nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

これを読めば今日からコーヒーの味わいがより深くなるかも!

2018年05月08日 06時00分21秒 | サステイナブルコーヒー
おはようございます!

今朝のコーヒーは、

アメリカ土産のスタンプタウンのグァテマラです。





ホットジュースみたいです。
甘酸っぱくて美味しいです。





さてさて、

コーヒー屋さんのブログなのに

なにか精神論的なことばかりですみません(苦笑)

「コーヒー」について色々と

知ってもらい興味をもってもらえたら。。。と思います。

「コーヒー」って

日本では沢山色々な形で飲まれています。

もちろんレギュラーコーヒー、缶コーヒー、インスタントコーヒーなどなど・・・


ただ、

この生活に根付いた飲み物の原料は

ほぼ100%輸入されています。

ごく一部日本でも生産されていますが、

ほんのわずかです。

ですので、

私たちがその生産現場を見ることが出来ません。

まずはどのように「コーヒー」が

生産されているかを知ってもらいたいと思います。





コーヒーノキの苗です。




「コーヒーノキ」という植物は日陰植物です
直射日光に弱いので背の高い木の木漏れ日の中で育ちます。


こんなコーヒーの花が咲き


このように赤い実をつけます。

この赤い実の中に

コーヒーノキの種が入っています。




ブラジルなど一部機械化が進んでいるところもありますが
基本的には一粒一粒、人が収穫していきます。
すごいですよね!




収穫してすぐに果肉を剥きます。

剥いた後は、水に浸けたり、そのまま乾燥させたりして
種の周りについてる粘液質なものを取り除きます。
サクランボの種の周りについているヌメヌメしたところです。
これの取り方で大きく味わいが変わります。


ここでも手作業でごみや未熟豆などを取り除きます。
とても大変な作業ですね、僕には気の遠くなる作業でとっても出来ません。




コーヒー豆の乾燥する方法も機械で乾燥させたり、天日で乾燥させたり
ビニールハウスのようなところで乾燥させたりします。


パーチメントという厚皮のついている状態です。
これを脱殻して生豆の状態になってそれを袋詰めして
船に乗って日本にやってきます。

写真は数年前行ってきた
タイのコーヒー農園の写真を中心に掲載しています。




荒っぽい説明です。

また今後詳しくご案内していきますが

このように栽培されています。

「農作物」であることが分かって頂けたでしょうか?

この「農作物」である。

っということが、「コーヒー」を考える上でとっても重要です。

ですので、

わかりやすい例でいうと

今よくスーパーなどで売っている「トマト」です。

「お米」で例えることもよくするのですが

最近「トマト」とか「イチゴ」とか味わいの差が

とってもわかりやすいので今回は「トマト」で。


同じ「トマト」でも最近とても色々な品種や産地があり

それによって、形、大きさ、色合い、産地、味わい、値段など

とても多くの種類があります。

「コーヒー」も同じコーヒーでも

世界各地の栽培地域の自然環境、社会情勢、品種などで

様々な味わいになります。

そして、同じ場所でも

毎年毎年まったく同じ味わいになりません。



いつも飲まれている目の前にあるカップの中の液体も

遠い世界の国々から、沢山の人の、手から手を通じて

このカップの中に入ってるんだなぁ、と想いを馳せることが出来たら、

その味わいが何倍も深い味わいになると思います!


参考文献 コーヒー検定教本