私は「何かが起こる」と予感しています。そのために、今日、明日と勉強に頑張ります。(添付写真:予算委員会で質問している私)


卒業式に参加して

2009年03月01日 17時39分41秒 | インポート

 長男の卒業式に行って来ました。卒業授与式後、学科ごとに保Img_04501 護者も集まっての最後のホームルーム。配布された最後の「学級通信」には、B4のざら紙に裏面まで3年間の先生の思いが綴られていました。さらに、手の込んだピンク用紙を桜花に切りとり、1枚1枚に赤字で「祝」と書き込み「40人全員卒業おめでとう!」と太文字ゴジック帯の見出しが書かれていました。最初は「何故、40人を強調しているのか?」と思いましたが、入学から3年間全員卒業できたのは、長男の学科だけということが配布された進路状況を見て判りました。教科担任の先生のあいさつのなかで「みんな3年間で褒められたことがあるか?・・・今日は褒めるヨ!みんな頑張ったから・・・“おめでとう”という言葉が出る!」との激励の言葉に胸が熱くなりました。

「100年に1度」の世界不況のなかで就職内定率100%、進学合格率100%の進路状況表を見て驚きました。

校長先生の式辞に「あきらめが敵」とのあいさつがありました。たくさんの子ども達を送り出している(卒業)立場からの教訓なのでしょう。何事にも挑む姿勢、前向きさの必要性が聞いている子ども達に「真意」が伝わったかどうかは判りませんが、大切な「送る言葉」と思います。

帰宅後、長男の卒業証書には第21890号と明記していました。

昨年12月中旬から今日まで、通学日数が限られていたので、経費削減も含め登校時に限定して「アッシー」役を行ってきましたが、今日で私の役(アッシー)も「卒業」しました。あと、30日で長男は社会人として一歩を踏み出します。

 「俺よりも早く死ぬやヨ!」、「おめでとうはこれからの人生で何度も経験する。困難にまけるナ!」、「自分に自信を持て!」(学科担当の先生)、「それぞれのカラーにあった生き方を!」(熊谷克巳PTA会長)など激励を受けました。私は、「3年間、よく頑張ったネ!おめでとう。これからは自分の事は自分で・・・」と、言ったものの父親の姿を見ないで育った私だけに「息子離れ」が出来るかどうか?心配です。

 でも、今日巣立った子ども達が「ものづくり」産業の第一線で頑張らなければ日本の経済は成り立ちません。それだけに「雇用問題」は喫緊の政治課題だと思います。