ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
お芝居、ライブ、お笑い大好きです。

神と野獣の日

2013年09月05日 | 読んだ
9月5日(木)

松本清張の「神と野獣の日」を読みました。

東京に誤射されたミサイルが飛んでくる。ミサイルが爆発すれば、東京はもちろん、関東一円が壊滅するという。残された時間はあと40分。
その状況を知らされた時、人間は果たしてどういう行動を取るのだろう。

40年前に書かれたとは思えないくらいのリアリティで迫ってくる小説でした。
ミサイルの発射を知らされた政治家たちの動き、ニュースで事件を知った時の民衆の動きや考え。
人間の浅ましさをこれでもかと描く中で、多少の希望が見えつつも、しかし・・・。

自分がこの立場に立たされたら、いったいどういう行動をするだろう?
パニック映画なんかを観てても「ああ、自分は割と早い段階で死ぬなー」って思う方だけど、やっぱり助かりたくて足掻いたりするんだろうな。
かなり面白くて、あっという間に読み終えました。
オススメの1冊です。
コメント
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