3月6日。
渋谷の駅を降り、人込みのスクランブル交差点を渡って目指すはPARCO劇場。
2日に幕を開けた「PARCO歌舞伎 決闘!高田馬場」をいよいよ観る事になってしまった!
ううう、
武者震い。
敢えて事前の知識を入れずに楽しむ事にしたのは、三谷への信頼の証。
なんてのは大げさだけどさ。
演劇界で一番面白い演出家と、歌舞伎界からはみ出す挑戦を続けている染様が
タッグを組んで面白くないはずないでしょ。
共演は去年2月の博多座公演「三国一夜譚」でも御一緒だった市川亀治郎丈。
野田版「研辰の討たれ」の時には目配せ兄弟でコンビを組んだ中村勘太郎君。
高麗屋の屋台骨、市川高麗蔵丈。
可憐な娘役がお得意の、澤村宗之助丈。
高麗屋の大ベテラン、松本錦吾丈。
年増役ならこの人、市村萬次郎丈と染様に馴染みの方々ばかり。
これは楽しいカンパニーに違いない。
チケットは染の字に入っていらっしゃるIさんにお願いしていたんだけど、
ファンクラブの人達でもチケットは争奪戦だったらしい。
そんな争奪戦の中、取って頂いたチケットはなんと!
1列目(≧▽≦)!!
予想以上にキャパの狭いPARCO劇場の1列目。
目の前に染様が!
流れる汗も、飛び散るおつゆも、足の爪さえ見える位置。
あ、ありがたい事です(T^T)
さて、お芝居の感想でも。
ネタバレもしてるかも。御注意。
まず驚いたのが鳴物さん達の位置。
いつもは下手の御簾の中の鳴物さん達が、舞台後方に作られた2階状の上げ舞台の上にいる。
鳴物さんだけじゃなく、長唄や竹本もそこの上に居たみたい、と言うのはパンフからの知識。
薄い黒幕の後に居るんだけど、幕が開くその時、後からの照明がばーっと当たって
鳴物の皆さんの姿が浮かび上がると、どうしようもなくワクワクしてきて腰も浮きがちになる。
喧嘩安兵衛との異名をとる中山安兵衛。
喧嘩と酒が大好きで、喧嘩の仲裁を買って出ては、酒代をもらうという自堕落な生活。
そんな中、安兵衛の叔父である菅野六郎左衛門が果し合いをする事に。
叔父の助っ人に高田馬場へ向かって走る安兵衛。
~高田馬場はまだ遠し♪
果たして安兵衛は叔父の果し合いに間に合うのか!
小さい舞台を走る走る走る。
とにかく冒頭から流れてる汗が凄いっ。
回り舞台を使う演出は、野田版研辰でも見て感心したんだけど、
歌舞伎座とはまた違う、小さな舞台をコレデモカと走り抜ける役者達。
いざ高田馬場へと走り出すともう止まらない。
歌舞伎には見られない「ブレヒト幕」を使った演出もビックリ&凄すぎ。
役者だけでなく、幕を引くスタッフとの息を合わせないと、
こんなにも素早い転換はムリだろう。
その中、早替えもやる染様・亀ちゃん・勘太郎君。
出ハケはもちろん、タイミングも重要だ。
いやはや、観ているだけの観客でさえ息つくヒマもありません。
その他、色々気になった事。
イリュージョンな早替え。これは見切っちゃったけど、発想が面白いね。
ニナバウワー、カーリングなんかのオリンピックネタあり。
川のシーンでツケ打ちのお兄さんも水中眼鏡とシュノーケル付けてるのもおかしかった。
たすきのかけ方は、一発でかけるやり方を錦吾丈が染様に伝授したとか。
パペット使いは亀ちゃんの方が上手かったかも。
パペットの顔が二人そっくりで、染様の人形の顔の下半分が真っ青なのも大爆笑。
そう言えば、江川卓さんが来てました。
花道(はないけど通路)をとおる時染様が「あ、こんちは」って挨拶してたのはご愛嬌。
まだまだたくさん感じた事はあったんだけど、
いまいちまとまらない感じで、心の中がぼんやりしてます。
それにしても本当にコレ、観れて良かったー(≧▽≦)
うちのダンナさんよ、よくぞこの時期に東京公演に行ってくれた!ってなもんですよ。
観れてなかったらどんなに後悔したか・・・。
収録のカメラが入るみたいなので、DVD出たら絶対買おう!
まだ幕は開いたばかり。
楽日までどうぞ皆様走り続けて下さいませね。
素晴らしい舞台をありがとうございました。
渋谷の駅を降り、人込みのスクランブル交差点を渡って目指すはPARCO劇場。
2日に幕を開けた「PARCO歌舞伎 決闘!高田馬場」をいよいよ観る事になってしまった!
ううう、
武者震い。
敢えて事前の知識を入れずに楽しむ事にしたのは、三谷への信頼の証。
なんてのは大げさだけどさ。
演劇界で一番面白い演出家と、歌舞伎界からはみ出す挑戦を続けている染様が
タッグを組んで面白くないはずないでしょ。
共演は去年2月の博多座公演「三国一夜譚」でも御一緒だった市川亀治郎丈。
野田版「研辰の討たれ」の時には目配せ兄弟でコンビを組んだ中村勘太郎君。
高麗屋の屋台骨、市川高麗蔵丈。
可憐な娘役がお得意の、澤村宗之助丈。
高麗屋の大ベテラン、松本錦吾丈。
年増役ならこの人、市村萬次郎丈と染様に馴染みの方々ばかり。
これは楽しいカンパニーに違いない。
チケットは染の字に入っていらっしゃるIさんにお願いしていたんだけど、
ファンクラブの人達でもチケットは争奪戦だったらしい。
そんな争奪戦の中、取って頂いたチケットはなんと!
1列目(≧▽≦)!!
予想以上にキャパの狭いPARCO劇場の1列目。
目の前に染様が!
流れる汗も、飛び散るおつゆも、足の爪さえ見える位置。
あ、ありがたい事です(T^T)
さて、お芝居の感想でも。
ネタバレもしてるかも。御注意。
まず驚いたのが鳴物さん達の位置。
いつもは下手の御簾の中の鳴物さん達が、舞台後方に作られた2階状の上げ舞台の上にいる。
鳴物さんだけじゃなく、長唄や竹本もそこの上に居たみたい、と言うのはパンフからの知識。
薄い黒幕の後に居るんだけど、幕が開くその時、後からの照明がばーっと当たって
鳴物の皆さんの姿が浮かび上がると、どうしようもなくワクワクしてきて腰も浮きがちになる。
喧嘩安兵衛との異名をとる中山安兵衛。
喧嘩と酒が大好きで、喧嘩の仲裁を買って出ては、酒代をもらうという自堕落な生活。
そんな中、安兵衛の叔父である菅野六郎左衛門が果し合いをする事に。
叔父の助っ人に高田馬場へ向かって走る安兵衛。
~高田馬場はまだ遠し♪
果たして安兵衛は叔父の果し合いに間に合うのか!
小さい舞台を走る走る走る。
とにかく冒頭から流れてる汗が凄いっ。
回り舞台を使う演出は、野田版研辰でも見て感心したんだけど、
歌舞伎座とはまた違う、小さな舞台をコレデモカと走り抜ける役者達。
いざ高田馬場へと走り出すともう止まらない。
歌舞伎には見られない「ブレヒト幕」を使った演出もビックリ&凄すぎ。
役者だけでなく、幕を引くスタッフとの息を合わせないと、
こんなにも素早い転換はムリだろう。
その中、早替えもやる染様・亀ちゃん・勘太郎君。
出ハケはもちろん、タイミングも重要だ。
いやはや、観ているだけの観客でさえ息つくヒマもありません。
その他、色々気になった事。
イリュージョンな早替え。これは見切っちゃったけど、発想が面白いね。
ニナバウワー、カーリングなんかのオリンピックネタあり。
川のシーンでツケ打ちのお兄さんも水中眼鏡とシュノーケル付けてるのもおかしかった。
たすきのかけ方は、一発でかけるやり方を錦吾丈が染様に伝授したとか。
パペット使いは亀ちゃんの方が上手かったかも。
パペットの顔が二人そっくりで、染様の人形の顔の下半分が真っ青なのも大爆笑。
そう言えば、江川卓さんが来てました。
花道(はないけど通路)をとおる時染様が「あ、こんちは」って挨拶してたのはご愛嬌。
まだまだたくさん感じた事はあったんだけど、
いまいちまとまらない感じで、心の中がぼんやりしてます。
それにしても本当にコレ、観れて良かったー(≧▽≦)
うちのダンナさんよ、よくぞこの時期に東京公演に行ってくれた!ってなもんですよ。
観れてなかったらどんなに後悔したか・・・。
収録のカメラが入るみたいなので、DVD出たら絶対買おう!
まだ幕は開いたばかり。
楽日までどうぞ皆様走り続けて下さいませね。
素晴らしい舞台をありがとうございました。