日々を綴る私のブログ

今日心に響いたことと好きな絵を、
気まぐれに描きながら続ける日記。

捨てられるの?

2005-08-01 | 我が家で暮らした犬達
幸ちゃんの散歩係は、私と娘でしてました。
ある日。Tさんが「よし・・今日は私が連れて行こう!」と珍しく張り切って言いました。
お散歩紐を首輪に付けて、さあ~出発です・・ところがです。
4~5メーター走ったところで、幸ちゃん・・ストップ・・しました。
「どうした?・・さあ・・行こう!」とTさん幸ちゃんに声をかけてます。
でも幸ちゃん、前足を突っ張って動きません。Tさんがどんなに誘っても
頑固として動きません。
それを見ていて、Tさんには気の毒でしたが、娘と二人で笑ってしまいました。
幸ちゃんきっと、こう思っていたはずです・・
「なぜ?・・Tさんこの人が私を連れ出すの?・・なぜお母さんかお姉ちゃんじゃないの?・・もしかして私捨てられるの?・・イャー・イヤヨー」と、
Tさん仕方なく散歩は止めました。それ以来Tさんが幸ちゃんの散歩はしなかったと思います。
習慣んて凄いです!幸ちゃんの頭の中に散歩の係りが確りとインプットされていて、他の人とは行かないと決めていたのでしょう。
これなら、誘拐される心配はありません!幸ちゃん賢いなと思いました。
私、犬にとって一番嬉しいことは、散歩だと思います。
そして、その次が食べることだと思いました。
だから、16年間、雨の日も・台風の日も・雪の日も・お正月元日も・休み無く、幸ちゃんの散歩には付き合いました。
大変な日もあったけれど、今振り返ると、それは私の運動にも成り、幸ちゃんから元気の元を貰っていたと思います。
人生うまく出来ていて、幸ちゃんが年を取り、散歩のコースも短くなり、走る勢いも弱ってきたら、私も同じ様に年を取り、
幸ちゃんのペースが丁度良くなっていました。幸ちゃんに感謝です。