博多座が開場して十周年ということで、玄関前には今までの公演チラシが張り出されていました。
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私の歌舞伎デビューは2001年の6月の博多座でした。
まだ昼夜で演目が変わるということも知らなかったので、昼の部だけ観て満足したんですが、この月の夜の部で染様が「女殺油地獄」の与兵衛をやったのを見逃したんですよねー。不覚。
この3ヵ月後、歌舞伎座で再演された「女殺~」をわざわざ観に行くというオチが付きましたが・・・。
10年分のチラシを見ながら、あれも観たなぁこれも観たなぁと楽しみました。
さて、夜の部は通し狂言と舞踊です。
通し狂言 木下蔭真砂白波 中村橋之助宙乗り相勤め申し候
去年の劇団☆新感線の「五右衛門ロック」、映画「GOEMON」に引き続き、石川五右衛門がやけにクローズアップされてますが、この演目も五右衛門が大活躍でしたよ。
この演目は2001年に南座で初演された復活狂言で、初演の時は染様も真柴久吉役でご活躍されたんですよね。
今回は石川五右衛門に中村橋之助丈、真柴久吉役に片岡愛之助丈、仁木太郎照秋役に中村勘太郎丈、女盗賊お峰役に中村扇雀丈と、豪華な配役でした。
石川五右衛門の生涯を描いた、一大スペクタクルでもうたっぷり見どころ満載でしたよー。
何よりも宙乗り!橋之助さんの宙乗りばかりでなく、勘太郎君も体操選手も真っ青といった宙乗りを披露してくれました。
これはもう観て頂かなくては説明のしようがないのですが、とにかくすごい技の連発!
一緒に観ていたなるちゃんも大興奮でしたよ。
橋之助さんの宙乗りは、博多座の素晴らしい機構を生かしてたっぷりと、葛篭抜けの見せ所。
上下に動きながら客席の上を悠々と飛んでいく五右衛門にお客さんも本当に大きな拍手を送っていました。
大向こうでも「待ってました!」「たっぷりと!」と声がかかって、もうね歌舞伎ってこれだよね!って感がドワンと迫ってきましたよ。
いやー、至福至福。これぞ歌舞伎の醍醐味ですよ。泣きそうに素晴らしかったです。いや、泣けたよ、マジで!
最後は五右衛門にこれから起こる悲劇を予感させながらの幕。
復活狂言らしく新しいニュアンスも込めつつ、時代物の大きな芝居で大変満足いたしました。
藤娘
昼の部で余りにも可愛らしく美しい七之助君の雪姫を観たので、この藤娘にも期待大!
暗転から一気に明かりが付いて、背景に大きな松に絡まる藤の花がパアッと見えて、客席が「おおー」とどよめきました。
そこに藤の花から生まれ出たような藤の精の七之助君。帯も着物も簪も全て藤のデザインで、藤の精をアピール。
2度程衣装を替えて、それも全てが藤の花がテーマ。
背景の藤の花に可愛らしく踊る藤の精が映えて、それはそれは美しい風情。大満足の内に夜の部も終了いたしました。
さて、こちらは歌舞伎絵師、穂束とよ國さんが描いた登場人物一枚絵です。
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私、この方の絵が大好きなんですよね。博多座ではいつもこの方が歌舞伎絵を描いて下さるのでとっても嬉しいです。
本当は一つ一つの演目ごとに絵を描いて下さるともっと嬉しいのですが・・・。
このように一枚に全部の演目の人物を描くのもとっても珍しいそうですよ。
と、言う訳で六月博多座歌舞伎を1日中楽しみました。
歌舞伎初体験のなるちゃんも大変楽しんだみたいで、連れて行った私も一安心。
また一緒に歌舞伎を観に行こうね。
次は10月の海老さんかなぁ?
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私の歌舞伎デビューは2001年の6月の博多座でした。
まだ昼夜で演目が変わるということも知らなかったので、昼の部だけ観て満足したんですが、この月の夜の部で染様が「女殺油地獄」の与兵衛をやったのを見逃したんですよねー。不覚。
この3ヵ月後、歌舞伎座で再演された「女殺~」をわざわざ観に行くというオチが付きましたが・・・。
10年分のチラシを見ながら、あれも観たなぁこれも観たなぁと楽しみました。
さて、夜の部は通し狂言と舞踊です。
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去年の劇団☆新感線の「五右衛門ロック」、映画「GOEMON」に引き続き、石川五右衛門がやけにクローズアップされてますが、この演目も五右衛門が大活躍でしたよ。
この演目は2001年に南座で初演された復活狂言で、初演の時は染様も真柴久吉役でご活躍されたんですよね。
今回は石川五右衛門に中村橋之助丈、真柴久吉役に片岡愛之助丈、仁木太郎照秋役に中村勘太郎丈、女盗賊お峰役に中村扇雀丈と、豪華な配役でした。
石川五右衛門の生涯を描いた、一大スペクタクルでもうたっぷり見どころ満載でしたよー。
何よりも宙乗り!橋之助さんの宙乗りばかりでなく、勘太郎君も体操選手も真っ青といった宙乗りを披露してくれました。
これはもう観て頂かなくては説明のしようがないのですが、とにかくすごい技の連発!
一緒に観ていたなるちゃんも大興奮でしたよ。
橋之助さんの宙乗りは、博多座の素晴らしい機構を生かしてたっぷりと、葛篭抜けの見せ所。
上下に動きながら客席の上を悠々と飛んでいく五右衛門にお客さんも本当に大きな拍手を送っていました。
大向こうでも「待ってました!」「たっぷりと!」と声がかかって、もうね歌舞伎ってこれだよね!って感がドワンと迫ってきましたよ。
いやー、至福至福。これぞ歌舞伎の醍醐味ですよ。泣きそうに素晴らしかったです。いや、泣けたよ、マジで!
最後は五右衛門にこれから起こる悲劇を予感させながらの幕。
復活狂言らしく新しいニュアンスも込めつつ、時代物の大きな芝居で大変満足いたしました。
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昼の部で余りにも可愛らしく美しい七之助君の雪姫を観たので、この藤娘にも期待大!
暗転から一気に明かりが付いて、背景に大きな松に絡まる藤の花がパアッと見えて、客席が「おおー」とどよめきました。
そこに藤の花から生まれ出たような藤の精の七之助君。帯も着物も簪も全て藤のデザインで、藤の精をアピール。
2度程衣装を替えて、それも全てが藤の花がテーマ。
背景の藤の花に可愛らしく踊る藤の精が映えて、それはそれは美しい風情。大満足の内に夜の部も終了いたしました。
さて、こちらは歌舞伎絵師、穂束とよ國さんが描いた登場人物一枚絵です。
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私、この方の絵が大好きなんですよね。博多座ではいつもこの方が歌舞伎絵を描いて下さるのでとっても嬉しいです。
本当は一つ一つの演目ごとに絵を描いて下さるともっと嬉しいのですが・・・。
このように一枚に全部の演目の人物を描くのもとっても珍しいそうですよ。
と、言う訳で六月博多座歌舞伎を1日中楽しみました。
歌舞伎初体験のなるちゃんも大変楽しんだみたいで、連れて行った私も一安心。
また一緒に歌舞伎を観に行こうね。
次は10月の海老さんかなぁ?